陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

ロシアの “100円ショップ”

2018-06-30 10:09:13 | 旅行
トムスクという小さな町に来ています。
ホテルの近くを散歩していると、日本でいう ”100円ショップ” のような単一価格のお店がありました。



店内には、51ルーブル(約100円)という張り紙がしてあります。
ちょっと気になるので入ってみました。

陳列されている商品は、園芸用品、パーティーグッズ、文房具、お菓子、飲み物、その他季節商品。
キッチン用品などの便利グッズもありました。

すべて51ルーブルというわけではなく、品物によってはそれ以上だったり、以下だったりします。
私は330㎖のミネラルウォーターを買いました。街歩きの水分補給にちょうどいい。
これは8.5ルーブル(約51ルーブルのミネラルウォーターは2ℓでした)。

お会計で50ルーブル紙幣と50コペイカのコインを出すと、レジのおばさんに「10ルーブルはないの?」と聞かれました。
ロシアでは、日本のように釣銭を十分用意していないのでこういうやり取りはよくあります。でも、小銭が少なかったので「ニエート(持っていません)」と言うと、何度も「ないの?」と聞かれて、私もちょっとイラっとしてしまいました(苦笑)。
ほんとは10ルーブル1枚あったんですけどね。バスの小銭を作っておきたかったのでお釣りが欲しかったんです(バスはトムスクでは18ルーブル)。
お釣りをもらう時にも、10ルーブルをつまんで「これがないかときいているんだ」というようなことを言うので「ニエート!」持ってないんですっ!とくりかえしました。
んもう~~かんべんしてよ、おばさん!

この ”100円ショップ” はそこそこお客さんが入っていました。ちょっとした雑貨やお菓子などが買えるのはやっぱり便利だからでしょうね。
そういえば、ビールも1本51ルーブルでした。日本人からすると安い!と思いますが、スーパーではもっと安く買えるんですよ。


ずばり、トムスクのビール。スーパーで48ルーブルでした。
せっかくだから飲まなくちゃね☆
見た目よりコクがあっておいしかったです。

トムスクの街を見下ろして

2018-06-29 08:30:11 | 旅行
シベリアの町、トムスクに来ています。
トムスクは大学、寮が多く「学生の町」です。
小さな町でここに住んでいる方は、隅から隅まで歩いてまわることができると言います。



ロシアは寒い国ですから、寒い時期に傷めつけられたところを夏に修復工事しています。
日本の感覚だと夏は観光シーズンで、きれいなところを見せたいと工事は冬の直前に行われたりしますが、ロシアの秋は短いですからね。
これもお国柄。

ロシアの宗教は主に「ロシア正教」ですが、ここにはめずらしくカトリック教会があります。


夏に最高!クワス

2018-06-28 16:24:56 | 食べること
ロシアならではの飲み物に「クワス」があります。
クワスは黒パンを発酵させて作った発泡性の飲み物です。発酵させているので少々アルコールも含みます。

スーパーでペットボトルで売られています。


好き嫌いが分かれる飲み物ですが、私は好きです。
特に暑い夏にはサイコーにおいしい☆

КВАС(クワス)と書かれたちいさな車が歩道に止められていて、クワスを販売しています。
札幌でいうと大通公園のとうきび売りみたいな感じでしょうか。



黒パンの甘苦さとキリっとした炭酸が絶妙にマッチング。
暑い日の街歩きにオススメです。

パンと塩でお出迎え

2018-06-27 18:58:47 | 旅行
ロシアのパーティーのおもてなしをご紹介いたします。



折りたたまれた綺麗なテーブルクロスの上にあるのは、パンと塩。
皮がちょっと固くてパイのような形をしています。飾りがついていますが、いたってシンプルなパンです。



パンのてっぺんにはくぼみがあり、そこに塩を入れます。

お客様がいらしたら、このパンを召し上がっていただくのです。
主食であるパンと、昔は貴重だった塩をふるまうことが最大のおもてなしだったのです。

パンをすすめられた客人は一口分をちぎって、塩をつけていただきます。

このパーティーではロシアの民族衣装を着た若い男女がアコーディオンの音楽とともに出迎えてくれました。



街歩きの死角

2018-06-26 14:19:48 | 旅行
ここ数日、毎日のように歩いているクラスヌィプロスペクト。プロスペクトとはロシア語で通りを意味します。全長40Kmもある、ロシアでも一番長い通りです。

