ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

例えば、少し前のジャイアンツのように・・・

2018年02月18日 02時38分42秒 | ワインの事
ホームランバッターばかりでチームを創っても勝てない、というのは知られた話ですし

いくら好きな食べ物とはいえ毎日続くと、嫌いになったり、美味しさが判らなくなったり

美人ばかりを眺めていると「欠点探し」に走ったり

素晴らしい体格の日本人の前にボブ・サップを見てしまうと華奢に見えたり・・・


等々、ラインアップというかチーム編成というか、或いは順序とか作戦で素晴らしい素材がダメになってしまうものです。


日本人に限らずワインが嫌い、という人はフランス人にもイタリア人にもいるわけですが、困ったことに「ワイン大好き」な人は「ワイン嫌い」な人でも「このワインなら美味しいと思うはずだ」と決めつけることです。

そういう人に限って折角のワインをおいしい条件で供出していないことも多いのです。


昨日来られたグループはそういうワイン会に誘われた方々でした。

同じタイプのワインが延々と並び、温度はもちろんグラスも最適なグラスでなく「飲まされた」と・・・

彼らの印象は「なにか高いワインらしいが全くそう感じなかった」というのです。

しかも、その前後に違うタイプが若干あって、私なら「その順番では出さない」という「消しあう」順序だったようなのです。


総額ではそれなりの金額のワイン達。

もったいないと思います。

ワインにとっても、参加された方々にとっても、主催者の人望という点でも、です。


最初のジャイアンツのお話=野球のことに置き換えると一番バッターに相応しいワイン、4番に相応しいワイン、8番や9番に甘んじるがレギュラーにすべき守備力、バッティングはダメでもピッチャーとして素晴らしい、等々それなりのチームの組み方がある筈です。


そむりえ亭ではワインメーカーズディナーなどしか、そういう機会はありません。

それも上記の「チーム編成」が出来るなら、の条件でのみ引き受けます。


そむりえ亭のやり方が最適とは思いませんが、

「ワイン好き」予備軍を「なんだか高いだけやね、ワインって」と言わせないようにしたいものです。

        樋口誠

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