メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1991~ part4)

2012-10-24 13:05:55 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『シザーハンズ』
監督:ティム・バートン 出演:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー ほか
クリスマスをハッピーに過ごしたい時に観れば最高
スピルバーグ作品にも通じるイノセントな主人公と人間とのふれあいが描かれて、カラフルだけど統一感がある。
噂話にしか興味がない主婦と、仕事でいない父親等々の一般的生活もシビアに描いている。
ウィノーナのブロンド美人ぶり、孫に昔話を話して聞かせる優しい老女演技は完璧キマっている。


『THE DANCER'S TOUCH』(1989)
監督:ウィリアム・A・フレイカー 出演:バート・レイノルズ ほか
異常レイプ殺人鬼にしては、ラストに出てきた犯人演じる俳優が平凡だったのでちょっとがっかり。
バートはちょっと出っ張ってきたお腹もさることながら、まだなかなか味がある。


『フォート・サガン』(1984)
監督:アラン・コルノー 出演:ジェラール・ドパルデュー、ソフィー・マルソー、カトリーヌ・ドヌーヴ ほか
砂漠シリーズで選んだものの1つ。仏映らしくロマンスも絡む。
英雄扱いされる男がドパルデューの上手さからか決して並外れた偉人ではなく
2人の女を同時に愛したただの男であるところがイイ。
頑強な容姿に繊細な心、フランスにはイイ俳優がいるなあと感じさせる。
砂漠にまみれる石碑。かつての英雄も一つの話となり、ついには誰も忘れてしまうのを待つのみ。
戦争をして一体だれが勝つというのか?
その無常さをサハラ砂漠の無の世界を舞台に語りかけてくる。


『ハリーの災難』(1955)
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ジョン・フォーサイス、シャーリー・マクレーン ほか
殺人事件を大げさに騒ぎたてず、それぞれの立場で冷静に判断していて、
ホームドラマのように穏やかな間抜けさが面白い。
マクレーンの眠たそうな目つきもキュート

「殺人は喜劇である」(A・ヒッチコック)


『TO DIE FOR』(1988)
監督:デュラン・サラフィアン 出演:ブレンダン・ヒューズ ほか
とにかくバンパイアものはステキな英国紳士風の吸血鬼が美女ばかりを狙う。
それも月の出ている夜に。映像がキレイ。
いろいろ魅力や魔力があるのに、「杭を刺される」「日光を浴びる」など
弱点があまりにも有名なはかないモンスターなのである。
ヒューズがいかにも陽の光に弱そうな繊細な線を持っていてイイ。


『宇宙戦艦ヤマト 新たな旅立ち』(1981)
総監修:松本零士 監督:田口勝彦
年季の入っているアニメだけに話が始まる前から感慨深いものを感じてしまうところはさすがだ。
他のアニメよりストーリー構成が現実的でしっかりしていて、おまけに人情臭いところがポイントかも。
え?伊武雅刀が声で出演してたの?分からなかった。


『ハードカバー 黒衣の使者』(1989)
監督:ティボー・タカクス 出演:ジェニー・ライト、クレイトン・レイナー ほか
面白いし、映像がアンティークでキレイ。
なんだかぽぉっとしている近視のヒロインは、あのバンパイアを演じたコなのよね。
ライトはちょっと目をつけておいたほうがいいかも。
恋人役のレイナーもセクシーな魅力を発揮してるし。
古本屋に古ぼけた恐怖小説、でもそれが現実と混ざってしまうというストーリーのアイデアもいいところついてる。


『THE BLOB ブロブ 宇宙からの不明物体』(1988)
監督:チャック・ラッセル 出演:ショウニー・スミス ほか
イカの臓物のかたまりみたいのが人間の体をエサにしてみるみるふくれあがり町中を襲う。
あんまりビックリ仰天のラストじゃないけど、SFXの苦労は認める。


『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え』
原作:モンキー・パンチ 監修:出崎統
ニュールパンとでもいおうか、元から離して観れば軽く楽しめる。
時代を超えてルパン三世一味の世界もすっかり様変わり。
でも、しっかりと先を行ってる彼らはすごい。


『THE SERPENT AND THE RAINBOW』(1988)
監督:ウェス・クレイヴン 出演:ビル・プルマン ほか
ゾンビ映画にありがちなスプラッタの枠を見事に破り、心底からゾゾゾと恐怖心をかきたてる。
最も恐ろしいものは、自分自身の造り出す妄想の他の何者でもないだろう。
呪術によって支配されている国は実在し、映画以上の奇跡が行われている。
生きながら埋葬される。考えるのも恐ろしい・・・


コメント    この記事についてブログを書く
« notes and movies(1991~ pa... | トップ | notes and movies(1991~ pa... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。