みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

ブナケン島でダイビング/スラウェシ島@インドネシア⑧

2019年12月24日 19時17分00秒 | スラウェシ島@インドネシア 2019年9月
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9月19日(木)20日(金)旅7-8日目

・ブナケン島のダイビング
・ここで100本目を迎える



そもそものお目当てはココだったけど、気づけば山越え海越えで、ようやっとたどり着いた島でしたが、実は最寄りの都市マナドには国際空港もあるので、その気になれば結構サクッと来られるはず。

マナド市街で都市泊して、日々海まで遠征ってのもできるけど、島滞在の方がパラダイス感味わえます。
(エアコンはないけど、個人的には不要。島内でも1泊2万とかの高級ロッジならあるかも)

自分のショップは1日3本のボートダイビングにフルレンタル込みで12000円弱。
島内ではもう少し安いとこもありました。
んで、ファンダイブならどこも前日予約とかで大丈夫そう。



自分のショップは他のゲストがおらず、2日間ともプライベートダイビング。
都市から遠征してくる鮨詰めの大陸ダイバーの船が難民に見えるほどこちらはゆったり。
海中でもすれ違わず、海もずーっと貸切でまったり幸せ〜。

船にトイレやシャワーはないけど、お菓子と温かいお茶は用意してくれてました。



午前中に2本、一旦宿に戻ってランチやら昼寝やらして、15時から3本目ってのが新鮮なスケジュールだった。
これもポイントと島が近いからこそ。

で、肝心の海の中。

基本はドロップオフです。
どこのポイントでも亀天国というか亀地獄というか、とにかく亀は珍しくない。
1本で3〜4匹だと「少なかった」と感じるレベル。






2匹います。






船の上からも探せるし、あちこちで息継ぎしてました。




ウミウシの種類も豊富。
タツノオトシゴもめっちゃいる。
けど、私も私のカメラもマクロ派ではないので、この天国を活かしきれず(^◇^;)
















ウミウシ以外もいますよ。












大きい物好きな自分は、サメとかタコとかナポレオンとかもカツオとかもいたので楽しかった!
















そして、ゴミも多い。
島のゴミじゃなくて、マナドから流れてくるそうなorz
手の届くのは拾ってく。
合間の休憩も、元気なら少し拾ってみたり。




でも、透明度はとても良い。




チャラついたサービスはなく、100本目だったけど、中でプレート持って写真撮影とかはなかったです。
しゃーないから手の甲に書いたった。


とにかく、また遊びたい海でした!


ダイビングの費用
 ●ダイビング Rp1.550.000
  ボート×3本、フルレンタル込み

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パル→マナド・ブナケン島へ移動/スラウェシ島@インドネシア⑦

2019年12月24日 10時35分00秒 | スラウェシ島@インドネシア 2019年9月
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9月18日(水) 旅6日目・後半

・パルから国内線でマナドへ移動
・マナドからタクシーと船でブナケン島へ移動。

パルの散策を終えたら、午後はブナケン島へ移動します。
とりあえず宿に戻って頼んでおいたオジェというバイタクを待つ。

14:00の約束だが来ない。
インドネシアタイムだからと思い、さらに待つが来ない。
20分くらい待って、さすがに不安になりフロントの人に声をかける。
どうやら呼んでいなかったようだ。
聞いてよかった。
改めて呼んでもらう。
どうやら私物のスマホで(アプリで)手配してくれているっぽい。
自分がウーバー&グラブデビューしとけば話は早いのよね。

5分ほどでオジェが現れ、空港をめざします。
かなり余裕を持ったスケジュールなので焦る気持ちはない。
歩いてると汗が噴出してくる灼熱のパルだけど、空気がカラッとしているせいか、バイクで走ると風がとても気持ちいい。
こういう時、バックパックでよかったって思う。

安全運転で15分くらいで空港に到着しました。
国内線ターミナル(しかないかも)は、いちをお土産屋さんとか小さいカフェも数店舗ありますが割と質素。
んで、Wi-fiはso soです。

コーヒーと手待ちのおやつで暇と胃袋を埋めながら出発の時を待ちます。

搭乗の呼び出しがあり、搭乗券をチェックされたら、徒歩で機体に向かいます。
南の島っぽくて好き。





15:50、山手線並みのオンタイムで離陸。
どうせ遅延すると思ってたので、まかのノーディレイにびっくり。

機内






お祈りのしおりとかありました。



自分の目的地はマナドですが、この便は途中でゴロンタロという街(上図の「北スラ」の辺り)にも寄りました。
そこで降りる人、新しく乗ってくる人の動きがあり、せっかく窓際にいた自分は「あんたこっち」とCAさんに言われて席替えorz

しかし、ここでも時間ピッタリに離陸。
スラウェシ島を舐めてました。
そして搭乗率も9割超(ほぼ10割)でした。

当然オンタイムでマナドの空港に到着。
18:45、すでに真っ暗です。

ここからブナケンの宿までの移動は、宿の方に手配をお願いしていましたが、やっぱりというか、なんというか・・・お迎えはいませんorz

インドネシアタイムの可能性を考慮し、しばらく待ってみます。
てか、もう、インドネシアタイムなんてあるのか?ないだろ?
すくなくともスラウェシはみんなオンタイムor前倒し。

不安になってきたので、空港のガードマンに電話を借りて(自分は海外では電話使えません)、宿にかけてみます。

どうも手配を忘れてたっぽいです。
まぁいいや。
タクシーはなかなか現れませんでしたが、同じ便で芸能人が来てたみたいで、そのお出迎えのセレモニーを眺めたり、出迎えのコンパニオンさんと写真を撮ったりして待っていたので、そこそこ楽しめました。




めっちゃ気さく(笑)



19:30、タクシーが来ました。これで港に向かいます。

マナド~ブナケンの間は、当然乗り合いの船も運航していますが、歩き方を見る限り、多分1日に1~2往復くらいで、時間も午前中だけっぽいです。
なので、船も合わせて手配をお願いしているのですが、本当に待ってくれているのか、ちょっと不安になってみたり。

