ドルチェ・ヴィータ!

日々のことを徒然なるまま書いていこうと思っています。

春雷②

2013-09-07 21:54:19 | 雪組
ショウ様(ゲーテ、ウェルテル)タイトル通りほぼウェルテルの話で、悩める青年を繊細に演じていらっしゃいましたショウ様って私のイメージでは、綺麗なお顔なんですが、豪放磊落な役が合って、銀英伝のビッテンや若き日の逸平がはまりそうって思っていましたが、ずっと悩んでるウェルテルを台本通りに、耽美さを感じさせる悩める美青年に仕上げていて、こんな魅力もあるのだと楽しみにさせてくれました
一歩間違ったら、ウジウジしてる人になりそうな役なのですが、ショウ様の持ってる陽のイメージが、ウェルテルの中に芯を一本通していて、主人公らしい、それでいて物語の世界観どおりの美しさを常に保っているウェルテルでした

ウェルテルは繊細なんですが、暴走特急みたいな所もあって、ロッテへ一目惚れの早さや、アルベルトのことを聞いた割りの早さ、周りを全く気にせずに絵を届けてしまう暴走ロッテを想い過ぎて、結婚式場まで着かないと結婚式だと気付かなかった暴走(むしろ天然?)この辺りからは若さか、覚醒したのか、銃を向けたり、法廷決闘したり、自殺したりして、心の流れや、移り変わりが、かなり激しくてお話がどんどん盛り上がって行きましたウェルテルのダッシュ力は脱帽ものでした

ロッテにはひたすら一直線に愛を捧げているのですが、基本的に無茶は仕掛けても決してしないので、むしろそのお陰で物語りは、アルベルトとの対峙やロルフへの応援や友情につながって、ウェルテルとロッテを中心に、濃密に他のお話に絡んでるところも、良いです

ゲーテパートはたぶんウェルテルのお話で終わると暗くなりすぎるので、ウェルテルと同じ状況に陥っていたゲーテが、仕事の面で希望を見つけて生きていくと、とても綺麗な幕引きにする為で、お陰で見終わってからのドヨ~ンからのショーにならず、気持ちの切り替えをして、ダイちゃんが娘役さんをはべらかす姿を見ることができました
暗~い気持ちで幕が降りるのも好きなんですがまだ気持ち夏の終わりみたいなテンションで、気持ち良く終わるのも有りだと思います
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