みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

なぜ戦争はなくならないのか

2019年01月28日 23時21分28秒 | みう・海外旅行記
こんばんにゃ。

ちと真面目な話。

1年ほど前、旅仲間と話していて
「なぜ戦争は無くならないのか」
という疑問に
「イスラエルに行けば分かる」
と答えた人がいた。

この年末年始、イスラエルに行ってきた。
でも、自分には分からなかった。

旅の仕方、土地の回り方、出会った人、語学力、思考力、などなど、きっと全部違うから仕方ないんだけど。

ただ、分かった(ような気がした)ことは少しあった。
けど、分かった(ような気がした)ことが増えたら、
分からないことはもっと増えた。


イスラエルとパレスチナの旅は本当に楽しくて面白くて勉強になった。
魅力的な土地や人がたくさんだった。
その中で、もっとも心を引っ掻かれたのはヘブロンという街だった。



ヘブロンは、海外渡航情報のサイトでは薄いオレンジだったけど、危険度とかとは別の意味で、すごく悲しく感じた。

ヘブロンで起きてること、ヘブロンが置かれている状況は「ひどいよね」だけじゃ語れない。
けど、やっぱひどいなと思う。







ヘブロンだけじゃなくて、世界中にいろんなことがこじれにこじれて、二進も三進も行かないくらいにギスギスしたり、危険なところがあって、それは利権とか歴史とか確執とかがきっかけや燃料になってるんだろうなってことは、なんとなく分かる。

でも、
なぜ話し合えないのか、
譲れなかったのか、
戦争まで行ってしまうのか
ってことは、
やっぱり分からなかったんだにゃあ


イスラエル10日目 帰国 & さくっと総括

2019年01月05日 23時23分18秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

旅の全体図はコチラ

1月5日(土)

・帰国の色々
・フルボトルのワインを持って帰る
・ゆえに香港入国




楽しかったイスラエル・パレスチナ旅行もおわり、今日はいよいよ帰国です。
しかし公共交通機関がグッと減る土曜日。
宿(ドミ)で空港送迎バスの手配とかできるけど、たしか70NISとかいう足元を穴が開くほど見つめた価格だった気がする。

が、昨日半日テルアビブを案内してくれたタリーが、「休みだから」って車を出してくれて、空港まで送ってくれた!

なんでこんなに親切なんだろう。
彼らが日本にきた時は「おもてなすぞ~!」って思ってたのに、「僕らの観光につき合わせているんだから」って、ご飯も入場券も全部出してもらっちゃったし、「ほなイスラエルで案内してもらうときは!」って気合い入れてたのに、やっぱりおんぶにだっこ。
時間も体力もフル稼働でおもてなされてしまった。

ゆとりある者の責任というようなある種のモラルなのか、自分がすんごい子供だと思われてるのか、国民性なのか、個人の器なのか、分からないけど自分もそういう大人になりたい。


出しそびれて数日持ち歩いていた絵葉書を今更投函。



てか、ここにバナナ?


帰国便は12:45発だったので、通常なら10:30には空港に・・・って思うところですが、歩き方などで「とにかく出国が大変」「4時間前には空港着!」「関所が厳しくて乗り遅れても責任はとってくれない」などの脅しを受けていたので、9:20頃には空港に到着。

しかし、我が便は14:30発に変更されておる。
てか、昨日お知らせメール来てたorz
昨日楽しくて、てんこ盛りで、メールチェックとか全然してなかったorz
朝のお散歩を諦めて来たのに・・・

こんなウッカリさんが他にもいたので、しばし日本人とダベって時間をつぶす。
そして、カウンターオープンのコールが!
いよいよ激ウザいと噂の出国です。

けっこうウザいと聞いていた入国がザルだったので、ちょっと楽しみですらある。
なお、同日同便入国だったらしい日本人もザルだったと言っていたが、最近でも入国ハードだったって人もいるので、多分運です。

いざ、出国

●質問攻めは本当にあった
自分の場合、渡航暦にトルコとモロッコがあったので、その辺りを重点的に聞かれているっぽい。
最初は面倒で、とりあえず全部「Yes」で答えてたら「本当に?」と、『だったら面倒になるよ~』オーラを分かりやすく発しながら聞き返してくれたので「No」って答えたり。
「トルコやモロッコに知人がいるか?」ってのも、面倒になりそうだったので「No」って言っておいた。
しかし、聞き取れないくせに慎重になった自分は、だんだんYesもNoも言えなくなってきて、結局「こいつは埒があかない」と思われたらしく噂の字幕問答へ。

「ちょっとこっちこい」と係りの姉さんがいるデスクの向こう側へ呼ばれ、そこにはコンピューターのディスプレイがあり、Q&Aが日本語で書かれておりサクサク回答して終わり。
最初からそうして欲しい。


●フルボトルのワインを機内持ち込み
バックパックのくせにフルボトルのワインを持ち帰りたい!ってことで、
ワイン→箱→ビニール袋→衣類ぐるぐる→ビニール袋
って感じで防護。
チェックインカウンターで
「ワイン入ってるから!やさしく運んでね!」って言ったら
「機内に持ち込んでいいよ~」って、マジか!?


●荷物チェック
荷物チェックも噂どおり、カバンほぼ全確認。
チェックインカウンターよりも後のセクションなので、荷物を預け入れてる人は、作業としては大したことないけど、自分のように全荷物持ち込みの人間はめんどくさい。
自分が通過したときは、アジア人は荷物の大小に関わらず全員やられてたと思う。
(自分の案内されたエリアがアジア人ばかだったので、それ以外は不明)

会議机みたいなテーブルが3~4つくらいあって、その上に荷物を載せます。
ワイン1本追加という無茶のための緻密な梱包が半端に解かれ、金属探知機みたい棒を荷物の中にグイグイ突っ込まれます。
「ナンチャラバッテリー、入ってない?」とか3回くらい同じこと聞かれた。

検査は無事完了。でも、荷物はそのままグイグイ押し込んでも入らないので、結局ほぼ全部出してつめなおし。
免税店前だけどワインはもちろん(?)没収されず。
イスラエルのローカルルールか?


●香港乗継
約2時間半の香港乗継。
ここで当然問題発生。そう、ワインです。
通常のトランジットの流れで進んでいったら、荷物検査で引っかかった(当たり前)
「テルアビブでOKって言われた!」とゴネるも無駄。
なので、香港に入国。

入国して、チェックインカウンター行って、
「搭乗券はあるけど荷物預けたい」って話して、
「やさしくしてね」の一言も忘れず追加。
入国の20分後には出国して、空港内を散策。
ライト兄弟みたいな飛行機のオブジェとか、味千ラーメンとかあって面白かった。





成田では一番最後に荷物出てきた。



けど、荷物が無事だったのでハッピー

ただいま。




●お土産



・ゴラン高原のワイン
まだ飲んでないけど、試飲のとき美味しかったから楽しみ。

・死海の塩
色つきだったり風味足してたり、見た目楽しい。

・名前のわからないお菓子
チョコでもビスケットでもない、不思議な存在。

・平和チョコ
色んな国の言葉で「平和」って書かれてるチョコ。
その「平和」たちをバッキバキに割って食べます。





総括

そんなこんなで年末年始のイスラエル・パレスチナ旅行は無事に帰国と相成りました。
面積は四国くらいのエリアにものすごく様々な環境(自然的にも人為的にも)があって、とても濃くて、有意義な旅が出来たと思う。