このクラスヌィプロスペクトに面した国立美術館は、大きな企画展示室だけではなく、小さな展覧会や関連イベントも開催されます。一昨年はじめてノボシビルスクを訪れて以来、よく行く場所のひとつです。

もうよく見慣れた美術館の外観。でも、よーく見てみると、建物の上にちいさな銅像が対になって立っていることに気がつきました。

↑この写真は、5月に美術館の前で撮った写真ですが、銅像がちゃんと写っています。
でも、そのときはきがつかなかった!

そして、昨日、ちょっと遠くから歩いているときに気が付いたのです。
銅像のひとつにズームイン!


人物と一緒に歯車のようなものも見えます。
何か意味がありそうです。
一緒にいたノボシビルスク住人に尋ねてみたところ、「36年住んでいて、今気がつきました…」とのこと☆
あまりにも大きな建物なので、みんな上まで見ていなかったんですね。

おしゃべりに夢中になっていたり、急いでいたり、寒い季節うつむき加減で歩いていたり・・。

意外と見落としていることがあります。

近くから遠くから、何気なく見たときに新しい発見があります。

だから、お散歩が好きです。


まちの日

2018-06-25 11:04:30 | 旅行
ノボシビルスク市では、毎年6月第4週日曜日は「まちの日」です。
今年はノボシビルスク市創立125周年の記念の年。
昨日はレーニン広場、オビ川のプロムナードにおよそ600万人の人出があったそうです!
そのなかに私たちもいたわけです☆

近所の通りも歩行者天国になっています。


市内中心部に近づくと、三菱自動車のテストドライブのエリアがありました。



ロシアでは日本車がよく走っています。故障しにくいのが人気です。
カーナビが日本語のものもよくあります(笑)。
右ハンドル、左ハンドルどちらもアリです。



急な斜面や、丸太をガタガタと交互に組んだところを走行させていました。



レーニン広場の近くに来ると、セキュリティーを通らなければなりません。


モノモノしいチェックはありませんが、要所要所に警備員や警察官もいます。
でも、いたって平和です。
屋外ステージでは歌や踊りのステージ。



夜はあちこちで打ち上げ花火がありました。




シベリアの夏

2018-06-24 13:22:12 | 旅行
シベリアの気候は大陸性気候。
シベリアは極寒の地というイメージが先行してしまうけど、夏は昼間30℃なんてざらです。
湿度が低いので日本より過ごしやすいのですが、昨日、今日はちょっと蒸している気もします。

ノボシビルスク市内を走るバス。



前のドアが開いたまま走っています^^; 暑いので風を通しているのでしょう。
車、バスでエアコンがついていないものもまだまだ多いのです。
それにしても、日本じゃありえませんね。

近所の原っぱでは、タンポポが綿毛に変わり、日本でもよく見かける名前を知らない草に花が咲いています。



こんなピンクのきれいな花が咲くんだね☆
こういう花を冠のように編んで頭にのせている若い女の子たちを見かけましたよ。
金髪にとてもよく似合っていました。
「Красивая!(きれいですね)」と声をかけると「Спасибо!(ありがとう)」と返してくれました。

ライラックも終わりに近づいてきましたが、日陰のところではまだきれいに花を咲かせているものもあり、香りにうっとり。

緑も花も、虫や鳥もみ~んな太陽の下で生き生きしています。

ゆったり過ごす土曜の朝

2018-06-23 12:50:04 | 日記
昨夜は文化交流センターで、ノボシビルスク市と札幌市の交流パーティーがありました。
ノボシビルスク市長をはじめ、ノボシビルスク市と札幌市が姉妹都市提携を結んだときの市長もお孫さんとご一緒に出席されました。
札幌市の方からは、副市長や市役所の国際部の方がご出席。また、剣道や居合道の交流試合に出場するため来訪している学生たちも参加しました。
そのほか、日本語教師など、日本とロシア、お互いの交流に携わっている人たちが集まりました。
式典はノボシビルスク市長、札幌副市長のあいさつ、大使館からのお祝いのメッセージなどでフォーマルな形式にのっとったものでしたが、乾杯の後の立食パーティーはとてもフレンドリーなやりとりがあちこちで見られました。

