太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ビーツ

2012-08-31 09:26:56 | 食べ物とか
ハワイに来て、初めて知って、好きになった食材がいくつかある。

そのひとつが ビーツ 。

ロシアなど、寒い地域で栽培されるらしいから、ハワイで作っているわけではないと思う。




見た感じはこんなふう。

赤いカブのようで、日本では サトウダイコン と呼ばれるのだそうだ。

スライスすると中まで真っ赤で、ここでは大抵、煮たものを薄く切って、サラダに入れることが多い。

サトウダイコンというぐらいだから、もともと甘いのだと思う(生で食べたことはない)

にんじんのグラッセが苦手な人は、たぶんダメかも。



このビーツを、炊飯器で煮る人もいれば、茹でる人もいるが、

私はじっくりローストして、オレンジの皮をすりおろしたものとバルサミコ酢で和えたものが好きだ。


ビーツのロースト オレンジ風味


①オーブン皿に、ホイルを敷いて、ビーツを皮ごと並べて、表面にオリーブオイルをまぶす。

  さらにホイルで全体を包む。


②200度に熱したオーブンで、1時間から2時間焼く(大きさや数による)

③漬けるシロップを作る。
 バルサミコ酢を120cc、砂糖小さじ2を小さい鍋に入れ、煮詰める。
 オレンジの皮を表面だけすりおろしておく(小さじ1)


④時々様子を見て、串がスーッと通るぐらいになったらオーブンから出す。


オーブンから出した状態


⑤少しだけ冷まして、でもまだ熱いうちに手で皮を剥く。(触れないこともない、ぐらいの温度)


皮をむくとこんなに真っ赤


⑥スライスして、③のシロップに漬ける。オレンジの皮を混ぜる。







ローストする前に皮を剥けばいいのに、と思うが、どうもうすーーく剥くのがコツらしいのだ。

まだ熱いビーツの皮は、じゃがいもの皮のように薄くピロリンと剥ける。



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遺伝

2012-08-30 09:57:30 | 日記
片付けられない病気があると言われるようになったのは、それほど昔ではないと思う。

テレビで取り上げられるような、足の踏み場もない部屋とか、食べ散らかしたものが何ヶ月も放置してあるなんていうのは病気としても、

片付けることが苦手だというぐらいの人なら普通にたくさんいる。

そしてそういう人の中には、 「なぜだか知らないけれども何となく散らかってしまう」 という人もいると思う。

その人たちに向かって、「片付けて、それをキープしろ」というのは、

身長が150センチの人に、がんばって170センチになれと言うようなもので、

カルシウムをとったり、運動したり、努力はしてみるけれども、まあ無理だろうと思うのである。



私の母が、その「なぜだか知らないけれど何となく散らかってしまう」人だと知ったのは、

私が結婚して家を出てからである。

家の中がものすごく散らかっていたわけではなく、何となくモノが外に出ていて、それがそのままその置き場になっているというふうで、

父が片付け魔のキレイ好きで、ちょうど調和が取れていたと思う。




自分の住まいを持ったとき、私はできるだけ片付けて暮らしていた。

たまに実家に帰ると、どこか雑然とした家の中が気になって、片付けまくったり、母と口論になったりしたが、

年を重ね、私もまるくなり、気づいた。

母は、片付けることが苦手であっても、それを補うものがたくさんあるのだから、母は母のままでいい。

料理も裁縫も根気も忍耐も、どれひとつとして私が及ぶものはないのだし。

そうやって、母の片づけが苦手な部分を受け入れると、私のストレスが減った。



そして私がまるくなって気づいたことがもう一つ。

母のようになるまい、と思って暮らしていた私だが、実はちゃんと私も受け継いでいたということだ。




小学生の頃、実家を建て直した。

2階に洋間と和室があって、そこを三姉妹で使うことになった。

和室には作り付けのクロゼット式押入れが二つあり、その一つを私が使っていた。

或る時、クラスの友達が男女交えて遊びに来て、新しい部屋でゲームをしたりして遊んだあと、帰りしなにテラマンが

「ここはどうなってんの」

と言うがいなや、私の使っている押入れのドアをいきなり開けた。

そこには、友達が来るからといって何でもかんでも押し込んだものがギュウギュウに詰まっており

「なんだ、家はきれいでも中はそうでもないんだな」

と言ったテラマンの言葉に、私は文字通り顔から火が出る思いだった。

ちょっといいなと思っていた望月君もそこにいたのに、と思うと自分のズボラは棚に上げ、

恥ずかしさはすぐにテラマンに対する激しい憎悪に変わった。


片方の鼻の穴に鉛筆が3本入るのが自慢の、そんなヤツに、なんでそんなこと言われなくちゃならんのだ!