イスラエル・パレスチナといえばエルサレムやベツレヘムを筆頭に各種宗教(地方では特にキリスト教?)遺跡、自然系ではなんといっても死海が有名で、そこをピンポイントで回って、日数が余ったらペトラとかに行くのが黄金ルートだと分かってはいたけど、ちょいニッチなところも回れて本当に良かった。

黄金ルートから外れることで、観光客慣れした人ばかりでなく、擦れていない地元の人たちや、「こんなとこまでよく来たね!」と励ましあえる旅人と出会えたことが、とても楽しかった。

21.2世紀現在、このエリアを回るにあたり、政治的な要素に触れることも個人的にはマストだったので、そこも自分のスキルから見ると相対的に冒険だったけど、勇気を出して行ってよかったと思う。

特にヘブロンは全部の意味で特別な体験だった。

そこにある世界遺産以上に、その町のその国の人々に惹かれて、それがGWの旅にもつながるわけだけど、それはまた別のお話。

旅の全体図はコチラ




























イスラエル9日目後半 テル・アビブ&ヤッフォ観光

2019年01月04日 23時16分07秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

旅の全体図はコチラ


1月4日(金)午後

・テルアビブ美術館
・テルアビブ散策
・ヤッフォ散策

実質最終日の午後、ハイファからテルアビブに鉄道で移動し、まずはテルアビブ美術館へ行きたい!

テルアビブ観光は現地の友人サハーが案内してくれることになっており、自分のリクエストは
「テルアビブ美術館と、あとはオススメのところで」
というザックリほぼ丸投げ。

で、テルアビブ美術館は以下の通り、非常に複雑な開館時間。

http://www.cool-world.net/Israel/spot1/210/
■開館:月・水・土 10:00~18:00、火・木 10:00~21:00、金 10:00~14:00
■休館:日曜
■入館料:大人50NIS, 学生40NIS
■詳細HP:http://www.tamuseum.org.il/

そして金曜日は14時まで!
自分は元々は13:00過ぎにテルアビブ・サビダル・センター駅(Tel Aviv Savidor Center)到着予定。
電車を変えて12:35到着になったけど、それでも時間はごくわずか。
焦る!!!

って状態で、テルアビブの駅を出ると、サハーが待っててくれた!
電車内のWifiに本気で感謝!

そしてなんとバイクで来てくれてる!!



「こっちの方が車より早くつけるから」
って、かっこよすぎる!
しかも日本車!てかカワサキ!
自分もカワサキ乗りなので、なんか嬉しい。

そんなわけでサックサクで美術館に到着。嬉しい。



そして大人券50NISを驕ってくれちゃう。
もう、ありがたいやら、申し訳ないやら、ありがたい!

まずは新館から。
こちらは現代アート的な作品がメイン。
世界的な潮流なのか、動画作品も多数。

ヒットラーや分離壁をモチーフにした作品が、同じ美術館の中にあったりして、そこにはユダヤ人の迫害の被害者であり加害者でもあることの現在進行形の歴史があって、それは因縁でも業の深さでも宿命でもなく、もっと遣る瀬無い感じがした。











指紋の北斎!






また、建物そのものがメッチャかっこいい。




右奥、誰かが上着置きっぱなしだよ~



って思ってたら、これも作品だった!
攻めてる!




かなり駆け足で新館を見たけど、もう旧館はロビーの有名な大作を見るくらいしかできないかな?と思っていくと、こちらではフィラデルフィア美術館展をやってました。
(ロッキーがトレーニングで駆け上がる階段のあるところですね)



そして、なぜかこの日は16:00まで開いてるとのこと。
ラッキー!

街歩きもしたかったから16時まで滞在ってことはなかったけど、ちゃんと見られて良かった。

本日の一番のお気に入り
ブランクーシの「キス」


エントランスの壁画


ちなみに、この美術館はサハーが妻のタリーさんと初デートをした場所とのこと。
ステキだなぁ、コンチクショウ。

美術館の外でタリーとも再開。
この後のことを考えて、車を回してきてくれたのだ。
色々ルートを考えてきてくれたらしく、ここからタリーの案内で街歩きをしている間に、サハーは街歩きのゴール地点付近のパーキングに車を移動。
(バイクは美術館の駐輪場に置いていく。明日は土曜日でイスラエルの休日なので、そこで回収するみたい)

タリーと二人で歩いていると
「あの美術館はサハーと初デートで行ったのよ」
って、夫婦で同じエピソードを披露w
「で、出会ったのは美術館の向かいの、あの建物よ」
と、右のでっかいタワーを指差す。



「あれが軍のとっても大事な建物で、あそこで徴兵のときに知り合ったの。すごく大きい建物だけど、本当に重要な部分は全部地下にあるのよね~」
という、イスラエルっぽい出会いのエピソードも炸裂。
こういうの楽しい。

おまかせ散策だったけど、歩き方が紹介しているような場所は、やっぱり現地でも有名どころみたいで、ロス・チャイルド通り、カルメル市場、ネヴェ・ツェデク地区、海岸通りなどを一通り歩くゴールデン・コースだったけど、嬉しかったのはスザンヌ・デラル・センター(Suzanne Dellal Dance Show Centre)に寄れたこと。

ロスチャイルド通りは緑がいっぱい。
道の途中に、小さい公園とか、ベンチとかもあって、のんびりした雰囲気。




世界遺産にもなってるのかな?
確かに白い家が多かったし、歴史的な価値があるのか、キャプションのついてる家もありました。







カルメル市場の手前の歩行者天国。
歌ってる子供とか、踊ってる大人とか、アーティストの小さいな出店がギッシリ並んでたりとか、タリー曰く「上野みたいでしょ?お店を出してるのは大学生じゃないけどね」







壁画も多い。




これはこっちで有名な人のものらしい。
地面寄りに注目!



カルメル市場はカオス!






ラーメン屋もある







ネヴェ・ツェデクは金曜夕方でお店の大半がしまっていて、ちょっと残念。










ダンスとかアートとか好きってことを覚えててくれて、ちゃんと寄り道コースに入れてくれたスザンヌ・デラル・センター、


センターの前の広場では練習中のダンサーさんとかもいて、ポスターとかもかっこよくて、一瞬だけどテンション上がりました。








夕日。
向こうに見えるのがヤッフォの町です。



ヤッフォにも連れて行ってもらいました。
車だと本当にあっという間。

ヤッフォはアーティストがたくさんいそうな街で、細い路地に青や緑の窓枠などもあって、海辺のツファットって感じかも。
昼間に来てもステキだろうな~って感じ。



街中にアート作品があったり、路地に12星座の名前がついてたり、オスマントルコ時代の(?)大砲があったり、小さいけど興味深い町でした。

ざくろジュース。すっぱくて美味しいけど、カップの周りにこぼれまくっているので、手がベタベタになります。


いて座通り、見つけた!


十戒ポスターw


大砲


テル・アビブの夜景が見えます。



短時間だったので、ゆっくりお散歩というより、ガンガン歩き回った!

テル・アビブに戻ってディナー。
金曜の夜で、開いてないお店もあったし、そのせいで開いてるお店は混んでる。
お店がどこもいちいち小洒落てた。






自分は外国の人に名前の由来を聞くのが好きだったりするんだけど、聖書系だったり、特に意味はないって言われることも多いけど、このファミリーはステキだった。
日本風にしたら、
パパ:黎
ママ:雫
息子:晃
娘:光
って感じ。全員が妙に主人公っぽい名前なのがさすがだ。
「子供たちはパパの名前とリンクして、太陽にちなんだ名前なのよ~」って嬉しそうなタリー(ママ)。
「私の名前もチャイルドオブザサンなのさ~」って言っておいた。

観光もすごく楽しいけど、やっぱり現地の人と出会ったり喋ったり笑ったりするのが一番楽しい!
世界遺産を見るだけじゃ分からない、接客顔のツアーコンダクターとしか喋らないんじゃ感じられない、その国の生の今の文化や人が垣間見れる感じが嬉しいのだ。

明日は帰国。
さみしいけど、さみしさは楽しかった証拠!