日が長いのも手伝って、パーティがお開きになった後は、ノボシビルスク市内の大学で日本語教師をしているSさんを私の部屋にご案内しました。
もうお腹いっぱいでしたので、あっさりとハーブティーを飲みながらおしゃべり。
気が付くともう10時を回っていました。それでもまだ明るいし、歩きたくなったので、散歩がてら地下鉄駅の近くまでSさんを見送りました。

戻ってからシャワーを浴びて、本を読んで…。
いつもより遅く眠りにつきました。

そんなこともあって、今朝は起きるのもいつもより1時間以上遅かったのです。
のそのそとベッドを抜け出た後は、のんびり洗濯したり、ストレッチしました。
いつものルティンワークでも時間に縛られず自分のペースで行動するのはいいものです☆
特別なことじゃないのに。

何かを緩めるとだらしなくなるのではないかという強迫観念があったんだなぁ・・。

何かを緩めることで自分の軸をきちんとできる。そんな気がします。

さて、今日は昨夜のパーティの写真を整理して送らなくてはね。
それから夕方は、食事と川辺の散歩の約束があります。
やるべきこと、約束を守ることが最優先。あとはのんびりと^^



アクセス解析お試し中

2018-06-22 12:17:54 | 日記
このブログのサービス、アクセス解析を見ていました。
2014年の人間ドッグでは体重が2㎏近くも落ちたと書いてあって「そんなことあったんだ~」とわれながらオドロキ。体調が悪いと運動やダイエットをしていなくても体重が減るんですね。体重が増えるということは、ある意味健康のしるしなのかもしれません。

ブログを書き続けていると、自分がそのとき何をしていたか、何を考えていたか、どんな状況にあったのかを思い出すことができます。日記帳に書き記していくこともその方法のひとつですが、あとあと残ることを思うとブログの方がいいかな。

大昔は紙が貴重品だったし、文字を読み書きできる人も限られていたでしょうから、日記を残すことはひとつのステータスだったかもしれません。それに、災害や戦争などの混乱で後世に残すことも大変だったでしょう。
現在のブログは、パソコンなどの電子機器を通すことで読めますが、平時であればずーっと読み続けられますね。でもこのブログの運営会社が期限を設定して、たとえば「10年以上前のものは自動的に見られなくなります」としてしまえば、自分でバックアップを取らない限り消失してしまうわけですね。

子どもの頃の10年はとても長く感じたけれど、社会人になってからの10年は驚くほど速い。そのとき「ものすご~く幸せ」とか「もーどん底・・。」と感情のなかにはまり込んでいても、いつかそこから抜け出しているものです。バラ色の幸せがセピア色になって、どん底と思っていた景色がはるか彼方に見えていることも、人生においてはよくあることです。

ちょっと書き残しておくと、自分のためにいいですよね。


嫌いじゃないけど・・

2018-06-21 12:25:02 | 食べること
チョコミントといえば、アイスクリームですね。
嫌いじゃないけど、できれば別々に食べたい素材ではあります。

ロシアにはアクローシュカという夏のスープがあります。
冷たいスープです。
クワスという黒パンを発酵させて作った炭酸飲料があります。このクワスにきゅうり、ねぎ、ハム、ウクロップ(ディル)などを細かく刻んで入れていただきます。
出来上がってすぐよりも、時間がたってそれぞれの味がなじんだ方がおいしいと思います。
私は、このスープ好きです。

日本語教師のSさんは、ロシアに来て9か月になりますが、まだこのアクローシュカを食べたことがありませんでした。クワスも飲んだことがないとのこと。
先日、スタローバヤ(食堂)でランチをとるとき、アクローシュカがありました。
ちょうど暑い日でしたので、私はアクローシュカをいただくことにしました。
Sさんも「挑戦してみる!」とアクローシュカをとりました。

