271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

『ユークリッド原論』を買いました。

2012-03-16 05:15:37 | 幾何学
ブログのランキングサイトに参加すると普通に生活していればまず知り合うことの無い方々と親交を結べるというメリットがあります。先月は大栗博司さんの講座に仲間が集合、その後のオフ会で大いに盛り上がりました。盛り上がりすぎて帰れなくなり、新宿区役所前のカプセルホテルで一夜を明かしてしまいました。次回は「寝床」ではなく「寝室」を確保することにします。
そして昨年から愛読しているのがマツジョンさんのブログです。育休期間が終わって「ふつうのおじさん」に戻ってからは「○○を買いました。」というタイトルが続いています。このタイトルに感染してしまったようです。

Cinderellaを使って定規とコンパスで絵を描いていると、幾何学好きの必須アイテム『ユークリッド原論』が欲しくなってしまいました。初等幾何学は中学から親しんでいるはずですが、原典を紐解いたことがありません。斉藤憲さんの優れた解説書を読んで面白かったというのも購入動機です。

『解読!アルキメデス写本』に登場する斉藤さんが中心になって訳出している『エウクレイデス全集』(東大出版会)の方が最新の研究成果が盛り込まれて、きっと面白いだろう、と想像しています。しかしお値段と全巻が未刊行であるので、今回はハイベルク版を忠実に訳した共立の縮刷版を購入しました。『エウクレイデス全集』が完成したら、こちらも買ってしまうでしょう。そして「同じ本を2冊持っているINDEX」に書き加えることになるでしょう。

本書をぱらぱらめくって図を眺めて感じたのは、ギリシャ語のアルファベットをΑ、Β、Γ・・・Ωまでちゃんとそらんじていた方が良さそうです。点を打つ順番は思考の流れを反映しているからです。

数学の本は賞味期限が長いのが特徴で、この『ユークリッド原論』は二千年以上も読み継がれています。こんな論理の固まりのような本が古代に執筆されたこと自体が驚きです。雑誌「ムー」で原論を、異星人が書いた超古代の作品(オーパーツ)だった、という企画をしても良さそうですね。しかし(ムーの読者)∩(原論の読者)=φでしょうね。

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