私の怒りの形相がすごかったのか、望月君が

「よし、来た時よりもきれいにして帰ろうぜ」と言って、ゲームを片付け始めた。




思えば、あの頃から既に私はそうだったのだ。

大人になって自分の住まいを持つようになり、私はきれい好きで整頓上手だと思い込んでいた自分が憐れである。

整頓はするが、それをキープするのに超人的な努力が必要となる。




今住んでいるこの家は、物を出しておくのが嫌いな夫の母のコントロールのもと、モデルルームのように整然としている。

「なぜだか知らないけれど何となく散らかってしまう」タイプの人も、物がないきれいな部屋は好きだ。

だから私の使う部屋やクロゼットも、きれいに片付けるのだけれど、それが持たない。

ベッドサイドのテーブルには、これとこれとこれだけ、と決めても、そこに読みかけの本が置かれ、その横にサングラスが増え、

しまうと忘れるからという理由で別のものが置かれて、

それを見るたびに、何となく物が外にでていて、そのままその置き場になっていた実家の様子が思い出されるのである。







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SOKO GA SHIRITAI

2012-08-29 09:16:00 | 日記
平日の夜、「そこが知りたい」という日本の番組を放映している。

日本の番組を主に流している局があり、そこでは大河ドラマや、サスペンスもの、「渡る世間は鬼ばかり」などやっているようだ。

ちなみに「渡る世間は鬼ばかり」の英語タイトルは「MAKING IT THROUGH」



この「そこが知りたい」は、おそらく20年から25年以上昔のもので、

その頃のテープを繰り返し放送しているらしい。

肩パッドがこれでもかと入った服とか、ソバージュに太い眉の女性たちとか、

男性のスーツはだぶだぶしたシルエット、テクノカットと呼ばれたヘアスタイルだったりして、

とにかく懐かしいのだ。


英語の字幕が出るので、夫と一緒に時たま観る。


人の家に上がると、畳の部屋に衣装ダンスやチェストが並び、その上にも物がぎっしりと乗っていて、

ちゃぶ台のような低いテーブルで、床に座っている。

洋間にソファがあっても、なぜだか人はソファに寄りかかるようにして床に座るのだ。

ああそうだ、これが日本だ。私の知っている、だいすきな日本。




「あッ、これ、これが懐かしいねえ!」


夫が突然指をさしたものは、風呂上りの人が首にかけていた浴用タオル。



私が育った実家では、タオルといえば、○○温泉とか、○○工務店という名前入りのものや、

何かのお返しでいただいたものがゴッチャだった。

それらはおしなべて薄手で、何度も洗ううちに、柔軟剤も歯が立たぬほどにゴワゴワしてくる。

結婚したら私は、タオルは絶対に無地で厚手の、オシャレなのにしようとずっと思っていた。

そして実際、最初の結婚をしたときに、私はそういうタオルにこだわった。



しかし、今の夫は、その薄手のタオルがお気に入りで、温泉に行くと必ずもらってくるし、

バスタオルは100円ショップに限る。

温泉の名前が入ったタオルは、「かっこいい」というのだが、そうだろうか・・・・

オシャレじゃないから使いたくない、という私に夫は

薄くて軽いし、濡れてもすぐに乾くし、鞄に入れてもがさばらないし、とメリットを並べ立てる。


確かにコチラで買うタオルは分厚くて重い。

色もたくさんあってキレイだけれど、乾かすにも時間がかかって、乾燥機の電気代がバカにならない。

それに日本でいうところの浴用タオルの長さが半端に短く、濡れた髪をまとめることができない。

バスタオルで頭をくるむと重くて重くて、グラグラする。

だから私は髪用のタオルだけは、日本から持ってきた無地のものを使っている。

日本のタオルの便利さはわかっているけど、それでもやっぱり○○工務店の名入り、じゃねぇー・・・・・・




こうして20年以上も昔のものをみていると、

お年寄りの人でなくても、番組の中では元気な人たちが、今はもういなかったり

まったく違う人生を生きていたりするんだろうな、と思う。

その星はもう実在しないのに、光だけが届いているのに似ている。







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進水式前日

2012-08-28 08:28:50 | 日記
叔母夫婦が作ったボートが、いよいよ進水することになった(ボートの記事はコチラ


ガレージから出るボート