さて、お味は・・。

Sさんは「う~~ん…、ビミョー」。

そうですか^^; そうなんですよ。クワスという飲み物でさえも、好き嫌いが分かれるのです。
ロシア人でもあまり好きではない人が多いし、日本人で「クワスが好き」と言うと、ちょっと驚かれます。
そのクワスで作ったスープですからね。ハードルは上がります。

結局、Sさんは箸、ではなくスプーンが進まず、「スープじゃなくて、別々に食べたい」という感想を言いながらほとんど残してしまいました。
一緒にいたロシア人も「わかるよ」と大きくうなずいていました(笑)。

ところで、クワスはご紹介したように、黒パンを「発酵させて」つくった飲み物です。発酵させているので微量のアルコールを含みます。私はそのことに思いがいたらず、ただの炭酸飲料だと思って飲んでいました。
でも、鏡を見て「あれ?私の顔、赤いね…」と不思議に思うことがありました。
クワスのせいだったんですね~。
気が付いてからは、飲むタイミングを考えるようになりました。

話がずれましたが、「食べ物の組み合わせは、別々に食べたら問題なく好き。」というものがありますよね、という結論を出しておきます☆




感覚が変わります

2018-06-20 19:34:14 | 暮らし
夏至直前の今日この頃は、夜は10時半くらいまでは明るいのです。
朝は4時過ぎには明るいはず。
日本にいたときより、朝起きるのが遅くなりました。それでも、平日なら6時半には起きるようにしています。
職場となる文化交流センターのゲストルームに滞在しておりますので、究極の住職接近。9時すぎに部屋を出て事務所的なお部屋に向かいます。
ここではタイムカードもなく、みなさん9時前後に出勤します。お昼休みも自分のペースで食事に出かけていきます。きっちり1時間、と言う感覚ではなく、食べ終わったら自分の席に戻ってきてゆるゆると仕事に戻る感じです。

私のランチは、自室に戻って食べることが多いですが、たまに気分転換でみんなと一緒に、あるいは一人で近所のスタローバヤ(食堂)に行くこともあります。200ルーブル(約400円)もあればお釣りが来ます。安く食べられるので重宝です。

究極の住職接近ですので、気を付けなくてはいけないのが運動不足。
1日に1度は散歩に出かけるようにしています。
日が長いので、夕方からでも天気が良ければ散歩して、買い物をして部屋に戻ります。

のんびりモードの中にいると、あまり先のことを考えなくなりました。
みんな、先過ぎることは考えていないようです。
だから、直前になって追加情報があったりする。そうすると、いままで準備してきたことがあまり意味をなさなくなったりするんですね。
綿密な準備よりは、臨機応変さを求められるお国柄です。

でも、そのおかげで「今、現在」を楽しめるようになりました。

これ以上考えても、後で変わるかもしれないから、この件についてはもう考えるのはやめよう。
と、お茶をのんだり、散歩に出かけたりするようになりました。

100%準備してその通り進めることよりも、80%でよしとして、あとの20%はそのとき一緒にいる人たちの反応をみて調整するようになりました(今の私の場合は日本語の授業の教案ですが)。

完璧って何だろう・・。

人の命や安全にかかわることは、完璧に準備しなくてはいけません。
旅行に出る前のパスポートやビザの準備も完璧でないと、足止めをくってしまいます。

でもそれ以外のことは、自分ひとりが考える「完璧さ」にとらわれない方がいいな~と思う。
今までの感覚が変わってきています。


それぞれのクセがあります

2018-06-06 11:49:53 | 勉強
語学には終わりがないなぁ~と思います。
考えてみれば当然。言葉はいきものだから。

日本語を勉強しているロシア人たちを見ていると、それぞれの性格でしょうか、発話のきっかけもいろいろです。
授業ではそれほど存在感のない人も、教室以外の遊びの場面では日本語で話をしようと一生懸命です。
文法がイマイチな人だって、日本の刑事ドラマがすごく好きで「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」というフレーズがごく自然に言えちゃう。このときのイントネーションは日本人そのものですね(笑)。

日本語中級クラスのMさんは、外国人特有の語尾を伸ばす話し方をしない、とても自然できれいな発音の持ち主です。Mさんは、日本の新聞や雑誌の記事を何度も音読したそうです。その結果、耳も鍛えられて自然な発音に近づいていきました。