―――――

ハイファ→テル・アビブ
鉄道で1時間弱 30NIS前後 30分~1時間に1本くらい?

テルアビブ美術館
大人50NIS
http://www.cool-world.net/Israel/spot1/210/
■開館:月・水・土 10:00~18:00、火・木 10:00~21:00、金 10:00~14:00
■休館:日曜
■入館料:大人50NIS, 学生40NIS
■詳細HP:http://www.tamuseum.org.il/


旅の全体図はコチラ


イスラエル9日目前半 ハイファ観光→テル・アビブへの移動

2019年01月04日 14時00分16秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

旅の全体図はコチラ

1月4日(金)

・ハイファ散歩
・鉄道で移動
・テル・アビブ&ヤッフォ観光


昨夜、21時過ぎにハイファに到着し、1時間半ほど夜のお散歩に出ました。
ハイファは「町並みがキレイ」「夜景がキレイ」ってことで有名なのですが、クリスマス&新年の直後だったので、夜景マシマシでした。
だいたいクリスマスのあと2週間くらいはマシマシモードとのことです。








ハイファにはピースシティという俗称?があるらしいのだけど、理由は色んな宗教の人が集まって仲良く暮らしているからってことらしい。
この交差点のキリスト教、ユダヤ教、イスラム教のシンボルがまとめて飾られてるのとかは、かなり衝撃的だった。
みんなこうならいいのにな~。




帰りにシュワルマ・ピタを買って、部屋でシャワーを浴びたあとにのんびりいただきます。





翌朝は7:00過ぎには出発!
とりあえずRishponという市バス(緑色の車体)の停留所へ。



7:05頃に115番バスに乗って、7:12頃にTchernichovskyで降りる。
このバスで一気に山の上の方に行く感じです。
あとはダラダラと歩きながらステラ・マリス修道院へ。

壁の向こうは修道院?けっこう歩く。


道中、早朝にも関わらず小さなお店が空いていたので、のど飴と水を購入。

7:20頃には到着。軽く周りを散策。
隕石落下的な日の出。






7:25頃に入場。無料。
この時間だと朝のお掃除の途中。
本気でお祈りしている信者の方もいました。

壁画がステキ。






マリア像もステキ。


洞窟部分も健在。



7:40頃に離脱し、お次はエリヤの洞窟を目指します。
ロープウェイもありましたが、遊歩道があるそうなので歩いて行きます。
割と草むらがすごいので、短パンとかだと微妙かも?

ロープウェイ、カワイイ。


不思議な植物。





目の前の海は良い波でサーファーやSAPしてる人も。




途中の教会?(右の白いの)


その中。


他にも空き家っぽいものが1軒ありました。

遊歩道?


遊歩道?


遊歩道?


階段までくれば、もうすぐです。


写真を撮ったり景色を眺めたり、「ホントにこの道でいいの?」と不安になったりしつつ、30分ほどかけてエリヤの洞窟に到着。
サッサと歩けば15分くらいでつくと思います。





エリヤの洞窟も嘘かホントか分かりませんが、紀元前から存在しているそう。
中のお祈りスペースは相変わらず男女別ですが、入り口からは両方丸見えです。




ここでも小さい紙に願い事を書いてお祈りするシステムでした。


猫がおりますよ。
下の布は何だろう?





船の博物館的なところを通りすぎてメインストリートへ出たらメトロニットに乗って、バハーイー庭園へ。







こちらは10分に1本くらいの割合でやってきます。
バハーイーの目の前には着かないので、運転手さんや周辺のお客さんに「バハーイーね!」って声かけておいたら、最寄の停留所で3人くらいが教えてくれましたw
だいたい7分くらいで着きました。

停留所からバハーイーまでは1本道って感じです。
同じところで降りたおばあちゃんが途中まで教えてくれて、昨夜見た道まできたところでバイバイ。



バハーイーガーデンには3つの出入り口があります。
すべてボディチェックあり。

一番下はちょろっとお庭をのぞく程度。(9:00OPEN)


真ん中はバーブ廟へのアクセス。


いずれの入り口から入っても、庭園をお散歩することはできません。

庭園を歩きたければ、無料のツアーに参加するしかありません。
そしてツアーのスタートは庭園の一番上の入り口です。
しかし、下界からそこまで真っ直ぐに登れる階段などがなく(それは庭園の中だけ)、結局ウネウネと周辺の坂道を登るしかありません。

歩くのがイヤでバスに乗りました。
「バハーイー!」って言って乗りました。
「ここで降りろ」って言われて、「なんか違う。おかしい」って思ったけど、信じて降りる→違ったorz

バハーイーの頂上まで行きたいのに、中腹のゲートだった。バカ!
けっきょく半分は歩いて登る羽目に・・・

ちなみに市バスの値段は距離とか関係なく一律料金です。
で、2回以上乗るならラブカブカードがお得です。
(しばらくラブラブカードだと思ってた)

んで、頂上のゲートはめっちゃ分かりにくいです。
「ここら辺だよね?」ってウロウロしている人が多数います。
自分は紙地図だったので、人に聞いたり、最後は勘で辿り着きました。
バス通りから1本海寄りの道に入ります。
上のゲートは思いのほか小さいので、下のゲートみたいな規模を想像していると辿り着けないと思います。
紙地図派の方におかれましては、Googleマップなどでサクッと予習して行かれることをオススメします。

ツアーは時間帯によって言語が選べますが、日本語はモチロンなし。
自分は10:00からの英語ツアーに参加しましたがチンプンカンプンでした。
ガイドさんにもよるかもしれませんが、団体からちょっと離れすぎ!ってことで怒られてる方もいました。
歩ける場所も決まっており、説明に飽きても勝手に先に進むことも出来ません。
写真好きな人は三脚OKか要確認かもしれません。
あと、ツアーはバーブ廟手前で解散なので、一番下のゲートまでは歩けません。

ということで、説明を聞き取れない身としては少し残念要素もあるツアーでしたが、お庭自体はとてもステキですし、港を臨む景色も素晴らしいです。




(いちを冬なのでお花少なめ)





バハーイー教の家族関係とかはサッパリでしたが、とりあえず庭に置いてあるものには宗教的な意味はないらしく、綺麗だな~ステキだな~って思ったものを集めてるだけらしいとか、バハーイー教がイスラム教から派生したんだけど、絶対平和、男女平等、偏見打破、格差撲滅とかを教義にしてるらしく、めっちゃいい教えじゃん!って思ったけど、そのせいでイスラム教から破門されたらしいとかは、なかなか面白かったです。
なおバハーイー教はほかの宗教を否定しないスタンスらしい。そーゆーのもいいわぁ。(聞き間違えの可能性大!)

