自分の居場所。～「海月姫」～

やっと見れたやっと見れた。(；´∀｀)


この蔵之介が女装するとこんなキレイになるわけなんですが
　
もともと細いのにさらに１０ｋｇも減量したらしいですね～。
ま～フツー女装男子がバレないわけねーだろと思うんですが、そこほんとにわかってないということで
話は進みます。ヾ(・∀・；)オイオイ

菅田将暉くんも仮面ライダーからブレイクしてこっちへきた系ですか～。（何系だよそれ）
青田刈りではないですが、はよからチェックしてたひともいるんだろうな～。（爆）
減量もそうですが、「女優魂」をみた気がしました。プロ根性だね～。
ま～、天水館の女子たちはヲタクだもんだから外見がええかげんで全くおしゃれをしないために
余計にオンナに見えたのかもしれませんが。ごっつキレイでした。
・・・この役を演じたことで目覚めたりとかせんかったのやろか。(；´∀｀)
正直彼の演技に尽きますね。主役の能年玲奈ちゃんでさえも食われてたような気がしました。


もいっこ別件でびっくりだったのが池脇千鶴どこにでてたんよって、あのアフロだったとはとはとは・・・。
枯れ専のジジさんを演じていた篠原ともえはまだ顔でわかったけど
彼女もまた「篠原ともえをすっかり消してた」それだけその役を作りこんだんでしょうね～。
ラストに蔵之介といっしょにファッションショーで歩くまややさんもパトレイバー見てるひとはびっくりしたろうね～。

漫画チックな演出を良しとするか否かは見た人しだいってことで。
本題。

好きなことをとことんつきつめるのがヲタクなら、あなたは何ヲタクですか？
それをひとに知られるのは恥ずかしいことですか？それを引け目に思うことはありますか？

周りの目を気にする自分自身が自分をちっちゃな世界に閉じ込めていて
そっから出るためには相当の荒療治が必要。
蔵之介との出会いは衝撃度半端なかったと思うのですが、
それはやがて自分の得意分野で自己表現できるようになっていき、
持てる力でなにかできないかっていう行動を起こし始める。
なによりも自分に自信もって私は私でいいんだって胸を張れるようになることがいちばん大事。

男子禁制の天水館に蔵之介という異分子が入り込んだことで
おはなしは終わりよければ全て良しな方向へとジェットコースターみたいに走り出します。

あの天水館で手作りとはいえ、あんだけのファッションショーができるってのはちょっとびっくりだったけどね。

速水もこみちもつい最近まで大河でごっつい槍の使い手をやってたんで
今回はまた随分違う顔をみせてもらいました。面白かった～♪
長谷川博己も控えめながら小笑いを提供してくれました。片瀬那奈もやなオンナをコミカルに演じてましたね～(^_^;)

今回もきっかけはセカオワの「マーメイドラプソディー」が聞きたいという不純な動機でした。（！）
そもそも「あまちゃん」を見ていない私は能年玲奈ちゃんの演技すら初めてみるわけですし。
たしかにめっちゃかわいいので、それだけで十分見に行きたくなる映画ではありましたけど。

コミックの実写化だったし、コメディとはいえぶっちゃけあんまし期待はしてなかったので
ハードル低めだったんだけど、蔵之介役の菅田将暉くんの大活躍ではにゃ～んとなってしまいました。
・・・またミーハーな気持ちムクムク。（爆）
なんかこう、ひとりそういうひとがおったら内容どうでもええねんみたいな（わわわわわ）
父親の選挙カーの前でファッションショーの告知ぶちかますだけであたしゃ～うるうるしてしまった。（アホ～）
なんていいやつなんだ。・・・いや、蔵之介自身がやっと「自分らしくいられる場所」で「やりたいこと見つけた」
その喜びでもって「仲間といっしょに」「何かに夢中になる」ことができてとっても嬉しかったのだろうけど。

出会いはどこに転がってるかわからない。助けてやりたいとおもって動いていながら彼もまた救われてたのかもね～。
「理解してもらえない」気持ちをわかりあえるひとなんぞ確かにそうそういないわな。
蔵之介も含めて、こういう特殊な面々ってのは。

さて、ふたたびクエスチョンです。あなたにもありますか？
しゃべりだしたらとまらないほど大好きなもの。
・・・それは別に隠したり恥じたりする必要なんぞないと思います。
胸張ってしゃべれば「その道のプロ」「造詣が深いひと」になっちゃいます。（爆）
どうしても変な目で見られるのがいやなら、変な目で見ない仲間つくっちゃえばええだけの話で。

これはオタクであることを恥じていたヲタクがその趣味を捨てることなく社会へ適合していこうとした戦いのコメディ。
居心地のいい天水館を追い出されるとかそこまで追い込まれないと
なかなか自分のカラを破ろうとかしませんわな。もちろん蔵之介の後押しあっての話でしたけども。

細かいツッコミはナシで楽しむよろし。大爆笑というわけではないけど
プッとかクスクスの連続でした。なかなか面白かったですよ。
・・・ここまで遅れてしまったのならインターネット大賞の投票、これ見てからすればよかったと思うくらいに。

メガネ外してちゃんと化粧したらごっつ可愛いってのはよくあるパターンですが
水族館で一目ぼれしていながらそのオンオフでもって月海と気がつかない鯉淵修のリアクションもベタすぎるが。(；´∀｀)

ストーリー上、月海がランウェイを歩くはずはないものの、出ていたらもっと観客はうっとりしてたろうね～。
・・・いや、藏子のモデルっぷりはすごかったし、歩き方こそぎこちなくともまややさんかっこよかったけどね～。