てか、タクシーが自分が思っているマナド港とは違う方へ進み始めている!
大丈夫か自分?ついに拉致られてしまうのか?と薄っすら不安になってきました。
てか、ドライバーさん、ちょっと迷ってる?
別の意味でも不安になってきましたが、ちゃんと港に着きました。
しかし、思ってた港とはかなり違いました。

マナド港はけっこう大きな港なのですが、辿り着いたところは、ちょっと林をぬけたところにある、とても小さなマリーナ(とお洒落に言おうとしたが、ウソついてる気分になります)


街灯が2本ほど。
タクシーの運転手さんと船頭さんしかいない。
この人たちが悪い人たちだったら、今更気を引き締めても遅いって状況。


運転手さんと船頭さんの間では話がついているらしく、ちょっと安心。
「あの船に乗るべし」と言われ、タクシーのお金を払ってバイバイ。



この船か。バンカーボートらしい。よく見えないけど。

夜の海って本当に暗い。横浜とは大違いだ。星がきれい。(写ってないけど)


むこうに見える光の点がブナケン島(のはず)です。

そこ目指して出航。して5~10分ほどして、船頭さんが
「あんたの宿、ダニエルズだよな?」
とか言い出す。
「いや、サンセットだよ」
「ダニエルズじゃないの?」

ウソでしょ。
なんでこの暗闇の海の上で確認?
タクシーの運転手さんはちょっと英語話す人だったけど、船頭さんはほぼ話せない感じだし、なんで港にいるうちに聞かないのさ?

数分間、夜の海の上を漂いながら「ダニエルズでしょ?」「サンセットだよ」「もしかして○○?」「サンセットだってば」という不毛なやりとりを繰り返し、「ああ、サンセット・ホームステイね」と言って、エンジン再始動したときもちょっと不安だったけど、とにかく動き出してくれてよかった。

ちなみに、自分はBooking.comで予約した時、宿の名前は「サンセット・ゲストハウス&バー」だったけど、島の人たちはみんな「サンセット・ホームステイ」って呼んでた。
船頭さんが混乱したのも、そういうのが関係あるのかも?

島に近づくと、砂浜で誰かがライトを振っていて、それが宿のオーナーだった。
ダイビングのときみたいに、波打ち際にザブッと上陸。

「サンセット・ゲストハウス&バー」に到着。
バーなんてないし、家族だけで経営してて、「ホームステイ」って言葉がピッタリだ。



豪華な家庭料理をいただき、明日のダイビングに備えて就寝。


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9月18日(火)後半の経費(Rp129/¥)
 ●オジェ Rp16.000
  宿からパルの空港まで 5~6km
 ●空港でコーヒーと水Rp35.000
 ●飛行機 ¥10,838
  パル→ゴロンタロ経由→マナド 4時間弱
 ●ブナケン島の宿までの移動 Rp500.000
  内訳
  マナドの空港→村の小さな船着場 タクシー Rp200.000
  小さな船着場→ブナケン島 簡素なバンカーボート Rp300.000
 ●夕食 Rp0(宿代に含まれているため)
 ●宿代 Rp200.000
  Sunset Homestay(Sunset Guesthouse & Bar)
  個室、3食込み、部屋に風呂とトイレ付き、Wi-fiは不安定

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パル散策/スラウェシ島@インドネシア⑥

2019年12月18日 09時41分00秒 | スラウェシ島@インドネシア 2019年9月
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9月18日(水) 旅6日目・前半

・パル散策



昨日10時間半かけて辿り着いたパルですが、16時前の飛行機で離脱なので、昼過ぎまで全力で散歩します。

歩き方では特にページを割かれていない街です。
当然いわゆる名所などはありません。
ただ、パルは1年の2018年9月28日、大きな地震と津波に見舞われました。
ニュースを覚えてる人も多いかもしれませんね。
自分も当初は国内線に乗るためだけにルートに組み込み、後からリサーチして、そのニュースを思い出しました。

当初はただの「比較的大きい町」くらいにしか捉えておらず、なんなら昼前に離脱も検討していましたが、知ってしまった以上、東日本大震災を経験したものとして、興味を抑えられませんでした。


パルを地図を見ると、粘土に指を突き刺したような深〜い入り江を有する街で、昨今の日本人ならば「ここ津波きたらヤバイな」って一瞬で察することができそうな地形です。
震災後まだ1年とのことで、宿とかインフラとかどうなってるか不明だし、お邪魔になるか?とかも不安で、回避も検討したけれど、結果的には行ってよかったと思います。

海に浮かぶモスクがあるって情報を得たので、観光に関しては「とりあえず、それさえ見られればいいかな~」くらいのテンション。

ただし、そのモスクの場所は分からなかったので「海まで出て見渡せば見つかるだろう」という、ゴラン高原(トランプ高原)での「草原を見渡せば戦車が見つかるだろう」のしくじりを全く教訓にしない激ゆるプランのみで散歩に出発。

そして、
●親切にしてくる人には気をつけろ。
●日本語を話す人には気をつけろ。
●️女は男に気をつけろ。
そんな注意書きを沢山見ていたし、ちゃんと気をつけてもいましたが、散歩中に出会った少し日本語を話す親切な兄さん・ナウファルさんのおかげで、一人でウロウロするよりも、ずっとディープな街歩きができました。

町の様子は、中心部はパッと見は普通で、いろんなお店が通常営業だったけど、ホテルの部屋のドアは地味に歪んでて、最初は鍵がかからなかったり、海に近い沿道の並木が若すぎて、枝が歩道に張り出してて通行の邪魔になってたり、海際の第4パル橋が壊れてて、海岸沿いを移動するにも内陸を大回りをしなくちゃいけなかったり、海岸から500m~1kmくらいまでの距離はかなり生々しいところも多かったりで、(言葉は悪いかもしれないけど)ある種の懐かしさを覚えた。
それは景色だけじゃなくて、パルはスラウェシ島で1番暑いんじゃないかっていう灼熱エリアだったけど、人々も灼熱だったからかなと。

「ちょいと日陰で休んでいきな」と声をかけてくれるオバちゃんたちの親切、相変わらず海辺で商売しているオジチャンたちのパワフルさ、なぜパルの被害がここまで甚大になったのかを図解までしてくれる兄さん、懐っこい子供達などなど、親切や情熱の温度が、旅やボラでお世話になった彼の地の人々とのシンクロ率高すぎ。
そいで、色々ゴチャマゼで胸がいっぱいになってる私を察して、逆に元気付けてくるパルピーポー。すごい。

一緒にお散歩してくれたナウファル兄さんが豪快に繰り返す「Still alive」は説得力がハンパなくて、ホントに印象的だった。

訪問者は震災当時(あるいは最後に見た報道)のタイミングで時が止まってて、神妙にしてなくちゃ的な思いにとらわれてしまうけど、日々やってくしかない現地の人たちの「進んでいく力」みたいなものを、とてもとても感じた。

来れてよかった!