ハイファには多分バハーイー教信者よりもジューイッシュ、クリスチャン、ムスリムの方が多いんじゃないかと思うのですが、この町がピースシティーなことの理由のひとつには、そんなバハーイー教の廟がドーンと鎮座してることもあるのかな~なんて思いました。



あと、写真NGでしたがバーブ廟の内部がけっこう好きでした。
ものすごく細かい彫刻がある!とかじゃないんですけど、シンプルな内装で、床にバラの花びらが撒いてあって、室内が新鮮なバラの香りで満ちていて、すごく穏やかな気持ちになれる空間でした。


45分のツアー+バーブ廟の見学を終えたら、ハイファを離脱。
本当はもっと街歩きしたかったのですが、友人サハー(ゴラン高原を案内してくれた)とテルアビブで待ち合わせなのです。

Google調べではハイファ→テルアビブの電車が1時間に1本くらいしかなさそうだったので、時間にかなり余裕をもって行動!
庭園の中段のゲートから外に出て、バスどおりに出てタクシーを拾います。
とりあえず宿までの値段交渉をしたあと、駅まで追加したらいくら?と、再交渉。
それなのに値段失念。
ただ、安くはなかったけど、高くもなかったし、バトガリム駅(Bat Galim)がハイファの街中から少し離れているし、宿までバス乗って、宿から駅までまたバスに乗るより楽だし、明日帰るのでまぁいいかなとw

そしてタクシーの運転手さんがめっちゃ熱い人だった。
ハイファについて色々教えてくれたり(名前が3つある!ハイファ、グリーンシティ(緑多いから)、ピースシティ(いろんな宗教の人が集まって仲良く暮らしてるから))とか、中東戦争に行ってたとか、「日本と日本人が大好きだ」とか(日本人はハイアイキューって言われて最初分からなかったw)、「2度の原爆から立ち直る強さと賢さマジすごい!テレビで見て泣いちゃったよ」とか、運転中すぐ両手離して熱く語るし、駅に着いてからも数分熱く語ってくれて中々車を降りれないw
でも、めっちゃ面白かったし、結局乗りたい電車の小一時間前には駅についたので気にしない。


電車は事前の調べでは11:07、12:07、13:07などがあるらしく、自分は12:07に乗るつもりだったのだけど、駅に行ったら11:33の電車で行けるとのこと。
お値段も32NISだと思ってたけど、27.5NISだった。
到着ももちろん12:07発より早い。なので当然乗る。

券売機


駅の通路にピアノ






普通の電車だけど、車内はとてもキレイ。
大きな荷物は背中合わせのシートの隙間に置くのが一般的。



2席くらい離れたところに置いて、ちょっと緊張。


電車内にはフリーWifiがあり、友人サハーに「30分早く到着する」って連絡も出来たし、ちゃんと「OK」の返事も受信できた。



向かいの席のおばちゃんが日本に来たことがあるそうで、ちょっと会話が弾んだのも嬉しかった。
イスラエリー=旅好きってのは本当なんだなってシミジミ。


世界の車窓から


世界の車窓から


世界の車窓から


世界の車窓から


チケット


テルアビブについた。
駅から見る町なみ。



テルアビブ駅構内




駅ピアノ


立ち読みどころか「寝読み」



電車を降りたら待ち合わせ場所へはどう行けばいいの?ということで、サハーが「○○改札はどこ?」的な質問を書いておいてくれました。

駅に鉄の回転扉ってのがイスラエルっぽいわ~。




果たして友にちゃんと会えるのか!?
実質的最終日午後のテルアビブ観光については次の日記にまとめます。

旅の全体図はコチラ

――――――


ハイファの下界→Tchernichovsky→ステラ・マリス修道院
市バス10分弱 5.9NIS + 徒歩10分弱

ステラ・マリス修道院→エリヤの洞窟
ワイルドな遊歩道 徒歩15~20分
※ロープウェイもあります

エリヤの洞窟→バハーイーガーデン近くのバス停
メトロニット10分弱 5.9NIS
※この時点でラブカブカードに負けてる。市バスやメトロニットなどに2回以上のるならラブカブカードがお得です。

バハーイーガーデンのツアー
所要45分
※回数が少ないので、事前に要確認!

ステラ・マリス修道院
エリヤの洞窟
バハーイーガーデンとバーブ廟
これ全て無料

ハイファ→テル・アビブ
鉄道で1時間弱 30NIS前後 30分~1時間に1本くらい?


昨夜の夕食 37NIS
シュワルマピタwithピクルス+コーラ
これで38NISだったけど、小銭が37NISのみでまけてくれたw

ブランチ ?NIS
駅でクロワッサンとコーヒー


旅の全体図はコチラ


イスラエル8日目 ゴラン高原→ハイファ

2019年01月03日 23時01分48秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

旅の全体図はコチラ

2019年1月3日(木)

・ゴラン高原周辺観光
・ツファット散策
・ハイファ到着

この約半年後に「トランプ高原」とか言い出すとは思ってもみなかったゴラン高原からハイファまでの観光ですorz




この日はエルサレムで会い損ねた友人・サハーが「埋め合わせに何かしたい」ということで、車でゴラン高原まで来てくれることに。

最初はその申し出をいただいたことも、正直ちょっとめんどくさいなぁ(自分が英語ダメなのでメールとかも大変だし、待ち合わせとかも不安だった)と思ってたけど、結果的には来て貰ってめっちゃくちゃ良かった!
そしてゴラン高原の日を選んでホントにホントにホントによかった!

サハー(推定アラフィフ)とは、5年前にパラオのダイビングで同じ船になったのをきっけに、FBでゆるゆる交流を続けており、昨年日本に遊びにきた時には奥様ともども鎌倉を案内させていただきました。そんな仲です。

9:00過ぎに、そのサハーがヒュンダイに乗ってオデムの宿に参上。
本人はなんと5:00起きだったらしい。

ワインで有名なゴラン高原なので、まずはワイナリーへGO!

9:30頃、ワイナリーに到着。




瓶詰めなどの作業場の壁がガラス窓になっていて、ショップ側からでも見られるようになってるけど、朝早すぎたのか稼動はしていませんでした。

そして白×2、赤×2、デザートワイン×1をテイスティング。
運転のあるサハーは舐める程度。てか、車で来ててもガンガン勧めてくるワイナリーさんが怖いw
自分もまだ9時台なのでちょい自粛。


五本並べて撮りたかったけど、白はすぐにしまわれちゃう(笑)

「どれが一番好き?」「2つ目の白かデザートワインかな。サハーは?」「僕も白が好きだな~」などと言いながらも、結局半分は捨てた。
こんなにテイスティングしたけど、バッパー&機内持ち込み派なので持ち帰れないし、購入は諦めておりましたが、サハーがいつの間にか私が気に入ってた白のフルボトルを買っており、お土産に持たせてくれた!
ありがとう!でも、ちゃんと持ち帰れるか若干不安・・・


お次は自分の一番の目的であった「涙の谷」とか「Oz.77」に向かいます。

正直よく分からないんだけど、とにかくゴラン高原には中東戦争の頃の戦車が置きっぱなしになってるらしい。
で、そういうのを見に行きたいなと思ってました。

具体的にどの辺りに何があるとかも分かってなかったけど、Googleマップとかトリップアドバイザーとかの写真を見ると、広々してて眺めも良さそうだったので
「目視で探して歩けばよかろう。もし4km離れてても1時間だし」
というザックリした計画を立てていました。
が、現地で思ったのは「これは、もはや計画とは呼べないかも・・・」ってことです。

高原全体が霧に覆われており、4kmどころか200m先も怪しい見通し。
場所によっては25mでもあやしい。




あちこちに「地雷注意!」という看板と有刺鉄腺があり、もし見通しがきいて戦車を発見したとしても、まっすぐ進めなかった可能性が大。


ハイキングシーズンの春や夏ならいざ知らず、冬に何かを目視で探し徒歩で目指すのは、あまりにも無謀でした。

さらに、実はサハーは警察関係で法律関係の仕事関係をしており、ゴラン高原では地元の警察に案内を頼んでおいてくれたのです。コネすごいな。
おかげでめっちゃ充実したゴラン観光が出来ました!



