メランコリア

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『大阪学』(経営書院)

2016-10-12 11:41:18 | 
『大阪学』(経営書院)
大谷晃一/著 初版1994年(4刷) 1200円

※2003.2~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意

【特性】

「不法駐車」
わが店の前の道は自分の道 5,10日の集金日はとくにひどい

「横断歩道」
見切り発車 歩く速度世界一 信号も青まで待てない

「政治の江戸、経済の大坂(商人の町)」
金とアイデア、才能でのし上がる

「時は金なり」
中小企業が多く、常に競争

「漫才発祥の地」
吉本せいの興した吉本興業 東京は落語
自分をアホとし、聴き手に優越感を与える笑いで場を和ませる

「きつねうどんに代表される、安さ、早さ、美味さの食い倒れ理論」
東京は濃いしょうゆ味 かつお味vs大阪はうすい昆布だし

「スーパー(ダイエーと阪急)の合理性」
セルフサービスとプリパッケージで人件費削減
薄利多売 買うほうも安かったことを自慢する
インチキ商法も多く、ひっかかりやすいのも大阪人

「漫才で有名になった大阪弁は河内弁(どぎつい)」
最後に「ん」とつけて親しみをもつ 「好っきやねん」「えべっさん」

「浪速・難波」
2つの大河による流通で栄衰
在日韓国・朝鮮人の半数が在阪 ルーツも渡来人か?
ニュービジネスは大阪から 柔軟に新しい変化を取り入れていく

「キタとミナミ」

キタ:
梅田、天満、堂島、中之島
大企業、洗練、東京寄り

ミナミ:
難波、千日前、道頓堀、心斎橋筋
中小企業 大阪的
風俗店・暴力団が多いが、最近はキタと同じ雰囲気になりつつある


【気質】

権威、常識を恐れない

せっかち(いらち)

列にキチンと並ばないルーズさ

観念より現実、行動

善悪より損得重視

自分の弱点をさらけ出して笑いにする

気ィ遣い 即座に拒絶せず「考えときまっさ」は商談向き

建前より本音

すぐ値切る

倹約(ケチ)

金を持ってる者が勝ち

声がデカイ

楽天的

勤勉

息子は遊ばせて文学を学ばせ、商売の跡取りは、商才のある婿養子に継がせる



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