ボートは少し前にできていたのだが、ボートを引いてゆくトレーラーの申請などに手間取った。

進水する場所は、夫の友人宅の庭から。

叔母の家から車で5分だ。




庭が直接海にストンと落ちていて、ボートを出すにはもってこいの地形。

来月終わりごろから、私と夫はこの家で3週間のハウスシッターをすることになっている。




マングローブが生い茂る。

この辺りは、どこの家も自分のボートを持っていて、車を停めるようにつないである。




トレーラーのまま、道路からでこぼこの斜面を4人で押しながら、水べりまで運ぶ。




おお、私の絵が!嬉しそうな叔父(左上)




みんなが働いているのに、タイヤでできたブランコで遊ぶ不届きな者

↑まわしすぎて目がまわった


この庭には手作りのブランコや、アスレチックなどがいろいろあって、大人でも楽しいのだから仕方がない。



進水式は翌日。

残念ながらその日は予定があって駆けつけられなかったが、叔母に聞いたら

「浮いたわー!!!」

来週、マストを立ててサンドバーまで行く予定だという。(サンドバーとは、干潮時に海の真ん中が浅瀬になり、そこで遊んだりできる場所)


ボートは浮かべてしまえばどこでも走ることができるものだと私は思っていたのだが、

海底にも地形があり、風の向きやらも考えつつ、進路を決めるらしい。

世界の海をボートで巡ってきた彼らだから、そんなことは朝飯前なのだろう。








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映画化

2012-08-27 09:24:39 | 本とか
読んだ小説が映画化されると、私はその映画を観ない。

先に映画を観たら、小説は読まないことにしている。

理由は二つ。

小説を先に読むと、映画になったときの配役や、ストーリーの端折り方にストレスがたまることが多いのと、

映画を先にみると(配役を知ってしまうと)小説を読んだときに俳優の顔が頭から離れなくて、読書の楽しみである想像力が妨げられるからである。



過去、最大にガッカリしたのは『三国志』

吉川栄治の三国志を読んで感動し、その感動を映画に求めた私が悪い。

あれだけの長編を映画にすること自体、無理がある。

制作は中国で、出てくる俳優も全員中国人。みんなが濃い顔に化粧を施し、誰が関羽やら孔明やらわからず、

やたらに怒鳴りあっているばかりで、15分ほどで映画館をそっと出てきた。



先に小説を読んでから映画を観て、感動したものも、ないわけではない。

浅田次郎の『壬生義士伝』

ずいぶん前に、正月特番でやっていて、暇だったのでダメ元で見てみたら、これがよかった。

脚本もよかったし、なにより主演の渡辺 謙がほんとうにうまかった。

コチラでも、ケン ワタナベが好きな人は多い。



というわけで、ガッカリ率が高いために、映画化されるものについては自分なりの決まりを守っているのであるが、

うっかりそれが台無しになることもある。



先日、日本から遊びに来ていた友人が、本を何冊か持ってきてくれた。

人からもらう本は、普段私が読まない作家のことが多くて、とても新鮮だ。

喜び勇んで読み始めようとして、本を手に取ったら、本の帯に大竹しのぶと若い女優の顔が印刷されていた。

この小説は映画化されたらしく、

そしてこの一瞬で、楽しみは半減した。

小説はおもしろかった。

でも、どの台詞も、大竹しのぶが喋っており、泣くのも笑うのも、帯に出ていた若い女優で、

振り払おうとしても、とうとう最後までその二人がずーっと演じていた。



もう1冊の本は帯がなく、安心して読み終えて、

ブックカバーを外してみたら、二人の人が写った写真が表紙になっていた。

明るいところでよくよく見ると、それは原田知世と大泉 洋だった。

これも映画化されたのか・・

でも読む前に表紙の写真を素通りしてよかった。

私の世界では、その人は原田知世とは全然違っていた。



読書に何を求めるかは、人によって違うだろう。

私は、私なりの別の世界に入るのが楽しいのと、作家の文章の行間を読むのも好きだ。

だから特定の「顔」があると困るし、翻訳ものよりは日本人作家のほうが好き。

ただでさえ、読む本の数が限られているハワイで、

これ以上読書の楽しみを減らさないために、本の帯は見ない、表紙の写真も見るまえにカバーをかけてしまうという

新しい「決まり」が必要になったということか。







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