まずは警察署で合流し、本日のガイド警官さんにご挨拶。
酔い覚ましのコーヒーをもらいつつ「何見たいの?」とミーティング。
「とりあえず戦車。あとはオススメを何でも!」という人任せなオーダーしかできない自分orz

パトカーに乗って、いざ観光へGo!


日本車でした!



まずは廃墟へ。













廃墟好きとしては堪らないチョイス!ありがとう!

自分の英語力では元は何の施設で、いつ頃どのように廃墟になったのかは理解不能だったのは残念orz
カップルが1組いたので、地味に有名なスポットなのかも?


お次は戦車。









晴れてて見通しがいいと、平原に何台も並んでる様子も見られるらしいが、この日はあいにくの霧。まぁ、ムードがあってよいってことで。

「ドコの戦車?」と聞くと「イスラエルだよ。北(シリアの方)を向いてるしね」とのこと。うううむ。
てか、ちゃんと聞き取れてないかもなので、ウソかもです。
話半分でよろしくです。

更に塹壕や攻撃拠点的なところも見学。
もちろん中も歩けます。
塹壕は装備が無かったので10m弱で撤退。









ちなみにこの辺りはシリア国境(ってか第4次中東戦争の停戦ライン?)まで400mほどです。



風力発電も行われてます。
「眺めがいいと、こんな風景だよ」と見せてくれた写真。


それとは似ても似つかない本日の景色。



訓練用のハリボテ住宅。これは現役らしい。


道路では戦車を運搬しているトラックと頻繁にすれ違いました。
(ろくな写真がないorz)


めっちゃ充実したオデム周辺観光を終えて、警察官さんとバイバイしたら、ヘルモン山(Mount Hermon)に向かいます。


ヘルモン山は(ここをイスラエルの土地とするならば)イスラエルの最高峰らしく、唯一のスキー場があるそう。
ただし、サハー曰く「規模はめっちゃ小さい。自分はイタリアとかで滑る」とのこと。


ヘルモン山付近。雪がいっぱいで、子供たちが遊んでる。





ヘルモン山につづく道路は、この日は雪が多いからってことで閉鎖されてました。残念。


でも「まぁ、今日は行っても何も見えないかもw」ってことなので気にしない。


ランチはマジダル・シャムス(Majdal Shams)というドルーズ派(ドゥルーズ派)の村へ。

この辺りは元々はシリア領だったのですが、中東戦争を経てイスラエルの支配地域になったわけですが、そのときに多くのシリア人は北へ逃れました。
でも、少数の人々はゴラン高原にとどまりました。
イスラエル国籍を取得することを求められても拒否し続け、それでもシリア人とは認められずというドルーズ派の人たちの小さな村が、ゴラン高原には少数残っています。
自分は当初、ドルースの村であるメッサダに宿泊したかったのですが、安宿がなくてオデムに宿泊していたので、マジダル・シャムスに行けたのはとても嬉しかったです。
また、イスラエリーの中にはゴリゴリの武闘派や、モリモリのジューイッシュの方もいるけど、サハーはゆるっとした平和主義者で、マジダル・シャムスに行くことも彼から提案してくれました。
そういう人で本当に嬉しい。
(なお信仰もゆるゆるで、普通に海老とかも食べますw)

ただしマジダル・シャムスもヘルモン山同様に濃霧&極寒ゆえ、町の様子は良く分からず、散策もままならない。
それでもランチは美味しかったし、店員さんはドルーズらしく、顔立ちもユダヤの人たちとは異なる雰囲気の人ばかりでした。








ランチ後は要塞のようなところに連れてってもらいましたが、この日はorこの時間は入れず。


近くの滝でお散歩。





そしてメトゥラにも寄り道。
メトゥラはレバノン国境まで2kmほどの街?村?です。
ほんの数分お散歩をしたでけですが、かわいらしい町?でした。





この向こうがレバノン。



あとはハイファへ向かうだけ・・・
と思っておりましたが、サハーが「ツファットも行こう!」というので、さらに寄り道。

ツファットは行く予定がなかったので完全にノーマークだったけど、実は4大聖地の一つとのこと。
あとの3っつがエルサレム、ベツレヘム、ヘブロンかティベリアかな?

ツファットはとてもかわいい町なんだけど、完全に日が暮れてからの訪問なので、夜中の写真しかありません。
が、石造りの家に緑や青など聖なる色の格子窓やドアが並んでいてとてもステキな町並みだし、ギャラリーも多くて楽しいです。














なんとなく入ったカフェが歩き方にも載ってるお店でした。







ここまで全額サハーに奢られっぱなしなので、彼がトイレに立った隙にケーキとコーヒーだけだけどお支払!1回でも払えてよかった。

イスラエルなのに「カフェ・バグダット」という名前のカフェで、
「なんでやねん?」「映画じゃない?」「有名だよね」「うん」「でも見たことないわwww」「僕もwww」「でも曲は大好き」「僕も~♪」というフツーの会話が楽しい。

観光ももちろんとても楽しかったけど、移動中に子供時代の話とか、好きな映画や作家の話とか、フツーの会話が出来たことがとても楽しくて、「旅先で知り合った(外国人のトモダチがいるんだぜって自慢するための)トモダチ」じゃなくて、ちゃんと「友達」になれたような気がした。


ハイファの宿とかは明日まとめて書くです。








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イスラエル7日目・ティベリヤ湖畔でハイキング→ゴラン高原へ移動

2019年01月02日 23時00分38秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

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また半年も経ってしまいましたが、年末年始のイスラエル・パレスチナ旅行の続きです。

ってことで、2019年1月2日(水)

・ィベリヤ湖畔でハイキング
・ゴラン高原へ移動

宿でビュッフェ形式の朝食を摂りつつ、サンドイッチを余分に作ってペーパータオルにくるむ。
そんな自分の狡さにモヤモヤしつつ、ハイキングに出発。

年末年始の北半球といえど、海抜マイナスなこのエリアはとても暖かい。
嵐のエルサレムでは、冬物のジャケット(コート)、セーター、カットソー、ヒートテックを着ていましたが、この日はヒートテック、カットソー、半袖Tシャツ、ウルトラライトダウンを着用して出発。
すぐにダウン不要になり、歩き始めたらヒートテックも脱いで、カットソーにTシャツの重ね着だけで十分な感じでした。てか、むしろ汗ばむ。

8:45 セントラルバスステーション発の52番バスにて出発。
運転手さんに「カペナウム!」って言っておけば大丈夫。



ちなみにバスのアナウンスでは、しょっちゅう「ハタハナーハバァ」って言ってますが、これが「次の停車駅は」的な意味です。
ここで耳をすませていると、案外降りるべき場所が聞き取れることもあります。(全然違う名前のときもあるけど)

自分のときは、カペナウムあたりで4名降りました。
そのうちの1人が日本人だったけど、ちょっと曲者&風邪気味?な感じだったので、早々に分離。

ちなみに、自分は2015年頃の歩き方を持参していたのですが、カペナウムとギリシャ正教会の位置が逆になっており、必要以上に迷いました。
帰国後に確認したところ、2018年の歩き方では直ってました。

ということで、バスを降りた後、軽く湖を眺めてから周囲を見渡し、まずは目に付いたギリシア正教会へ向かいます。
9:20くらいには到着。



建物かわいい。

こちらは入場無料。
なかではちょっとしたお土産も売っています。



そして、なぜか孔雀を飼っています。
マケドニアのスベティ・ナウムという修道院?でも孔雀を飼っていたことを思い出し、何か意味があるのかも?と思い「教会 修道院 孔雀 意味 キリスト教」などでググって見ましたが、不老不死の象徴とか、華美・強欲の象徴とか、色々出てきたのですぐに調べることは諦めました。

華やかな内装。


フレスコ画の悪魔。


妙にアニメチックな幕。


ここはブラジル人カップルと自分だけという、ほぼほぼ貸しきり状態でゆったり見られました。
9:40頃離脱。

お次はカペナウムへ。
地図があてにならないので、ギリシア正教会で道を聞きます。
「5分くらい」って言われたけど、20分ほど歩きました。
(車で5分ってことだったのかも?)

