首位バイエルンを勝ち点差4で追う3位マンシャフト。優勝争いのためには敗北は許されない。ここのところ霞んできている守備を立て直せば勝機はある。動きの芳しくないブツチャルはベンチスタートでカイ・ガイスラーを左サイドバックでスタメンに抜擢した。
序盤はバイエルンの猛攻を凌いでいくマンシャフト。26分にはCKでチャンスを得ると、クリズペラがヘッドに行こうとするが、相手DFのプレスが激しくてヒットせずにGKが楽々キャッチ。前半終了間際、ピサーロに抜け出されてゴールを決められ、大きな1点がバイエルンに入ってしまった。
後半、マンシャフトはトレコフを下げて、移籍リスト未所属出身の第3左サイドハーフだったブリンクマンを入れる。彼を入れるとチームのテクニックは下がるが、オフェンスが僅かに上がることが分かったからだ。
だが、その効果は無く、1点追加された後にダイスラーにも直接FKを決められて0-3と絶望的な展開に。4分後にフライスのゴールで1点を返すも、オフサイドトラップの失敗からピサーロにこの試合2点目のゴールを決められた。84分に光プレイから途中出場のタルナートがゴールを決めるが、反撃もここまで。
ドイツ1部リーグ第20節
バイエルン 4-2 マンシャフト
(得点) 45分 クラウディオ・ピサーロ(バイエルン)
58分 マカーイ(バイエルン)
63分 ダイスラー(バイエルン)
67分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)
78分 クラウディオ・ピサーロ(バイエルン)
84分 リュディガー・タルナート(マンシャフト)
(警告) 63分 モリツ・フォルツ(マンシャフト)
65分 マカーイ(バイエルン)
タルナートを引き留めれば良かったかなと思うくらいだった。バイエルンとの勝ち点差が8に広がっただけではなく4位に陥落。
【基本情報】 来場者数 101365人
悪い事は重なるもので、アレクサンダー・クリズペラにフライブルクが接触。1人だけで済んで良かった。そして、バイエルンのDFニルス・カウフマンと契約交渉することになる。
(契約交渉)
DF ニウス・カウフマン(21)選手と交渉。1年希望で妥当年棒5700万円だが、2年契約、年棒は6900万円を提示。大喜びで合意してくれた。能力はバイエルンにいる時より一回り下回っていたが、両サイドをこなせるのは魅力だ。
(契約更改)
DF アレクサンダー・クリズペラ(33)
1年・1億5000万→1年希望・妥当年棒1億6000万円→2年・1億8000万円を提示。やはり1年に拘ってくる。結局、1年・1億8000万円で合意。