大人になってからの語学習得は、どれだけ楽しめるか、無心になれるか、かもしれません。
文法にこだわりすぎたり、小難しいことを言うことを考えるよりも、もっと簡単にたのしく会話のキャッチボールをするためのツールと思えばいいのかな、なんて思います。

コピー機のことなど

2018-06-05 11:31:51 | 仕事
コピー機がずーっと壊れっぱなしなんです。金曜日から^^;
オフィスでコピー機が壊れるのって致命的と思うのですよ。
でもね、ロシアでは仕方がないのです。

日本ではこういうオフィス機器はリース契約しているところも多いのではないでしょうか。
以前勤めていたところもそうでした。
定期的にメーカーの方が点検に来てくれたり、不具合が生じれば電話連絡ですぐ修理に来てくれたりします。
こちらロシアではそういうビジネスモデルがありません。

コピー機は買い取りです。そして、とても高価なものです。
調子が悪くなって修理に出したとしても、とても日数がかかり、代替品を出してくれることもありません。
こういう状態なら、日本企業の優れた製品と、至れり尽くせりのサービスで喜ばれること請け合いと思うのですが、今のところ、そうはなっていないようです。

こちらに長く住んでいる日本人の方たちとお食事する機会がありました。
いろんなお話を興味深く聞きましたが、その中に「ロシアでビジネスを成功させるのはむずかしい」ということも話題に上りました。
中国でさえもうまく軌道に乗せることができなかったとか。どんなビジネスだったのかにもよりますが。
人々の考え方、習慣でしょうか。

日本はとても便利ですね。不便なところにビジネスチャンスあり!的な感覚で、どんどんモノやサービスが展開していきます。
それだからこそ、そのサービスを提供する側に無理が生じている場合もありますね。
たとえば、24時間営業とか。
コピー機にしても、「今使えないと困る!」とお昼休み返上で修理に駆けつけることは珍しいことではないでしょう。
そういうことは少しずつ社会全体のゆがみにつながります。
ロシアにはそういうストレスは見受けられません。

どちらがいいか、どちらが暮らしやすいかは人それぞれ。
結論は簡単に出るものではありませんし、現在の私は「そうなのね」と受け入れて「じゃ、どうしようか」と考えるだけです。
それもいいかな、と思います。


昆布サラダ

2018-06-04 11:28:26 | 食べること
先日、日本語レッスンに来ている生徒の家に遊びに行きました。
アパートの10階のお部屋で、とてもいい眺めです。

お茶はもちろん、フルーツやチョコレート、ふだん食べているサラダもごちそうしてくれました。
サラダは昆布サラダ。
昆布の千切りと、ゆで卵をマヨネーズであえたシンプルなものですが、とてもヘルシーでおいしかった。

ロシアのスーパーでは、昆布の千切りがパックになって売られています。
生の状態なので、すぐに使えるのです。
日本だと昆布と言えば乾燥したものが主ですが、こちらでは乾燥したものは・・見たことがありません。

サラダをごちそうしてくれた生徒は、ユジノサハリンスクの出身でお母さんが昆布の料理をよく作ってくれたそうです。このサラダもお母さんの味、なのですね。

翌日、わたしもさっそくこのサラダを作ってみました。
ペトルーシュカという、辞書ではオランダパセリという香草も刻んでいれてみたところ、とても香り良くできました。

日本では昆布はだしを取った後、佃煮にしたりしていただいていますが、このサラダはできるかな。
かなり柔らかくないと、一度にたくさんは食べられないかもしれません。
でも、ちょっとチャレンジしてみようと思っています。

水着は必需品!行動範囲がグンと広がります

2018-06-03 12:53:04 | 旅行
ロシアは寒い国・・?
いいえ、熱い(←暑い、ではありません)国です!