道のりは平坦な1本道で、最後にちょっとウネウネするくらい。
間違った地図しかなく、Googleマップとか使わなくても辿り着ける感じです。

10:00頃、カペナウムに到着。入場料5NIS。



マフィアか?


こちらは遺跡になります。
面白いなと思ったのは、シナゴーグの遺跡の上に、新たに床面がガラス張りになった高床式のシナゴーグを作ってるってこと。
すごく「場所」に関するこだわりを感じました。

ここは大型バスで乗り付けてる団体さんもいましたが、高床式シナゴーグは貸切でした。

外の遺跡では、団体さんがガイドさんの解説を聞いてたりもします。


高床式シナゴーグの床から遺跡が見えます。


年代を感じさせる遺跡。


こちらはローマ遺跡風?


10:20頃、団体さんが来たので退散します。


入り口脇のベンチにキリスト!?



ちなみに本日のルートは歩き方に掲載されているオススメのハイキングルートを参考にしているのですが、これには罠が潜んでいます。

歩き方ではざっくり
「カペナウム・ギリシア正教会→パンの奇跡の教会・ペテロの教会→山上の垂訓教会」
的なルートを推奨していますが、山上の垂訓教会には長い昼休みがあります。
ひとつひとつを、よほどじっくり見学orめちゃくちゃ駆け足で見学しないかぎり、オススメ通りに行くと、ちょうど山上の垂訓教会は昼休みにぶつかると思われます。ほんと、要注意!

自分は事前に調べていたので、カペナウムのあとは山上の垂訓教会に向かいます。



カペナウムからは湖を左手に見ながら30分ほどお散歩です。
ティベリヤらしく、一度干舗装されている歩道が、要所要所できったないですw

11:00頃、歩き方の地図を見て、ハイキングコースってこれか?ってあたりで道路を渡って、気持ちのよい緑の斜面の中の細い道を登っていきます。


ハイキングコース


ハイキングコース?


がっつり私有地っぽい畑エリアにぶつかりました。
人がいたので「山上の教会に行きたい」ということを雰囲気で伝えると、「ここ進んでいけば着くよ。通っていいよ」っぽい雰囲気を伝えてくれたので、ガシガシ進みます。

かわいい家。


よい景色。


11:15頃、そうして辿り着いた門は裏門。


なので、左に進んでいきます。
そうすると、駐車場とかもある表玄関につきます。
(てか、そもそもこのルートがあってるのかも不明ですが・・・)



11:25頃、山上の垂訓教会に入場。5NIS

ちょいと逆光がキツイです。


教会内は八角形。


上部には特に大事なお言葉がステンドグラスで表されてます。


ローマ法王とか来てたらしい。


そして事前調べのとおり、11:45から昼休みに突入。
ゴリゴリと追い出されます。

歩き疲れていたのでヒッチハイクを試みるも、人数いっぱいだったり、方面違いで2台見送る。
昼休みと知らずに来たカップルが乗せてくれると言ったが「この辺りを散策してからでいい?」とのこと。長くなりそうだったので、諦めてきた道を歩く。

さらばじゃ


すると、畑の中で謎のジープ?に遭遇。ダメもとで聞いてみるとOKとのこと。
どうやら水道局かなんかの人たちで、水道管とかの見回り中だったみたい。
「仕事しながらだから、少しだけ回り道するよ」っぽいことを言ってる気がするが気にしない。

実際、回り道は大したことなかった。
それよりも、まるでアトラクション!?なワイルドなドライブにテンションが上がるw
ドアのない小型車で、急斜面をガックンガックンしながら下るのはスリリングで楽しかった!

ありがとう!



ヨブの泉は探すのがめんどくさくなって諦めた。
パンの奇跡の教会とペテロの教会は足を運ぶ。

ペテロの教会は、漁師らしく水辺感溢れるデザイン。







これはヨブの泉ではない。


これも違う。


パンの奇跡の教会。


大理石っぽいステンドグラス(?)が独特でステキだった。







ハイキングで回れそうなところは、概ね足跡つけたので、宿に戻ります。
大通りに出ると、運よく30秒でバスが来た!10NISくらいだったかな・・・。
この時点で13:00頃です。


13:30過ぎには宿に戻って荷物を回収。バスの時間まで少し間があったのでダラダラしていると、ミツペ・ラモンで会ったヒロさんに遭遇!
明日ハイキングの予定らしい。そして、ハイファ経由で来たそうで、自分が予約してる宿に泊まってたらしい。また、自分同様に喉を痛めていたので、のど飴を売ってるお店なども伝えたり。

お世話になったコフドロップ


お互いに有意義な情報交換をしてバイバイ。(後にテルアビブでも再会するw)
そしてセントラル・バス・ステーションへ。

バスステーションにはマックもあります。




15:20発の541番バス27NISで、まずはキルヤット・シェモナーに向かいます。


16:30頃、キルヤット・シェモナーに到着。



バス待ち1時間ほどあるのですが、疲れていたのでおやつを買って、バスターミナルでまったり。

キルヤット・シェモナーのバスターミナルは、ちょっとした売店や、軽食が食べられるお店があります。


ちなみに自分はこの後でオデムという町に向かうのですが、ローカルさんもあんまりちゃんと把握してない模様。
「どこ行くの?」「オデムだよ」「じゃあ、あのバスで行けるよ」と言われ、運転手さんに聞くと「いや違う」「17:30頃のバスだよ(当初の予定通り)」ということを3回ほど繰り返しましたw
宿を予約しているなら、そこのスタッフさんに予め行きかたを聞いておくのが一番安心だと思います。
そして確認は必ず運転手さんに!

ってことで、予定通りに17:30発の55番バス14.5NISでオデムへ向かいます。

道中は真っ暗




18:40頃、オデムのバス停に到着。

本日の宿はGolan Heights Hostelです。
オデムのバスターミナルから本当にすぐなのですが、到着時は真っ暗すぎて何も見えません。
さらに自分は地図とかも持っておらずという状況。
しかし、バスの運転手さんが大変親切&他にお客さんがいない(終点なのかも?)だったため、運転手さんが宿に電話をかけてくれて、宿の人がバス停までお迎えに来てくれましたw
その間30秒ほど。本当にめっちゃ近い。

Golan Heights Hostelはめっちゃくちゃ良い宿でした!
各サイトでの評価が高いのも大納得。
室内はかわいいし、食事は美味しいし、シャワーなども清潔で使い易かったし、Wi-fiもサクサク。
20NISで夕食も頼める(みんなで食べる)し、宿内にお酒や食材も豊富に揃ってます。
夏とかはハイキングツアーとかカヌーツアーとかもアレンジしてもらえるっぽいです。
スタッフは殆どが長期滞在の旅行者のバイトさんって感じでしたが、皆さん感じが良かったです。お客さんの気持ちが分かってるんだと思う。

このお酒、美味なり。


夕食




クナフェ(クナーファ)も美味なり。


ダイニングキッチン


売店も充実。
これでも一部。




横になると見える(笑)



夕飯のときに外で轟音して、みんなで
「演習かな?本番じゃないよね?」とざわついてるのがイスラエルっぽいなと思いましたが、実際には雷でした。

しかし帰国3週間後、本当にシリアとの間でドンパチがありましたorz
そもそもゴラン高原は、イスラエルが実効支配をしていますが、本当はイスラエルものとも、シリアのものとも、その他の場所のものともハッキリしていないようです。
地図をみると何本も線が引かれていて、各々の主張が入り乱れていることが良く分かります。平和であれ。

明日は友達がくるまであちこち案内してくれるはずなので早よ寝よ。

――――――――――

8:45発 52番バス 5NIS弱 9:10頃着
ティベリア バスターミナル → カペナウム(ギリシア正教会)の近く?

