ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

暑中見舞い

2006-07-27 09:21:54 | 情報や案内及び雑談


あまりの暑さに、植木までへたってしまったかと思いきや、もともとからそういうものらしい。

私の性格と似ているなー、こいつは!



写真はよし萬さんの玄関先。(^○^)

コメント (4)
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JR三宮駅前風景ースケッチ&コメント

2006-07-27 08:37:14 | スケッチ
映画「日本沈没」(原作:SF作家:小松左京)が評判だと聞いて出かけた。午後3時15分からの上映だったが、開演に数分を残して、250シート近くある映画館の6割がたが埋まっており、人気のほどを素直に実感した。

ざっと見たところ若い人が結構多い。シルバー料金1000円で映画をいつでも見せてもらえる世代は比較的少なかった。見終わったあとの感想としては、映画『日本沈没』第一部のときと比べて女性をストーリーの前面に強く出していたことと列島が次々埋没する過程を生々しく伝える特撮技術の冴えが特に印象に残った。

前作の映画『日本沈没』では、東京地下鉄の赤坂見附駅が地震で水没するシーンが今も脳裏に焼きつき残っている。現在連載中の日本経済新聞の『私の履歴書』に小松左京が1973年、小説『日本沈没』が大ヒットした経緯と興味深いエピソードを詳しく紹介している。

今回は小説だけでなくDVDも同時発売していることも話題性を一層高めているのかもしれない。今回の映画のシーンでは富士山大噴火という最悪の筋書きは、一人の青年の英雄的行動により辛くも回避され、日本列島完全水没は免れるという演出でまとめていた。

日経『私の履歴書』によれば、小説『日本沈没』第一部が、実は「日本滅亡」の題で昭和39年(1964)から書き始められていた。それでは余りにも絶望的なタイトルだという出版社の強い意向で『日本沈没』に改められたという。

日本列島は糸魚川・静岡線という俗に言うフォッサマグナで分断されていることは小学校の教科書を通してもよく知られている。日本列島にフィリピンプレートが滑り込んできていることが日本を地震列島と呼ばせるそもそもの理由である。

富士山噴火が近いという情報もまことしやかに流れている。日本に大地震が確実に近づいているという危機感が口コミも手伝って、若者の足を映画館へ運ばせているのだろうか。

映画の余韻冷めやらぬなか、一息入れるためにJR三宮駅構内にある喫茶店に立ち寄った。

早や11年前になるが神戸は阪神・淡路大震災で壊滅的打撃を受けた。表向き神戸も綺麗な街に復活した。交差点を行き交う多くの車、信号を渡る人の列、何事もなく、混雑する三宮駅界隈を喫茶店2階からスケッチした。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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原油73ドル台好感、NYダウ52ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-07-26 08:28:23 | 経済学
相場は人のこころの鏡である。相場が上がりたがっているときは実態を無視して値上がりする。逆に相場が下がりたがっているときは往々にして悪材料にのみ過剰に反応して値下がりする。事実は中ほどにあるのだろうが相場の世界には行き過ぎがつきものである。

7月25日、NYダウは前日の212ドル高のあとにもかかわらず52ドル値上がりして11,103ドルで取引を終了した。原油先物(WTI)相場がバレル1.30ドル下げ73.75ドルで取引されたことを株式市場は好感した。イスラエル・レバノン紛争が中東全域を巻き込んだ全面戦争には発展しないとの思惑も買い材料を助けたようだ。

しかし、事態が根本的に改善した兆候は見られない。中東紛争は14日目を迎えた。ライス米国務長官は精力的に事態沈静化に動いていると報じられているが、レバノン市街では相変わらず爆発が続いている。中東紛争の根っこにはユダヤ人対アラブ人の民族的対立や宗教上の確執が存在している。特に日本人が軽々に立ち入れるような世界ではなさそうだ。

原油相場も74ドル割れとマーケットは好感している。しかし、75ドルの石油をまだ割安とマーケットが評価している。石油需要が衰える兆しを全く見せていないことを背景に2007年には100ドル原油時代到来となんのこだわりもなく投機家ははやしたてている。一時的に利益確定の売りが出て値段が下がっただけで先安の保証はなにもない。

一方、米債券相場は、米住宅データと消費者信頼感指数が予想より強く出たことで値下がり、米10年物国債の利回りは5.071%へ上昇した。NY為替市場でも景気堅調を裏付ける比較的強いデータが出たことを材料にドルが買われ、1ドル=117.17円、1ユーロ=1.2576ドルで取引された。

中国が保有外貨のドル持ちポジションを減らすとの中国通貨当局の発表や人民元切り上げ情報からドルの弱材料に使われていた。同じ器でも惚れて眺めるとよく見える。偽物だと思って見ているといかにも値打ちが無いように見えるから不思議である。

