メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ニッポン無責任野郎』

2007-07-07 23:55:55 | 映画
『ニッポン無責任野郎』(1962/東宝)
監督:古沢憲吾 挿入歌作詞:青島幸男 挿入歌作曲:萩原哲昌
出演:植木等、団令子、ハナ肇、草笛光子、谷啓、浦辺粂子、藤山陽子、由利徹、
犬塚弘、人見明、中北千枝子、中島そのみ ほか

今日からはじまった植木等追悼特集に行ってきたv
「追悼 テレビが生んだ昭和の笑〈ショー〉マン 植木等」

土曜出勤の友だちを待つ間はいろいろ用事も済ませたし、saleも覗いたし。
ぶくろは馴染み深いけど、新文芸坐なんて映画館があるなんて知らなかった。
なにやらいろんな企画ものが素晴らしい
しかも2本立てで1300円、ラス1だと800円とゆうお得さ!
学生の時の田舎の映画館がこんな感じだった。映画ってもっと安くするべきだよね。
しかし、指定を取ろうと早めに行ったら・・・周辺が風俗だらけで危ないかほり
夜ここを通るのは勇気がいる。。映画館は外見パチンコ屋のようだが、
中はなかなかまだ新しい感じで、席も単館くらいな見やすさ。
ロビーには昔懐かしいクラシック映画の当時のパンフが安値で売ってたり。
白髪まじりな男性のお客さんが多いせいで、館内にトニック系そのほか雑多な
かほりが充満。むぅーーーーん。客層もいなたい感じですw

そして本編がはじまってそのキョーレツな劣化っぷりにビックリした!新鮮な驚き/爆
画面に走るスジの量もハンパないし、音と映像が頻繁に飛ぶから、セリフ丸ごと飛ぶたび
「あれっ?」「ほれっ?」てなる(編集のカットなのか?にしても展開速すぎっ/爆
サントラも生バンドのジャズみたいでステキなのがレコードの音飛びみたいな状態。
そしてカラーじゃない微妙な色加減が一瞬「回想シーン?」てくらいセピア色
すごいなあ!DVDで観たやつは相当修正して、色をつけて、編集したんだな。
でも現存するもとのフィルムで観れる機会があってほんとうに貴重な体験をしたv
これから撮られる映画はデジタルになって劣化しないばかりか、データでやりとりできるため
地方の映画館で上映したいときでもすぐ送れる便利な時代が来ているって、
以前TVでゆっていたからね。

画面いっぱいにC調で歌い踊る植木のハイテンションでノーテンキなエネルギーは
ほんとうに気持ちがいい!有名な♪ハイそれまでヨ も、♪スーダラ節 も
全部聴けたし、小気味良いギャグの連発に劇場内に何度も笑い声が響いた。
1番の大ヒットは新婚旅行で行った遊園地(!)の中を歩き回るとんでもなく
巨大なインド象、その名も「船太くん」爆×3000
この独特なネーミングも何故?て謎だが、それを操縦?してる男性がものすごい
真剣で眉間にシワを寄せてハンドルを動かして船太くんを歩かせている様子に
もぅーーーツボりすぎて涙が出ました。
姑役の浦辺粂子のクルマの誘導も爆笑。その他、ギャグ満載!
昭和の映画は、当時の日本の文化やファッションをチェックするのも楽しみのひとつv
「スロモーな」とか「おヒップが」とかって時々まざるカタカナ語にも注目w
とにかく笑いっぱなしの1本だった。



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