人々


















被災地





















壊れた橋の上まで登ってみました。


名所と化した教会や海など。
(以前はビーチから橋で訪れる美しいモスクで、やはり名所だったそうです)








干潮時は歩いて中まで入れます。
漁場にしてる方もいました。








午後の移動は次の日記で。

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9月18日(火)パル散策などの費用
※とにかく暑いので、水やジュースが進みます

 ●ブランチ Rp10.000
  パルのソウルフード的なスープ
 ●ジュース2本 Rp16.000
  案内してくれた兄さんにもご馳走
 ●ジュース Rp7.000
  瓶入りのティーソーダ

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テンテナ散歩とバス移動toパル/スラウェシ島@インドネシア⑤

2019年12月16日 15時41分00秒 | スラウェシ島@インドネシア 2019年9月
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9月17日(火) 旅5日目

・駆け足テンテナ散策
・ローカルバス(?)でパルまで移動

昨日15時間近くかけてたどり着いたテンテナ。
でも、今日はパルという港町まで、またしてもバスで移動。
10:00にインドネシアタイムのバスが迎えに来るはずなので、それまでにダッシュで散歩へ。
テンテナから10kmほどのところに良い滝があるそうで、トレッキング目当てで訪れる観光客もいるようですが、自分にはそんな時間はありません。
なので、自分のテンテナ散策のハイライトは
・屋根付の木製橋
・地元の授業参観
です。

ポソ湖から流れ出る大きな川に架かる歩行者(とバイク)専用の、屋根つき木製橋は趣があって、とてもよかったです。

屋根付き橋









川を渡ってウロウロすると、学校がありました。
写真を撮っていいか聞いたら「OK」といって、中まで案内してくれましたw
校長先生に挨拶して、各教室を回り、生徒と同じ机に座ってみたり、なかなか楽しい時間でした。
これは西欧や北米では気軽に体験できなさそう。
(モロッコでは幼稚園、ヨルダンなどで小学校に入れてもらったことはあるのですが・・・)












ちなみにこちらの学校はクリスチャンの学校です。
ムスリム用の学校もちゃんとありました。
(どっちでもない人はどうするんだろう?)

町の人はみんな柔らかい雰囲気でニコニコしてる人ばかりでした。










1.5時間くらいの散歩だったけど、テンテナに立ち寄れてよかった。


そして湖畔のテンテナから、海辺のパルまでバス移動。

このバスは昨夜、ホテルスタッフに「明日、パルまでバスで行きたいんだけど」と伝えたら、すぐに電話で予約してくれました。
んで、そん時は「バスカミングヒアトゥモローモーニングテンオクロック」みたいに言ってたのに、9:15に迎えに来た!
これがインドネシアタイムなのか?
前日のこともあったので、早めに散歩を切り上げておいて本当によかった。

迎えの車が街をぐるっと回って、お客さん達をピックアップしたら、町外れ(?)のバスの事務所に行き、みんなそこで各自お金を払います。


この事務所でもジャパニーズとの撮影会が始まっちゃったけど、なんやかんやで事務所を10:00に出発。
今回は車の乗り換えはなく、乗用車に女性7人と男性運転手1名で出発。

バスに天使が!




車内足元はもちろんアジア仕様(むき出し)です。



今回は道中トラブル多めでした。

まずあおり運転と追い越しがすごい。




そのせいか山道でバイク事故にも遭遇。(自損事故)

途中で寄ったガソスタがガス欠で、やむなく路上でガソリン購入。
バイクは瓶から購入したけど、車もとは・・・
しかも元はホットケーキミックスの容器らしい。
(割れないだけマシか?)



昼休憩のドライブインでは海の近くらしく、イカン・バカールという魚料理をいただきました。(焼き魚的な)
自分で魚(と調理法?)を選ぶスタイルで、マゴマゴしてたら同じ車の隣の席だった女性が声かけてくれて、結局オーダーは彼女についていって「私もそれで」というだけで済んでしまった。






一人一人にザル一杯って、ちょっと米が多すぎやしませんか?


夕方は、有料の山道入った途端に通行止め。



ただ、通行止めは昨日に引き続き誰も驚いてないので、やはりこれが普通?
でも、1時間45分待ちは長いよ〜。








通行止めそのものには誰も文句は言ってなかったけど、解除後はとりあえず全員が暴走族化して、良くも悪くも「臨機応変」な運転だけど、まぁここまではデフォルトと言えなくもない。

しかし、そこに一台のクレイジーな車が現れて、インドネシア人も一同「なんじゃ今の⁉️」となるような下劣な割り込みをかけまくっているもんだから、ドライバーたちの闘争心に火がついて路上が一気に殺気立ち、セダン、ミニバン、バス、トラック、バイク、スクーターの2人乗りなどが入り乱れ、無差別級デッドヒート。
もう路肩も登坂車線もセンターラインも無視で、砂煙を上げながら忙しくギアチェンジをし、時々キール音をあげる様は、さながらダカール・ラリーごっこ。








今更ながらシートベルトしようとしたら壊れてる!
窓の上のハンドルとシートベルトの紐を握りしめて、足は突っ張ってるとぶつかった時に折れそうだから、垂直に下ろしつつも踏ん張る。

で、そんな中で運転しつつ、工事現場に来るたびに埃やばいから窓閉めて、ずっと閉めてると暑いから窓開けて(エアコンは絶対に使わない主義?)、水飲んだりタバコ吸ったりする運転手さんは本当にすごい、もとい怖い。

16〜17時着と聞いてたけど、着いたのは19:45でした。
これぞインドネシアタイムなのか?