6月の米住宅販売件数は1.3%減少し年662万件と商務省は発表した。エコノミストは660万件と予測していた。消費者信頼感指数のひとつのConference Board indexが6月の105.4から106.5へ上昇した。エコノミストの予測は104であったと強材料に利用した。

2006年4~6月期の米企業業績が連日のように発表されているが、好業績の企業もあればそれほどでもない企業もある。まだら模様であることには変わりない。NYダウ年末大幅安との観測も消えていない。雨が一時小止みになったからといって、丸腰で飛び出すと雷に打たれるかもしれない。先の見え難い時代に生きていることだけは確かなようだ。(了)

江嵜企画代表・Ken


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昼食―杭州(2)

2006-07-26 08:23:57 | 旅行記
連載 (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)



杭州へ着いたのが、ちょうど昼前でしたので、直行でレストランへ案内された。

レストランへ行く途中

「昼は軽くでいいですか?」と言うものですから、
「ああ、それがいいですね、普段お昼を食べない日も多いですから・・・」
なんて話していたのですが、なんのなんのびっくりするほどの料理が出てきた。


画像は全てマウスオンでどうぞ

予定のレストランの前は、ちょうど道路工事が行なわれている時で、見るとゴミっぽい感じがするのですが、かなり人気のあるレストランだそうです。




杭州では、呉さんという方(麦さんのお友達)が案内することになっていて、このレストランは、呉さんの従兄弟が経営しているお店だそうで、すでに呉さんは到着していて、冷えたビールを準備して待っていてくれた。

ビールは杭州の地ビールで、「緑雨」という銘柄。
喉の渇きを癒すために、ちょっと飲んだ。(←素直に「飲みたかった」と言えない)
美味しかったー! \(^O^)/





料理は次々と、どんどん運ばれてきた
これはグルテンの煮物風





里芋だと思いますが、めちゃくちゃ美味かったです





ピーナツの塩茹





はい、出てきました。豚肉のブロック煮

ひと昔前の中国は、どこへ行っても、このような豚肉料理が出てきたのですが、最近は少なくなったなー





エビも中国人の好きな料理で、ご馳走となると必ずと言っていいほど出てくる





タニシですが、よく見ると尻尾のほうが切られています
これは、貝を口に当てて、中味を吸い出して食べ易いようにしてあるのです
ですから、手も汚さずに済む





やっと出てきた緑の葉野菜
中国の野菜は、土壌の養分が豊富なようで、日本の野菜と比べると味が深い

この季節は、上海ですと「ミーシー」(漢字は上海の人でも知らない人が多い)という美味しい葉野菜がある





魚の煮付けで、魚の顔が印象的
魚まではまだいい
スッポンの顔が出てきた時には驚くよ





麦さんが
「これは凄く美味しいから食べてみて」
というので、一瞬ゲテモノかと思ったが、「野生のアヒルです」と言うので食べてみた
初めて食べる「野生のアヒル」
肉が締まっていて、少し硬かったが、味は濃い感じがした





貝のスープ
見た目は悪いが、と~っても美味しかった





デザート

どこへ行ってもスイカが出てくるのは、おもしろい



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大型買収、企業好決算報道で、NYダウ182ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-07-25 09:32:36 | 経済学
王子製紙が北越製紙統合に動いたが、北越が王子の提案を拒否した。三菱商事がこれに絡んで、日経ダウが大幅反落にもかかわらず、北越製紙のストップ高を始め日本の紙パルプメーカー株が軒並み値上がりした。

一方、週明けの米国株式市場では、大型買収のニュースと薬品メーカなどの好調な業績を材料にほぼ全面高となった。NYダウは182ドル、1.7%高、S&P500種平均1.7%、ハイテク株指数のナスダックは2.1%、小型株指数ラッセル2.8%それぞれ値上がりした。

ひとつの大型買収はまた次の大型買収の連想を生む。それが株式市場に活を入れるのであろう。この日の米国の買収話は病院経営のHCAを330億ドル(3兆8,200億円)で買収するという。ある民間投資会社によるPhilios Electronics102億ドルの買収、Advances Mixro DevicesによるATI Technologiesの買収話が話題の中心だったとWSJ紙は報じている。

ただ、NYダウが本復したかどうかは米国景気の先行きがはっきりしない限り即断できない。8月8日に控えた米FOMCで米利上げの方向性が打ち出せるか不透明である。バーナンキFRB議長の米議会証言でも、インフレを懸念するよりは米国景気後退を懸念する方向に軸足を移した発言をした。

