太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

涙もろさは遺伝

2024-03-01 07:01:41 | 日記
私は涙もろいが、感情によって泣くことは滅多にない。
普通に話していて、普通に笑っただけで涙が出る。
感情が揺さぶられることがあるわけでもないのに、笑ったあと、じわっと目に涙が集まるのがわかる。
そのまま話し続けると、涙も順調に増えてきて、指で目じりをこすりながら話さねばならなくなり、相手に私が泣いているのかと思わせてしまうこともよくある。
実際、泣いているように見えるから仕方がないのだが、相手と場面によっては誤解を招く。

たとえば先日、職場でちょっとした揉め事があった。
私のストレスがたまり、それを公にして、結果的にはとても平和に解決したのだが、そのことについて人と話しているとき、笑って、例によって涙が出てきた。
それを、「泣くほどストレスだったんだ!」と解釈されて、説明するのに苦労した。

若い時からそうだった。
昔、30秒で泣けたら賞金がもらえる、というテレビ番組があって、ペットが亡くなったときのことなどを思い出したりして、泣くのに苦労している出演者を見て、私なら欠伸ふたつもすればポロポロ出るのに、と思って見ていた。

涙もろくてうっとうしさこそあれ、得したことなど1度もない。
大昔のこと、いい加減めんどくさくなっていた遠距離恋愛相手と別れ話になった。
相手に好きな人ができたのが理由だったが、こっちにも次の候補が水面下ではいたので、ちょうどよかったのだけれど、相手にはさんざん振り回されたし、ここは一丁振られた役なんぞしておこうと、ウソ泣きを試みたが、普段はあんなに簡単に出てくる涙が一滴も出やしない。

うれし涙や悲しい涙の出てくる道と、普段の意味のない涙の出る道が違うのだろうか。
私が直近で感情で泣いたのは、2019年の父の納棺のとき。
その前は、映画「フラガール」で生徒たちが駅のホームで先生に向かってフラの振り付けをしている場面。(ここはいつも泣く)
母が亡くなったときには、涙も出なかった。
死に目にもあえず、その前にも2年以上会えないまま他界したから、悲しいより呆然としてしまい、それがいまだに続いている。

12月に帰国したとき、姉の家で家事をしている姉と話をしていた。
私たちはいつも冗談ばかり言い合って、笑ってばかりいる。私は目じりをこすりながら、ふと姉を見ると、洗い物をしていた姉が泣いているではないか。
両目の目頭からスーっと涙が2筋。
洗い物をしているので、ぬぐうこともできないのでそのままにしているのだ。

今まで考えたこともなかったけれど、これは遺伝か!

とはいえ、父や母が泣きながら話しているのを見たことはないように思うし、
姉と私だけか。
じゃ、妹はどうかと思い、今LINEを送ってみた。
返信が待たれる。



【追記】
妹より返信。

私「少し笑っただけでも涙でる?」

妹「出るねぇ」

私「やっぱり!」

妹「お姉ちゃんもそうよ」

私「知ってる。てことはこれは遺伝だね。でも両親が笑いながら泣いてたの見たことないけどなあ」

妹「お母さんは笑い泣きしてたように思う」

母からの遺伝ということで。




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