でもインドや中国の山奥の崖際とは違うタイプの命の危険を感じちゃったので、無事故で着けただけで幸せ。


パルのホテルは色々微妙でした。
部屋(4階・エレベーターなし)ではwi-fi使えず、ロビーまで降りないとダメ。部屋に窓ナシ。排水溝詰まり気味。などなど。

あと、パルはちょうど1年前に大地震に見舞われた土地で、その正なのか無関係なのか、部屋の鍵がしまらないという珍事が発生。
スタッフがスパナ持ってきて、鍵のかかる穴の部分をガンガンぶっ叩き、穴を広げて鍵がかかるように直してくれました。ワイルドだ。


ホテル真向かいのビアホールみたいな店のステージで一曲ブチかまし、ビール飲んで寝る。





明日はパル散策のあと、国内線でマナドへ、そして船でブナケン島へ移動です。

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9月17日(月)の経費(Rp129/¥)
 ●朝食 Rp0
  宿代に含まれているため
 ●バス Rp130.000
  テンテナ→パル 約8時間半 休憩3回
 ●昼食 Rp40.000
  イカン・バカール(焼き魚)、ホットティー
 ●夕食 Rp152.900
  手羽先フライ、豆腐フライ、ビンタン大瓶、カクテル1杯を
  ちょいクラブっぽいとこで。
 ●宿代 Rp181.000
  OYO861 諸々微妙なホテル


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バスで移動(ランテパオ→テンテナ)/スラウェシ島@インドネシア④

2019年12月11日 13時39分00秒 | スラウェシ島@インドネシア 2019年9月
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9月16日(月) 旅4日目

この日は山中のタナ・トラジャ地方のランテパオという町から、ポソ湖畔のテンテナという街までバスで移動します。

朝は霧が立ち込めて神秘的



前2日入り浸ってたカフェで仲良くなったジモティーさんからの情報

●リンギさん(意味=お金)曰く、テンテナまで16時間かかるとのこと。16時着の聞き間違いだと思いたい。
●ロロさん(意味=真っ直ぐ)曰く、車内はクソ暑いとのこと。寒いよりマシだ。
●観光案内所のお姉さん(名前失念)曰く、「諸々インドネシアタイムだから」とのこと。

いざ、答え合せの旅へ!

まずは腹ごしらえ。
すでに常連となってしまったカフェ
オススメだというアボガドサンドが美味しいしバエる。






一昨日のチケット販売所では、朝7:30に南の街を出たバスが、8:00頃に私をホテルの前でピックアップするって言ってたし、チケットにも8:00発って書いてあるのに、7:15に迎えが来た。
これがインドネシアタイムなのか?
歯磨きをマッハで切り上げ、5分でパッキングして行ったら、一旦別の人の迎えに行ったらしく、すでにバスはおらず。
車掌さん的な人が一緒に残っててくれなかったら、絶対不安で泣いてたな。

結局7:30頃に通常の乗用車が迎えに来た。



私の座席番号は13番なのだが、どう頑張っても日本なら8人しか乗れない仕様の車だし、いくらインドネシアでも10人が限度かと思われる。が、よく分からんまま、とりあえず乗る。

ちなみに隣の席の姉さんは、同じバスでパルに行くという。
パルは私の翌日の目的地。
自分は1日では行けないと思ってテンテナで一泊というプランを組んだけど、そのパルに一気に行くという。
聞いてみるとパルには翌朝6:00着とのこと。タフだ。

結局、宿から13キロ離れた道端のバス溜まりに8:00に到着。




ここで大きいバスに乗り換えることが判明。
涼しい!車内も割とキレイ!
そして車掌さんだと思ってた人がバスの運転手さんだった。
早速バスの床を開けて何かをいじってるのは不安だけど気にしない。

生きた鶏の入った箱やバイクなど、乗るものは何でも運びます。


そんなこんなで8:20、大きいバス出発!
(これがインドネシアタイムなのか?)

道中はなかなかスリリング





すれ違えるのか?


ジャングルチック


落石注意の看板がエグイ。



9:30、最初の休憩。
このタイミングで朝ごはんでもよかったかも。
休憩は30分ほどもあり、暇なのでカップ麺を食べてみた。
パプア・ニューギニアでもお世話になったポップ・ミーと再会。



ドライブインのトイレがすごい。


床、桶、水、排水溝のみ。便器なんて高級なものはない!道中のドライブイン(?)は、だいたいこれ。
ただし、みなさんちゃんと流しているので、臭いとかはあまり気になりませんでした。
この手のトイレの素人さんとかのが、よっぽど汚してくのかも・・・。

長距離ドライバー用と思しきベッドは、ドライブインでは標準装備。



ちなみにこの山道、地図で見るとヤバイ。


日光がいろは坂なら、スラウェシは円周率坂です。

スクールゾーン


海が近づいてきたら、マレー系の人々が増えてきた感じ。



本日のミッションは2つ前の席のケンズィンくん(4才)と仲良くなること。
だんだん慣れてくる様子もかわいい。


最後には休憩場所で「ほら!お猿さんだよ!」と手を引いてくれたかと思ったら、ビビッてしがみついてくれるまでに手なずけてやりました♪
なお、名前の由来は「るろうに剣心」です。
パパが大ファンで、その話になると「バットウサイ!」とか「サムライエックス!(頰の傷の事らしい)」とか止まらない(笑)


14:30、二度目の休憩。ここでお昼ご飯。
ミーバッソばっか食べてるなぁ。




やはり30分ほどで出発。


16:30頃、山道で突如止まる。
長蛇の車列の先頭を見に行くとワイルドに工事中




ここで30分以上止まったけど、誰もイライラしたり怒ったりしていないので、昼間っから工事して、通行したい人が数十分待つってのがあたり前なのかも?

