メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1990 part2)

2012-09-12 14:20:25 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。


『となりのトトロ』(1988)
監督:宮崎駿
作者がちょうど育った時代背景だろうか。
素朴でフッと生き抜きの出来る作品。
家族の姿もよく描かれている。


『レガシー』(1978)
監督:リチャード・マーカンド 出演:キャサリン・ロス ほか
運命のままに縛られてゆく女性と恋人が最後にはおさまってしまうのがなんだか気に食わない
オカルトとしてはスマートな作品。


『スター・ウォーズ~帝国の逆襲』(1980)
出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー ほか
ジェダイの父性本能が目覚めたが、息子を助けて命を落としてしまう。
姫とマークは双子なんだ。


『リトル・ダーリング』(1980)
出演:テータム・オニール ほか
テータムが本当に若くって、青々とした女の子だった頃の作品
エンジェルがなんにもなかったと嘘をつくシーンがなんとも言えず、
本当の友人同士とはこんなみっともない具合のことを言うんじゃないだろうか。


『過去へ旅した女』(1979)

 

監督:フランウ・デ・フェリッタ 出演:リンゼー・ワグナー、マーク・シンガー ほか
マーク・シンガーが少し古風で過去のある男性の役で、
『V~ヴィジター』とは違ういい味を出している。
過去にもらった花束が、現代に帰っても生き生きしていたのは感動する。
時を超え、場所を越えて、愛する人の命を助け、
過去を変え、現代での肉体は滅びても、
過去で家族に囲まれてほのぼのと暮らす、映画ならではのファンタジー。


『オフサイド7』(1979)
監督:ジョージ・P・ッコスマトス 出演:ロジャー・ムーア、クラウディア・カルディナーレ ほか
“7”関係から抜け出せないロジャー・ムーアだが
監督は『カサンドラ・クロス』の人。うなづけるところもちょこちょこ。


『クロコダイル・ダンディー』(1986)
監督:ピーター・フェイマン 出演:ポール・ホーガン ほか
カルチャー・ショックを主にしたコメディ。
映画の都合よさはたびたびあるけど、最近珍しくハッピーな作品。
ニューヨークの派手さと空虚さを言いたかったのだろう。


『ヒドゥン』(1987)



監督:ジャック・ショルダー 出演:カイル・マクラクラン ほか
エイリアンが化けた善玉宇宙人の役が、少しロボットじみた表情のカイルにピッタリ。
エイリアンがのりうつってゆく過程が、数人の俳優によって見事に分かる。
クラウディアという女優もセクシーさをもろ出している。
ロックとフェラーリと女好きなエイリアンとは面白い設定。


『危険な関係』(1989)
出演:グレン・クロース、ジョン・マルコビッチ ほか
期待しただけの作品だった。
男女の様々な関係が複雑に入り乱れて、
とうとうどれが本当でどれが芝居だったのか分からなくなった。
ラストは、ロミジュリのようにキレイで哀しく静かな終わり方。

死の世界でのみ許された幸福。
かかわりたくない問題には卒倒することが慎ましかった時代。
毎日、多額を浪費しながら、貧しい国民に小遣いを与えることで
信仰を誉めそやしていた時代の貴族たち。
言葉が至福のすべてであり、言葉が慰めのすべてであり、
言葉が孤独や悲しみのすべてを表現しているのは今でも変わらない。


『超高層の死角』(1989)
出演:キャスリーン・クィンラン ほか
夜の冷たさを正確に捉えている。
殺人鬼は最後まで何が目的だったのか分からなかったけど、
N.Y.あたりじゃあり得そうな話。
あっけなく終わっちゃったけど、少しホッとしている。


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