バス停 → ギリシア正教会 徒歩10分ほど

ギリシア正教会 → カペナウム 徒歩20分ほど

カペナウム → ハイキングコース → 山上の垂訓教会
徒歩45分~1時間ほど

パンの奇跡の教会あたりのバス停 → ティベリヤ
バス20分ほど 10NISくらい?

15:20発 541番バス 27NIS 16:30頃着
ティベリア バスターミナル → キルヤット・シェモナー

17:30発 55番バス 14.5NIS 18:40頃着
キルヤット・シェモナー → オデム


宿:Golan Heights Hostel
110NIS/泊 カードOK
夕食は別料金20NIS


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2018年をふりかえる

2019年01月01日 23時44分34秒 | みう・1年をふりかえる
あけましておめでとうございます。
ざっと2018年を振り返っておきたいと思います。
 
2018年の裏テーマは「ケチケチしない」でした。
お誘いには極力参加。
行きたいところはなるべく行く。
(可能な範囲で)
ということで、金銭的には前年比より50万ほど出費が増えており、2019は再びケチケチしたいと思います。
 
~旅と旅行~
●スリランカ
●パプア・ニューギニア
●イスラエル&パレスチナ
●広島
●呉
●大阪
●静岡&三重
●スノボとか
 
国内は、久々のボランティアで汗を流したり、大好きな太陽の塔や、ずっと行きたかった原爆ドームや伊勢神宮などを実際に見ることができ、とても良かったです。
静岡&三重は船旅だったのですが、同じ船が年始にグアム港で接触事故を起こし、船長の飲酒疑惑も浮上。
自分が乗ってた時と同じ船長なのか、ちと気になる・・・。
 
国外は、同じ地球人が営んでいるとは思えないほど、てんでバラバラの個性的な文化と日常。
パプアは2地区のみの訪問だったけど、ディープさはハンパなく、それぞ半周したスリランカとイスラ&パレは、その小さい国土の中で複数の民族や環境に触れられて、ギャップも含めてすごくおもしろかったです。
もう行きたくないって国がない!
あと、久々に髪を切ったので、その後の旅行はやっぱり楽♪
なんでも気になるし、どこでも行ってみたいし、本当に興味も注意力も散漫な自分だけど、やっぱその中でもチョンっと飛び出すビビッとポイントってあるなぁ…と、自分が見えてきた気もする。
2019年も広く浅く、時々ディープに、自分らしい旅ができたら嬉しいな♪
 
~日常の趣味~
いちを映画とか読書とかアートとか好きです。
けっして詳しくはなく、知識もなく、ただ好きです。
2018年は49本の映画、23件の展覧会、21冊の本、6つの舞台に触れることができました。
本はもっと読みたかったけど、旅行前は歩き方や旅ブログばかり読んでしまうので、2018年は特に厳しかったorz
映画とかは金銭的にココが限界かも・・・。
あとぷちっとアウトドア。
2017年までは5年連続で東北キャンプツーリングをやっていたのだけど、2018年はあえてお休みしてみました。ゆえにバイクの走行距離はめっちゃ短いです。
トレッキングとかも行ってないし、体力不足というか体力減退がズシッと堪えた1年だったので、2019年は個人的に「歩け歩け運動」を盛り立てていきたいです。
私がダレてたら「歩け!」と声をかけてください。
 
~来たれ、2019年!~
咳をしても一人
そんな、鳴かず飛ばずの30代もあと1年。
焦りや不安みたいなものも、この心の片隅にいつも小さく巣食っているけど、それ以上に「39歳」にワクワクしてます。
やっぱベーコンとか焼豚とかメロンパンとか、端っこって美味しいし!
(グラタンやビビンバのおこげもしかり)
最北端とか国境とかも大好きだし!
端っこサイコー!!
ステキな端っこライフ実現のために、皆様にお力添えいただければ幸いですし、また、こんな私で何かお役に立てることがありましたら、お気軽に召還してくだされば幸いです。
可能な範囲で飛んで跳んで翔んで行きます。(回りはしませんよ)
2019年もよろしくお願いいたします( ^ω^ )
 
 
2017年はコチラ
2016年はコチラ
2015年はコチラ
2014年はコチラ
2013年はコチラ
2012年はコチラ
2011年はコチラ
2010年はコチラ
 

イスラエル6日目・ミツぺ・ラモン〜ティベリヤ移動

2019年01月01日 23時00分51秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

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2019年1月1日(火)

・初日の出は拝めず
・ミツペ・ラモーンからティベリヤまで大移動
・ティベリヤ散策
・セント・ピーターズ・フィッシュ実食

5:00起床、相部屋の人に最大限に気を使いつつ身支度とパッキング。
5:30過ぎには宿を出る。
まだ太陽の気配は皆無。
煌々と輝く三日月と街灯の明かりの中を今一度ビジターセンターに向かって歩く。







6:00頃、ビジター・センターに到着。
まだまだ暗いなか、アイベックスがうようよ。
地元のカメラマンっぽい女性に遭遇。
「昨日も会ったわね」と言われる。
そういえば夕焼け待ちのときに会ってたわ。
アイベックスは野生なので餌あげちゃダメなんだけど、盛大に餌付けしてる。
慣れた様子なので、たぶんしょっちゅうやってる。

なんとなく空が白んできた。
三日月はあんなにクッキリ見えたのに、地平線際は盛大に曇っている予感。
考えても仕方ないので、考えるのをやめた。
んで、ひたすらアイベックス観察。










じわじわ人が集まってきた。みんな初日の出目当てだと思う。



てか、思ったより人少ない。
新年を迎えるってのが、初日の出よりもガラ・パーティーが主流っていうかメインなのかも。(または日の出に興味が無い?)

6:45頃にはすっかり明るくなっていたけど、太陽が見当たらない。
もう日の出は諦めてバス停に向かう。
前々日に降りたのと同じバス停。


7:00の65番バスでベエル・シェバに向かう。15NIS。

道中は朝焼けの砂漠が美しい!
ときどき見えるオブジェとかもイスラエルっぽい。








8:10頃、ベエル・シェバに到着。
すでに開いてるお店とかもある。



自分はほっとコーヒーを買って、前々日にかったシリアルバーの残りと合わせて朝食にした。

8:40、11番乗り場から出る470番バスに乗る。
これでエルサレムまで戻る。27NIS。
2時間半、ノンストップ。



だんだん緑が増えてくる。







エルサレムの町がすでに懐かしいw

10:10頃、エルサレムのバスタ新宿、もといビル型のバスターミナルに到着。
もはや勝手知ったるナントヤラな感じで、戸惑いもなくティベリヤまでのチケットを購入。
ちなみに、バスは席さえ空いていればチケット買わなくても、乗り口で現金支払で乗れるので、出発が迫ってたら直接乗り場に向かう方が良いかも?