そして、工事現場の真横を通過。




18:00に三度目のご飯休憩を挟む。
ケンズィンくんファミリーからお弁当を分けてもらいつつの楽しいディナー。


しかし、地図見るとあと50キロくらいなので、正直「早よ行ってくれ」と思ったが、それが間違いだったorz
平面地図上では湖畔を真っ直ぐ行けそうな感じに見えたけど、バスは湖から離れて再び山道へ突入。
(湖畔に道がないのかも?)

19:00前には夕食休憩を終えていたけど、結局テンテナのバスターミナルに着いたのが21:50でした。

ちなみにこのバス、翌朝6:00に最終目的地に着く予定なのだが、運転手さん1人しかいないのよね・・・。
タフすぎる。

バスターミナルにはタクシーとかもまだまだ居て、取り纏めてるおじさんもいました。しかもちょっと日本語話せる!
自分はオジェというバイタクで宿に向かいます。


Rp15.000で妥結して、10分ほどで宿につきましたが、小銭がなかったのでRp20.000渡してしまいました。

そして宿にチェックインしたのが22:00。

朝7:30にランテパオの宿前でピックアップされて22:00にテンテナの宿着なので、全行程で約14時間半の移動。
どこがどうインドネシアタイムなのかは分からなかったけど、なんやかんや、結構楽しい移動でありました。
また、自分の乗ったバスに関しては、特に暑すぎるとか寒すぎるということはなかったです。
乗車率は8.5割くらいで、自分はずっと隣の席にザックを置いておけました。

明日は少しだけテンテナを散歩したら、再びバスでパルという港町まで移動します。

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9月16日(月)の経費(Rp129/¥)
 ●バス Rp180.000
  ランテパオ→テンテナ 約14時間 休憩4回
 ●朝食 Rp45.000
  アボガドサンドウィッチとトラジャコーヒー
 ●間食 Rp16.000
  ポップミーというカップ麺と手作り風ポテチ
 ●昼食 Rp0
  ドライブインでミーバッソ。
  バスで知り合ったおじさんにゴチになる。
 ●夕食 Rp0
  ポップミー、ゆで卵、ホットコーヒー
  バスで親しくなった家族にゴチになる。
 ●水 Rp8.000
 ●オジェ(バイタク) Rp15.000(実際はRp20.000)
  テンテナのバスターミナル→湖畔の宿 10分程度 
 ●宿代 Rp270.000
  Ue Datu Cotage(個室、ホットシャワー、朝食付き、Wi-fi強)
   ※Booking.comから予約。ダイレクトだともっと安いはず。


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タナ・トラジャでツーリング(南側)/スラウェシ島@インドネシア③

2019年12月07日 00時39分00秒 | スラウェシ島@インドネシア 2019年9月
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9月15日(日) 旅3日目
・ランテパオより南側をツーリング
 (ロンダ、レモ、ケテ・ケス)





スラウェシ島2日目もレンタルバイクでツーリングです。
歩き方は「北は山がち。南は割と平坦」的な雰囲気出してくるので、その言葉を信じて南は楽勝と思って行くものの、どこがやねん?なアップダウン。
あくまでも「北に比べたら」という、「※当社比」的な意味らしい。

そんなことは知らないままに、まずは朝ごはん@8:00頃
昨夜の夕食と同じカフェで、少しでも土地の名産っぽいものに触れたくて、コーヒーとパームシュガーのホットケーキを頂きます。
(お店の人に聞いたのさ)



栄養補給したらいざ出発。
この日の前半はトゥームレイダー、もとい墓巡りです。

9:20頃、最初の目的地「ロンダ」に到着。




入村料Rp30.000を払って歩いていくと、ガイドさんがやってきた。
「洞窟にはRp50.000でガイドを雇わないと入れない」
とのこと。
歩き方にはRp30.000って書いてあったのに・・・。
交渉を試みるも「みんな同じ値段」とのことなので、信じて払う。
もしかしたら2名以上なら1人Rp30.000とかかもしれぬ。


この岩壁の下に洞窟墳墓があります。
墓穴の前に田んぼが広がっているのもシュールっちゃシュールだな。

入り口では死者人形がお出迎え。
あれほどの人形を作ってもらえるのは身分の高い人とのこと。
棺おけや頭蓋骨もあります。










うわさのガソリンランタン。
照明はこれだけですが、とても明るい上に、写真を撮る時などはとても上手に照らしてくれます。
(上手すぎて暗さが伝わらない写真になっちゃうこともw)


このお墓は現在でも機能しているようで、2018年の棺おけもありました。




全然臭わないので理由を聞いてみると「ホルマリンで処理してから納棺している」とのこと。

以下は、手前が比較的新しい棺おけで、ジワジワと右にずれていき、最後は穴の下にずり落ちるそう。
で、また新しい棺おけを梁の上に乗せるとのこと。



骸骨だらけ。






髪の毛が残っています。

ちなみにロンダはクリスチャンのお墓です。

洞窟内は少し滑りやすい岩なので、フラットな靴がオススメです。



このロンダ村(?)の奥にパブセナムという小さな村があって、そこで葬式(ランブーソロ)の準備が見られるかもと聞いていたので行って見ましたが、残念ながら派手なものは見られず。
(昨日、新しく葬式用の建物作ったり、穀物の準備らしきものとか見てしまっていたので、あまり目新しさを感じられなかった)









でも、のどかな風景を見られたのは良かった。


10:20頃、パブセナムとロンダを後にします。

10:40頃、レモという岸壁墓に到着。
入村料Rp20.000を払います。
ここは岩壁の死者人形も圧巻ですし、通り沿いではその死者人形を作っている様子も見られました。
(「俺、歩き方に載ってるよ」と、わざわざコピーしたページを見せてくれましたw)







おじいちゃんは人間です。

岩壁ドーーン!







岩壁に向かって右側には個別の小屋型のお墓もあり、間近で見ることができます。





タナ・トラジャでは玄関先に椅子を置いている家が多く、またその椅子でのんびり寛いでいるお年寄りもよく目にしました。
この小屋型のお墓と死者人形は、そういう日常を目にした後だと、本当に生前の姿を思い起こさせるものだなと感じました。


岩壁まで行ったら左折して、まだまだ奥まで進めます。
奥にはもう少しこじんまりとした、岩壁に穴を掘っただけっぽいお墓などもあります。







行き止まりに小屋があって、左折すれば階段を下って田んぼに出られます。

ハンパない原風景感!


