東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

平生町 大野~大星山~宇佐木の散策(2/3)

2012年10月30日 | 歴史探訪他ウォーキング

 大星山への舗装道路に出ると、箕山(みやま)に行きました。私が住む麻郷から箕山を見ると、形を変えた富士山のように見えます。私が子供の頃に通った麻郷小学校の校歌に箕山が歌われています、「~箕山の雄姿仰ぎ見て~」と。子供の頃、まだ本当の富士山を見たことがありませんでした。このため、この箕山の形を富士山の形だとずっと思いこんでいました。高校生の修学旅行で本当の富士山を見た時、本当の富士山の方が立派で雄大だと思いました。箕山は擬似富士山でしょうか。

         箕山の山頂392m              箕山山頂は公園になっている
 

 箕山山頂の公園で少し休みました。この山から平生、田布施方面を見下ろすことができるはずでした。5年前来た時はとても良い眺望でした。しかし、数年の間に木が茂って見下ろすことができませんでした。少しがっかりしました。眺望は望めませんでしたが、公園内は綺麗に草が刈ってありました。箕山から戻り、尾根道を戻りました。そして、古い地図に書いてある県道伊保庄平生線があったあたりを探しました。

               笹が茂るなどして、旧県道伊保庄平生線は跡形もなし


 旧県道伊保庄平生線が通っていたらしい個所を探しましたが、全く道らしい跡は探せませんでした。昭和50年の地図ではこの付近に県道があったのですが、尾根道が整備された時に廃道になってしまったようです。県道があったらしい場所に分け入ってみましたが、笹がびっしり生えてとても道があったとは思えません。しかし、すぐ近くに柳井市黒島方面に下りる古い道はかろうじて残っていました。

    右は、柳井市黒島方面に下りる道       雑草の向こうに周防大島を遠望
 

 旧県道伊保庄平生線が無くなっていることを確認すると、尾根道をどんどん柳井方面に下りました。そして、般若寺に向かいました。このお寺は、数回来たことがあります。子供の頃に一度、高校生の頃に歴史か何かの授業で来たことがあります。その後数回来ました。高校生の頃は、まだ舗装されておらず道を歩いて行きました。しかし、当時は発電所が作らせておらず柳井湾の眺望は素晴らしいものがありました。

    般若寺から柳井湾を見下ろして          周防大島方面を遠望
 

 般若寺から数百メートル南に行った場所に、さらに景色が良い展望台がありました。ハイキングコースになっている場所です。数人の方がリュックを背に歩いていました。よくは分からないのですが、番号が付いているたくさんのお地蔵様を訪ねて歩けるようです。

     展望台への登り坂                 柳井市余田方面は眺望悪い
 

 展望台からの眺めは、さらに良いものでした。特に発電所,古墳,琴石山などがよく見えました。かすみがかかっていなかったら、もっとくっきり見えたはずです。琴石山と三ヶ丘山の間の鞍部もよくみえました。先日琴石山ウォーキングの下調べにこの鞍部まで行きました。そして、般若寺方面を見下ろしたことを思い出しました。

          上の丸は琴石山と三ヶ丘山の間の鞍部、下の丸は古墳


 般若寺の展望台でしばらく眺望を楽しんだ後、平生町宇佐木(うさなぎ)に向かって尾根道を降りました。そして、途中の山田地区に寄りました。この山田地区の公会堂横にはたくさんのお地蔵様があります。よくは知らないのですが、般若寺への登り道の途中にあるので、般若寺と何らかの関わりがあるのではないかと思います。この山田地区から南へのコースをたどり平生町大野地区に向かいました。

            般若寺から宇佐木に下りる途中の道、のんびりした里山風情

コメント
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