現在私が滞在しているノボシビルスク市はシベリアにあります。
シベリアといえば、極寒の地。でも、だからこそ、人々は春が訪れると五感で春を感じとり、夏になれば思い切り太陽の日差しを楽しむのです。

昨日はノボシビルスク市は30℃にも達したそうです。
ちょうど週末。市内の劇場前の広場ではイベントがありました。



仮装して楽しんでいる人たちや



何かサークルのパフォーマンスを披露していたり。



剣道やフェンシング、ジャグリングなどもありました。

私はベリーダンスのサークルの人たちの輪に入って踊ってみました☆
みんな思い思いに楽しんでいるので、私も素直に楽しんでしまいました。

そのイベントには1時間ほどいて、その後地下鉄駅の待ち合わせ場所へ急ぎます。
今日のメインイベント、バンニャに行くのです。
郊外にある、サウナがあるコテージです。水着とタオル、サンダルを持参します。

水着は持ってきていなかったので、こちらのショッピングセンターで買いました。
水着はいろんなお店でたくさん売っています。
ビキニタイプで、上下別売りもふつうにしていますので、コーディネートを考えるのも楽しいです。

さて、地下鉄とバスを乗り継いで、林の中を15分ほど歩き、ログハウスのような建物のバンニャに到着。
受付をすませて、中に入るとこんな感じ。



私たちは6人で行きましたが、この広さなら12~3人いても余裕です。
とっても広々~。


ここでサウナを熱くするため、薪をくべます。もう準備万端整っていました。
この壁の裏側がサウナです。

水着に着替えて、シャワーを浴びてサウナへGO!

初バンニャの私たち(もうひとりは日本語教師のDさん)のために、地元ロシア人がフエルト製の帽子をプレゼントしてくれました。
この帽子はサウナの熱から頭髪を守るためのもの。サウナの中はとても熱いので、帽子をかぶった方がいいのです。そうはいっても、彼ら(ロシア人)はそういう帽子はかぶっていませんでしたけどね。
それから、メガネ、アクセサリー類も外します。金属が熱くなって火傷してしまいますから。

ロシアのサウナは日本のサウナより湿度がなく、カラッとしているように感じました。
それにしても、久しぶりに汗をかくのはなんと心地よいことよ!
しばらく寒い日が続き、しかもセントラルヒーティングが終了してしまったので、ずーっとうすら寒い思いをしていたのです。あ~しあわせ。

それでも、長時間サウナにい続けるのはよくありません。
サウナから出て、部屋やテラスにでて一休みします。
出たり入ったりして、おしゃべりも楽しむのです。

テラスには水風呂もあります。


水はとーーっても冷たいので、急に入るのはキケンですが、少しずつ体を慣らして大丈夫そうだったら入ってみるといいです。
でも、無理は禁物。

テラスに椅子を出してみんなで紅茶を飲みながらおしゃべりしたり、空を見上げていると、ほんとにリラックスできます。森林浴です。

体のほてりがおさまったら、またサウナへ。
樫の木の葉つきの小枝を束ねたもので体をバシバシします(笑)。
これぞ、ロシアのサウナ!
良く知られているのは、白樺の小枝ですが、このときは樫の木でした。

サウナの中には、よく家庭で漬物を漬けるときに使うような大きさの石が積みあがっています。
そこに水をかけると「ジューーッ」と瞬時に水が蒸発して湿度が上がり、温度も上がります。
小枝の葉にも水を浸して、空中で水の付いた葉を振ると、一気に体感温度があがります。と同時に葉の香りがサウナ中に広がるのです。
サウナの階段状になっている椅子に寝そべって、かわりばんこにバシバシ。
葉っぱは水に浸しているのに、サウナの中があまりにも熱いせいで、葉っぱもすごく熱いんです。
だから、バシバシされると熱いです。
バシバシといっても、葉っぱがワサワサついているので痛くないですよ。
これをうつぶせ状態とあおむけ状態でやってもらいました。
バシバシするのは男性じゃないと無理かもしれません。
葉っぱがワサワサついた小枝は意外と重いし、熱いサウナの中でそれを動かし続けるのは、けっこうハードです。

そのバシバシのおかげで、サウナの後は、肩、背中、腰が軽くなりました。
サウナ、気に入りました~☆

ロシアでは、こうやってリラックスしながら友情や愛情をはぐくむんだなぁ~。
こういう感じ、好きだな☆