田んぼの中にお土産屋さん発見。


ピアスが欲しいのですが無人です。
悪い人がいたら盗みたい放題ですが、人がいいのか、観光客を信用しているのか・・・
気に入ったピアスを持って行って、村の入り口の人に聞いてみようと思いましたが、途中にも家があったので声をかけると、土産物屋の人でした。

ピアス2つでRp80.000を購入しただけなのですが、お店に戻り染物や織物の説明や実演をしてくれたり、民族衣装のフルセット着せてくれたり(からの押し売りとかもナシ)、予想外に楽しい経験ができました。

「この繊維で織ってるのよ~」植物の繊維だったとは!






「似合うわね~」って、気前いいなぁ。



11:20頃、レモを後にします。
次はケテ・ケスを目指します。
ランテパオ経由でもよかったのですが、南の方に良きレストランがあるようなことが歩き方に書かれていたので、南をぐるっと大回りするようなルートを選択。

田植え祭り的な子供らに遭遇。





そしてレストランを見落としました。何故だ・・・。
引き返して探すのも面倒くさいし、なんかあるだろうと思い走り続けると、雑貨屋とも駄菓子屋ともつかない店を発見。


テーブルと椅子も置いてあったので、もしや?と思い行ってみます。

「このお店で食事をとれる?」と聞くと
「ご飯食べたいの?」と英語を喋るおばちゃんが声をかけてくれた。
「そやねん。お昼食べたいねん」
「ほなこっちおいで」
と、言うのでおばちゃんについていく。
店があるのかと思ったら、おばちゃん家に招待されてたw
ということで、ハナおばちゃん家で突撃となりの昼ごはんです。

オーストラリアに住んでいたこともあるそうで、英語が堪能。
自宅に新しい家を建てていて、そのうち民泊を始めたいみたい。
犬とか豚とか鶏とか飼ってて、そういう普通の人の暮らしを見学できたのも嬉しかった。

おどけるハナさん。




ご馳走様でした。

カーテンがまさかの平仮名柄





思いのほかゆったりとした時間を過ごすことができました。
英気を養ったら、改めてケテケスを目指します。

途中、複数の教会でバザーらしき催しをしていました。
司会者?競売マスター?がマイクで捲し立てるのがおもろい。








戦利品を持ち帰る人々。

パームワインをゴチになりました。



14:00過ぎ、ケテ・ケスに到着。
入村料Rp30.000

ここは昔ながらの茅葺屋根のトンコナン建築が並んでいます。
現地の観光客もたくさん見かけました。
なので「一緒に撮ろうよ」が始まりますw

集落の中に入ると、ちょっと整備されすぎな感が否めません。




昨日見かけた集落は土や草の地面に建てられていて趣があったのですが、観光を意識してなのか、地面がブロックを敷き詰めた感じになってます。

やっぱり手前の田んぼナメの景色がいい感じ。







二日間走って思ったのは、直線距離にしたらほんの10キロの違いでも。奥地に行くほど人々が愛想良くなること。
やっぱ都会(?)の方がせかせかしてるのかなぁ〜。


そんなこんなで明るいうちにランテパオに戻ってきました。
シャワーを浴びて洗濯したら、今日は再び街にでます。
メインストリートの1本隣ってだけで、すごく人々に近づけるってのが自分の法則なので、裏道散策は欠かせません。

バスケット。


サッカー。
スパイクの子と裸足の子が一緒にプレーしてて冷や冷やする。


ゲーセン?




ビリヤードとチェス。お客さんは大人ばっかり。


おっちゃん達と仲良くなる。
淡水魚の内臓だけ取り出して、葉っぱに包んで焼く。
「2時間後に食べにおいで~」と言われたが、まだ旅は続くのでお腹壊さないか不安ゆえ、2時間後に挨拶だけして帰りました。









教会とモスクが混在するランテパオの街。















夕食はトラジャ地方の伝統的な食事らしいバビ・パマラッサンを頂きます。


ピリ辛で臭みなどはなく美味しかったです。
ビールにも合う!
バイクで来てるのに・・・

部屋に戻っても暇なので、Wi-fiを求めて昨夜&今朝のカフェへ。



カフェオレでまったりしつつ、昨夜の仲間とおしゃべりに興じて、結局ネットどころじゃなかった。
旅先では色んなお店に行きたい気持ちもあるけど、行き着けのお店ができるのってちょっと嬉しい。

明日はバスでポソ湖畔のテンテナという町へ移動します。

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9月15日(日)ランテパオ観光などの経費(Rp129/¥)
●レンタルバイク Rp80.000(前日と同じ)
●朝食 Rp35.000
トラジャコーヒーと椰子砂糖のパンケーキ
●昼食 Rp0
仲良くなったハナおばさん家でいただく
●水 Rp5.000
●スープ Rp10.000
水買ったお店でサービスぶって出してきて、後から請求された。
●夕食 Rp104.500
トラジャ地方の料理バビ・パマラッサンとビンタンビールの大瓶+税
●カフェ・ラテ Rp25.000
●宿代 Rp220.000(前日と同じ)


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タナ・トラジャでツーリング(北側)/スラウェシ島@インドネシア②

2019年12月05日 16時08分00秒 | スラウェシ島@インドネシア 2019年9月
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9月14日(土) 旅2日目
・ボル市場徘徊
・ランテパオより北側をツーリング
 (ボリ、パンリ、棚田の絶景など)
・翌々日のバス予約


インドネシア実質初日。
朝五時にチェックインして仮眠。
からの9:00頃始動。

初日はタナトラジャの中心街であるランテパオより北側をぐるっと35キロほどのツーリング。

バイクについての色々はコチラ

宿の隣の教会でなんかやってて、御供物がドカーンと置いてあったけど、気にせず出発!