自分の乗りたいのは10:45発なのでノンビリ。
ここで初めてビル内のチップ式トイレを使ってみた。



チェックポイントみたいな鉄格子の回転扉がついていて、1~2NISだったはず。
おつりとか出ないので、小銭必須。

10:45、エルサレムのバスターミナルを出発。
37.5NISの961番バスでティベリヤを目指します。
3時間弱、ノンストップ。







このバスは絶対に右側に座りたくて頑張った。
というのも、このバスは国境沿いの90号を北上するルートなので、
東側の車窓がヨルダン川側となり、窓からヨルダンが見えるはず!
島国ニッポンで生まれ育った自分としては「隣国を目視で確認」というのはテンション上がるのです。

走り出してしばらくは左側(西側)の車窓の方が圧倒的にステキで「しくじったかな?」と思ったけど、途中からは「本当に右側に座ってよかった~!」というステキな車窓!







バスを降りて、そのまま軍の施設に入って行く人も。


国境際ならではの有刺鉄腺は緊張感あり。









ちなみに、ミツペ・ラモンからエルサレムにきた時はチェックポイントがないのであんまり気づきませんが、90号線の南側はパレスチナを走っています。
エズレル平野あたりでパレスチナからイスラエルに入るので、チェックポイントを通過します。
自分の場合、乗ってたバスは一旦停車して、防弾チョッキを着た2人組みが社内に乗り込んできて、乗客をチェックするけど、IDの提出を求められてる人は、このバスではいなかったし、自分もパスポートを見せたりすることは無かった。
彼らに写真撮っていいか聞いたら、それはNGでした。

のどかな景色の中を走るバスが、鉄格子のゲートに阻まれてチェックを受けているのを待つ間、渡り鳥の群れが飛んでいく様子を眺めて暇つぶし。
イスラエルからパレスチナへ、パレスチナからヨルダンへ、一時停止なく越えていく。









地溝帯の景色は美しく、ティベリヤに近づくとガリラヤ湖畔も眺め放題。
90号線はぜひとも通っていただきたいステキな道でした。


13:20、ティベリヤに到着。
ターミナルの1つ手前のバス停の方が街中に近くて便利そうで、「ここで降りるか?」と一瞬迷ったけど、勘違いだと路頭に迷うのでおとなしく最終のターミナルまで行ってみた。
勘違いじゃなかったけど、まあ、よい。



バスターミナルにはマクドナルドが併設されてた。
キオスク的なものも複数ある。

てか、ユダヤ教的には1月1日とかは割りとどーでもいいみたいで、ミツペ・ラモンからティベリヤまで約400km、想像以上にサクサク着いてしまった。
(友達いわく、ユダヤの大型連休は9月とのこと)
イスラエル人の友達にルートを相談したときも「その移動はけっこう大変だと思うよ~」って言われてたけど、バスもほぼほぼ時間通りだし、常に窓側キープだし、よきかな。
(シャバットとか、ラマダンとかと重なるときは要注意)


13:30前には宿に到着してたけど、
「チェックインは14時から。今はまだ掃除中」
ってことで、ロビーでしばし休憩。

時間になって部屋に案内されたが、なんか薄汚いw
設備の新旧は問わないけど(てか、宿の入ってる建物は改装中だった)、部屋全体が埃っぽく、バストイレの扉には髪の毛がついていて(かなりの量)、床には小さいゴミや綿埃も・・・。
一体どんな掃除を待たされていたのか・・・。
そういや、ロビーの掃除もビッチョビチョのモップでやってたな・・・。

そんな本日の宿は「Tiberias Hostel」です。
内装は要所要所で凝ってておしゃれっぽいところもある。
共有スペースが豊富で、ゆとりのあるつくり。
部屋は質素で、ちょっとコンセントが使いにくい位置にあった。
Wifiは部屋では重いので、ロビーで使うのが吉。
夜に1回停電アリ。別に宿のせいでもないのかも?
お茶やコーヒーはフリー。
キッチンは広いので、料理したい人にはいいかも。
1泊+朝食で115NIS。カードOKでした。





で、薄汚いのは宿だけじゃない。
町全体が薄汚いw
聖地ティベリアは、大きな湖と廃墟と野良猫と水鳥の町。
中心部の雰囲気は、聖地というより寂れた熱海。







湖畔のレストランも埃っぽくて、トイレがめっちゃくちゃ汚くて、食事前に行ったら食欲失せて、用も足さずに出てきてしまうレベル。

そんな薄汚い中心街をお散歩です。

十字軍の城壁。
バスターミナルにつづく交差点にドーンとある。

この交差点を、湖を背に右側に進んで急坂をちょいと登ると、そこにもその時代の建物が残ってます。





キレイに保存しよう!というより、活用しながら残ってきたって感じ。


野良猫。カワイイけど猫アレルギーゆえ触れない。






ジャーマ・アル・オマリ
古いモスクの跡。
建物の外観はしっかり残っているけど、中は荒れ放題で立ち入り禁止。










ペトロの教会。






まさかの貸切。


中にも猫がいて、いい感じの写真を撮りたいんだけど、ものすごく人懐こいので、ローアングルで撮ろうとしゃがんだ瞬間擦り寄ってくるため、結局よい写真は撮れずorz








ティベリヤ湖は遊覧船とかもあります。
写真の船はずーっと浮いてるだけ。
たぶん、ペトロの船を再現とかしてるんだと思われ。

魚屋さん。




で、夕食。
ここまで粗食だったので、さすがに名物を食べようと思い、セント・ピーターズ・フィッシュを喰らう。







セント・ピーターズ・フィッシュを出しているお店は腐るほどあります。
湖の見えないお店は、72~74NISくらい。
湖畔のお店が78~79NISくらいで統一されてました。
自分は白ワインもつけて、これはとても美味しかった。
が、お会計でしくじった。
ちょっと現金があまり気味だったので、現金で払ったのですが、そうすると税金がかなり取られます。
ここいらはゴリゴリの観光地なので、カードだと(使えれば外貨も)免税になるのに失念。
余ってたから使ったので、ぶっちゃけ痛手はないんだけど、やっぱ損した気分は拭えない。

ちなみに自分の入ったお店は湖畔のアウトドア席もあったけど、水鳥の羽毛とかがすごそうだったのでインドアでいただきました。
そして店内も薄汚いw



たぶん、ティベリアの人たち的にはこれが普通なんだと思います。
テルアビブの友人にそのことを話すと「あの辺りは貧しいエリアだし。てか、日本がきれい過ぎるよ~」とのこと。

アレルギーもちの人とかは、ちょっと気をつけたいエリアでした。




晩酌。
このビール、自分的にはまったく飲めない味でしたw




喉が痛くなってきたのでコフドロップ購入。
美味しくて効き目もなかなか。



切手が自販機でびっくり。


明日はティベリヤ湖畔のハイキング。早よ寝よ。


――――移動のまとめ(火曜日)ーーーー
7:00 ミツペ・ラモン発 65番バス 15NIS
8:10 ベエル・シェバ到着
8:40 ベエル・シェバ発 470番バス 27NIS
10:10 エルサレム着
10:45 エルサレム発 961番バス 37.5NIS
13:20 ティベリヤ着

距離 約400km


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