メランコリア

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『SEX AND THE CITY THE MOVIE 2』(2010)

2011-05-07 19:58:36 | 日記
『SEX AND THE CITY THE MOVIE 2』(2010)
監督:マイケル・パトリック・キング
出演:サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、クリス・ノース、ジョン・コーベット、デビッド・エイゲンバーグ、エバン・ハンドラー、ジェイソン・ルイス、リン・コーエン、ライザ・ミネリ、ペネロペ・クルス、マイリー・サイラス、ダファー・ラビディン、ハイディ・クルム、オミッド・ジャリリ、チューズデイ・ナイト ほか

前作のキャリーの結婚から2年目の設定。映画の1からもちょうど2年目だし、ずっと同じ時間が流れていたことになるね。
今作でラジー賞をとったらしいが、ドラマのファンなら気軽に楽しめる1作じゃないかと思うんだけどな
なんといっても40代の女優4人、その他のキャストも変わらない魅力で現役バリバリっぷりを発揮してるってことが嬉しい
とくに、52歳のサマンサを演じるキム・キャトラルは54歳で、あの迫力!(実際はもっと自然体な人なんじゃないかな

story
結婚2年目のキャリー&ミスター・ビッグ(ジョン)。
食事は買ってきたものを家で食べることが増え、デートも減った。
結婚記念日のプレゼントは、ジョンが好きなモノクロのクラシック映画が観れるテレビ。
「もっとキラキラした生活がしたい!」と不満のキャリー。

サマンサのつてで、アラブの富豪から招待を受け、4人はアブダビに1週間旅行に出掛ける。
1人1台のお迎えクルマ、城みたいなホテル、1人に1人ずつのイケメン執事、もちろん豪華な部屋etc..
夢のような滞在中に、シャーロットは夫とセクシーなナニーの浮気を心配ばかりしている。

結婚生活を書いた新刊が、大好きな雑誌に酷評されていたのを見て、キャリーはどん底の気分になる
マーケットで偶然再会した元カレのエイダンと夕食の約束をして、
互いの結婚生活に満足していると話しながらも、成り行きの雰囲気でキスをしてしまったことに激しく後悔し、
「ジョンとの間に秘密は持てない」と打ち明けるが・・・


とにかく物質、物質、消費、消費、服、靴、宝石のオンパレード!!!
NYの女性にとって、思い切ってハメを外すゴージャスバカンスってゆうとアラブなのかな?
4人の女優がとっかえひっかえ着るファッションも、今シリーズの楽しみのひとつだもんね。
ミスター・ビッグも相変わらず成功したビジネスマンで、不況などどこ吹く風ってな稼ぎっぷりだ
エイダン役のジョン・コーベットも全然変わらずステキ~
カメオ出演も豪華!まさかライザ・ミネリまで登場するとは?!1曲歌って踊ってるし

キャリーが3人の親友に出会った時のエピソードを思い出して、それぞれ本人らが演じてるのが笑えるw
結婚したキャリーはすでに倦怠期の心配で頭がいっぱいだし、
やっと子どもに恵まれたシャーロットは2人の子育てに半狂乱、
家族を愛しながらも仕事への情熱も捨てられないミランダ、
更年期を迎えて、ひたすらホルモン、年齢と闘うサマンサ。
女性が一生に体験するであろう出来事にぶつかって七転八倒するキャラクターたち。

今シリーズは全編を通して、長い歴史の中でようやく自由らしきものを勝ち取った女性たちを応援しているんだよね
4人がアラブのナイトクラブのカラオケで♪I Am Woman を声高らかに歌うシーンにもよく現れている。
いまだに黒いヴェールで全身を包み隠していなくてはならない国の女性たちが、
実はその黒い服の下に派手なブランドファッションを着ているってゆうジョークもまんざら誇張じゃないみたいだし。


キャリーを「他の女と違う」ってゆうけど、靴やオシャレが大好きで、恋愛やゴシップばかりに興味がある、
まさに「男性が想像する女性像」そのものみたいな気がするけどねぇ・・・

挿入歌としてシンディの♪True Colours が使われてた。懐かしい~。


I Am Woman/Helen Reddy


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