幼稚園の制服が迷彩なのも気になるけど、いざ行かん!



(近くに軍施設があったので、そこの子たち専用かも?)


まずはボル市場へ。
大好きなアジアのごちゃごちゃを満喫しすぎて、6日に一度行われる水牛の競り開催日なのに、それを見逃すという残念すぎるしくじりorz

市場は、メインストリーから入ってすぐの道路沿いは穀物などが多く、ビニールシートのような簡易的な屋根を張っているエリアでは肉や魚や野菜などの生鮮食品の取扱いが多く、ちゃんとした建物の並んでいるエリアはコーヒーや乾物やお土産っぽいものが多く取り扱われていました。

なぜ落ちないのか不思議なターバン(?)










コーヒーのローストマシン



ヒジャブなどを被っていなくても写真はちょっと…な女性もいるようなので、撮影時には声をかけたほうが良いと思われます。
(これは市場に限らず)

パンケーキと大判焼きの中間みたいなお菓子と、かりんとうみたいなお菓子を買い食いしましたが、どちらも美味しかったです。

ここだけでたっぷり1時間ほど油を売って、ようやくツーリングっぽい感じに突入。


タナ・トラジャ地方では「トンコナン」と呼ばれる船のような形をした大きな屋根が特徴的な建築が有名なのですが、行くまでは白川郷などのように、一箇所にだけそういうものが固まっているのかと思っていました。
しかし、実際に走ってみると、トンコナン様式の建物はそこかしこにあります。

実はランテパオのど真ん中にも。



最初のうちは「これがラストチャンスかも?」「ここが一番ステキなのかも?」と、いちいち止まって写真を撮っていたので全然進めませんでした。
でも、段々とそうでもない事に気づいてきて、後半は「ここぞ!」というところで止まるようになりました。


11:30頃、自分が気づいた中では、初めて「ここは見どころですよ」っぽい小さな看板を発見。
「OBJEK WISATA RANTE SIRRIN」



歩き方にもいちを印がありました。
ここは石柱がたくさんありましたが、他に観光客はおらず、こぢんまりとした感じでした。






この後の美しい村の風景はお気に入りです







本格的なトンコナンは茅葺屋根で、それは南のケテ・ケスで若干観光地的に整備された状態で見られます。
しかし、実際的には屋根はさすがにトタンのところが多いです。
それでも、こうして沢山の家が山の斜面に並んでいる姿は良いものだな~と思いました。
方角に合わせて作ってるそうで、屋根のむきは基本的にお揃いなのも白川郷っぽいです。









お葬式に遭遇。しかし、これはランブーソロとは違うスタイルでした。






この辺はクリスチャンも多いので、教会とトンコナンのコラボ発見!




12:00頃、ボリに到着。



ここも石柱で有名なスポットです。
入場料がかかります。
中には遊歩道があり、石柱だけでなく岩窟墓もありました。
ローカルの観光客もチラホラいて、一緒に写真撮ろうよ~とか声をかけられますw
しばしマッタリと散策。










あと、ここでトイレ借りられます。
鍵はチケット売り場のおじさんが持っているので貸してもらいましょう。


その後、ちょっと迷ったりしつつ12:50頃にパンリに到着。
歩き方で見たとおりの、石造りの人形がありました。1体だけ。
そういうのがたくさんあるのかと思っていましたが、1体だけ。
サイズ感は椅子に座った状態で1mくらいあるので、中々の大きいさです。



隣にもう1体、もっと新しい感じの死者人形がいました。
こちらはカラーですね。


石の死者人形は興味深かったのですが、1体だけということで若干拍子抜け。

あと、ここの番犬がめっちゃ怖かったです。
2~3頭いて、死者人形に近づくと本気で「ウゥーーーッ!」と唸ってきます。
しかもつながれて居なかったような・・・
こちらがスクーターに跨ると静かになりました。立ち去るってことを察知しているのかも。
番犬としてはかなり優秀と言えるかもしれませんが、おかげでじっくり見学は叶いませんでした・・・。

その後も集落の様子を眺めたり、カワイイ子供達に油を売ったりしながら、ぐいぐい標高を上げていきます。












そして13:20頃に辿り着いたのは、多分バトゥトゥモガとかいうエリア。
歩き方の地図には見晴らしの良いカフェありと書かれていて、実際2軒ほどカフェらしきものがありました。

素晴らしい景色!
棚田ラブ!







この後、来た道を戻るのもアリだったと思うのですが、せっかくなのでぐるっと回って帰ります。

グーグルマップでもきちんと道が表示されていたので、よしよしと思っていましたが、走ってみたら獣道でした。
やばすぎて写真撮る余裕もありませんでした。

バイク同士でもすれ違い困難と思える道幅、きつい斜度、もちろん未舗装、枝葉にぶつかりながらの走行という区間もあり、これを通常の道路として表記するグーグルマップがアレなのか、これを通常の道路として表記するのが当たり前なのがスラウェシ島なのか不明ですが、マップに道があるからといって全面的に信用するのはいかがなものかと思いました。

難所をすぎて給油をすませ、徐々に穏やかな道に復帰します。








道端の川で行水する水牛。
こういうの好き。水牛はあちこちで簡単に見られます。


15:00頃にはランテパオの市街地(?)に戻ってきました。

ここまで市場で買ったかりんとうと水だけでしのいでいたので、遅まきながらランチです。
この時間は店を閉めているところもありましたが、ハラルっぽい食堂が開いていて助かりました。


ナシゴレン?
かなりのボリュームでした。


ご飯を終えたら明後日のバスの予約に行きます。
何をどうしたらいいのか分からず、まずは歩き方に載っている観光案内所を探します。
なかなか見つからなかったのですが、こういうのは地元の人もあまり知らないんですよね。なんせローカルピーポーには無用な場所なので・・・。

しかし、なんとか辿り着くことができました。



ここでランブーソロという葬式の情報を仕入れるも、自分の滞在中には行われないことが判明。残念だが仕方がない。
バスの予約は街中の色んなところで出来るらしいのですが、要領を得ない私を心配して、チケットカウンターまで連れて行ってくれました。
メインストリート沿いでたまに見かける「KETTY」という看板を出しているところで予約できます。
よく見ると、がっつりバスの写真の垂れ幕も出てました。


バス移動についての記事は、明後日をご参照ください。


宿に戻りシャワーを浴び、ビール飲みたいけど、湯上りにあのヘルメット被るのも、あの埃っぽい道を走るのも抵抗あるな~。と思い、徒歩圏内に程よいお店がないかレセプションで聞いてみるものの、バイクで行くことを勧められる。
宿にビールを置いてないか聞くものの空振り。
しかし、そこに通りかかる一人のおじさん。
この宿、真裏にカフェがあり、しかも裏口は宿に直結しているそうな。
で、おじさんがそのカフェのオーナー。
宿の人が「オマエんとこ、ビールあったっけ?」と聞いてくれて、
「あるよ」
という嬉しいお返事。

このカフェがめっちゃアタリでした!
ご飯もコーヒーも美味しいし、Wi-fiもサクサク。
朝も早くからやっているので、結局4回も行ってしまった。
ローカルの穏やかな若者のたまり場にもなっており、ロンリーディナーも回避できて、色々お話できて楽しかった!

この日の夕食
淡水魚のグリル、水牛の燻製、ローカルビール、食後にコーヒー





出会った若者達はとても親日的で、日本語で歌う現地アーティストのファンでもあり、とっても話が弾みました♪




よく見ると後ろにガンプラが!

明日はランテパオの南側を走ります。

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9月14日(土)ランテパオ観光の経費(Rp129/¥)
 ●レンタルバイク Rp80.000
  原付二種、スピードメーターは常に0Km/h
 ●ガソリン Rp10.000?
  道端のガラス瓶1本(750ccくらい?)
 ●昼食 Rp26.000
  ランテパオ中心部のワルンでナシゴレン
 ●水500cc Rp8.000
  ランテパオ中心部のワルンで
 ●夕食 Rp80.000
  焼き魚、水牛の燻製、アンカーの大瓶
 ●宿代 Rp220.000
  Hotel Pison(個室、ホットシャワー、部屋Wi-fi不安定)


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レンタルバイクでツーリング/スラウェシ島@インドネシア(おまけ)

2019年12月01日 01時03分00秒 | スラウェシ島@インドネシア 2019年9月
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9月14~15の二日間は、宿でバイクを借りて観光をしたので、スラウェシ島タナ・トラジャ地方ランテパオ周辺でのバイク走行について、ダラダラ書いておきたいと思います。

初日はタナトラジャの中心街であるランテパオより北側をぐるっと35キロほどツーリング。
翌日はランテパオより南側を35キロほどツーリングしました。

自走するからこそ気づけることや、バイクだからこそのふれあい、身軽さなど、タクシーチャーターとは違う楽しさがたくさんあるので、個人的にはオススメですし、もし再訪したら、またバイクに乗りたいと思います。
ただし、気をつけるべきこともありますので、色々書いておきたいと思います。

バイクは宿で借りました。




125ccほどと思われるスクーターで、1日Rp80000。
ぼろっちいヘルメットも込みのお値段です。

バイクのメンテナンスは、もちろん微妙です。
自分の場合はスピードメーターが壊れており、どんだけ走っても時速0キロ。ミラーも元気なくて、気づくと変な方向を向いてます。
走る、曲がる、止まる、ウィンカー、そしてガソリンの残量の確認が出来れば、もう何でもいいです。

インドネシアは国際免許 適 応 外 なのですが、借りる時は何も言われませんでした。
宿で借りてるので、改めてパスポートの提示とかもなし。

ガソリンについても何も言われず。
満タン返しとかの指示もなく、自分が借りた時点では半分くらい入ってました。
ガソリンは道端で750ccくらいのガラス瓶に入って売ってます
大体Rp10000くらいで、お店の人が入れてくれます。
何も言われないけど、当然火気厳禁!
てか、この売り方は東南アジアではあるあるですがホントに怖い。




走行中に後ろから「プッ!」と鳴らされた時は、大体「後ろにいるよ~。追い抜くよ!」っていう合図だと思います。
急な進路変更とかせず、マイペースに走っていれば大丈夫です。

前からパッシングされた時は、だいたい「先に行きまーす!」「先に曲がりまーす!」です。
「お先にどうぞ」だとは思わないほうが良いです。

見通しの悪い山道で「プッ!」と聞こえてきたら、カーブの向こうに車やバイクがいるなと思って気をつけてください。
これは日本と同じですね。こっちも突っ込まれないために、必要なところでは鳴らしておきましょう。
警笛鳴らせ!的な看板は見かけなかったので自己判断で。

すれ違いざまに「プッ!」と鳴らし合っているのは、たぶん挨拶です。
田舎の方にいくと、すれ違うときに「外国人じゃ~ん!」と気づいてニコッとしてくれた人が「プッ!」と鳴らしてくれることもありました。

状況に応じて色んな「プッ!」があるので、こちらも適切なタイミングで使用できると安心だし楽しいので、ノールックで「プッ!」が出来るように、クラクションの位置は予め確認しておくべしです。

日本と同じ左側通行だった気がする。
けど、普段バイクに乗らない人は絶対にやめた方がいいです。

街中では色々神経を使う場面が多いので、運転そのものは考えなくても出来ることが肝要です。
その上で、状況を判断しながら無茶はせずにテキパキと走るべし。

田舎の方に行くと、タナ・トラジャ地方は工事中とか急坂も多くて、こちらは最低限の技術が必要になってきます。
自分の走った道は、スクーターなのでニーグリップは出来ませんでしたが、要ヒールグリップだったり、一本橋が出来ないとヤバイルートもありました。
撤退する勇気も携えて行きましょう。


高原なので、暑さは気にならないどころか、走っていると本当に気持ちのいい風を感じながら涼しく走れますが、日焼けにはご注意を。
一日でもかなり焼けます。




部分的にこんな道でした。



















これはあくまでもランテパオでの話です。
「インドネシア」共通かどうかは定かではありません。
バリやジャカルタに行かれる方には参考にならないと思われますが、悪しからず。


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