米住宅価格が大幅値下がりしている。買い替え、買い替えで雪だるま式に個人資産を増やしてきたが、現在は、売るから下がる、下がるから売るという、逆の流れが起こり、担保価値急落が米個人消費に水を差している状況は否定できないだろう。

ライス米国務長官がベイルートを電撃訪問したと今朝のCNNテレビが報じていた。NY金先物相場はオンス7.90ドル下げ612ドルで取引された。中東紛争が解決に向かうと金相場は580ドル台まで値下がりすると予測する向きも出てきている。

金相場の値下がりは、ドル相場が比較的堅調なことも反映している。北朝鮮ミサイル問題発生ではドルは売られたが、今回の中東紛争ではドルは買われた。ドルは、1ドル=116.65ドル、1ユーロ=1.2635ドルで取引された。

NY原油(WTI)先物相場は、米国での華氏100度以上の高温で天然ガス相場が6.6ドルを突破して連れ高、62セント高のバレル75.05ドルで取引された。ライス電撃訪問も原油相場には響かなかった。中国始め原油に対する世界的需要が根強く、需要の伸びに供給のテンポがついていけないと物知りな相場が先読みしているのであろう。

「金鳥の夏」は蚊取り線香の話。大型買収と中東紛争で「緊張の夏」になりそうだ。(了)

江嵜企画代表・Ken


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あつ~い!-杭州(1)

2006-07-25 07:17:08 | 旅行記
連載 (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)



上海で一泊してから、翌朝杭州へ出発した。

麦さんが迎えに来てくれた。(^^)




彼の車に取り付けられているのは、チョー小型のコンピュータで、カーナビにもなるし、携帯電話にもなるので、車を降りる時は取り外して持ち歩くのだが、携帯電話と同じぐらいの大きさなので、とっても便利が良さそうだった。

これは日本にはない!
彼は出張が多いので、このチョー小型コンピュータが手放せない。



「あまり人気がない」と言われる上海の遊園地を通り過ぎ、南へ南へと車は進む。




松江というところを通る時、「上海は松江から始まったのですよ」と教えられた。

皆さん知ってましたー?




途中で、パーキングエリアに寄ってくれた。
聞くところによると、ここはチマキで有名らしい。

しかし、何にしても暑い!
チマキなど食べる気分ではない。
でも、チマキを食べている人もいっぱいいたので、不思議に思った。




それで、喉を癒すために水を買いたかったのだが、すでに麦さんがアミノサプリを買ってくれてあった。
実は、ミネラルウォーターは売ってないのです。
理由は、中国では「味のついてないのはインチキだ!」と思う人が多いからだと思います。


あ、ごめんなさい!
置いて写真を撮る場所がなかったもので、太ももに挟んで撮影。(・o・)




杭州に入ると、どこの屋根にも避雷針のようなものが立っていて、麦さんが
「これは杭州の家の特徴です」と言うので、
「どんな意味があるのですか?」と聞いたら、
「私も分かりませんから、後で聞いてみましょう (;-_-;) 」と言う。
「・・・プッ!(^○^)」




杭州の市内近くになると、信号がおもしろい。
信号に、電子時計のようにものがついていて、青になるまでを秒単位で表してくれる。
これならイラチな人でも、落ち着いて運転できそうだ。



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多賀大社フォーラム ’06

2006-07-24 12:59:45 | 情報や案内及び雑談
                -和方鍼灸友の会-
           多賀大社フォーラム ’06

                  》 ご 案 内 《

会 期:平成18年9月2~3日(土~日)
会 場:多賀大社 参集殿
    〒522-0341 滋賀県犬上郡多賀町多賀
    参集殿直通 ℡0749-48-1103  FAX0749-48-2029
     多賀大社HP

参加費:2~3日とも;(会員限定)21,000円

①受講料 ②2日:懇親会費 ③3日:昼食代 ④記念品代の総額です。
※ 宿泊は各個人でご予約下さい。(社)彦根観光協会;宿泊のご案内
    (社)彦根観光協会のHP

:3日のみ;(会員)11,000円/(非会員)16,000円

① 受講料 ②3日:昼食代 ③記念品代の総額です。
入会金:10,000円
締 切:8月25日  郵便振替にてご入金下さい
記号番号:00130-5-351212 名義:和方鍼灸友の会
連絡先: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2‐14‐4 IKビル2F
       (有)六然社内 和方鍼灸友の会事務局 tel/fax 03-6279-5101

記念品:
①『多賀法印流医書集成』第3集 A4コピー版
  ※第1集・第2集の残部は実費(各5,000円)にて頒布いたします。
②多賀法印流・多賀大社 絵はがき6枚セット
  主催:和方鍼灸友の会/後援:多賀大社・六然社・亜東書店
  
            ― プログラム ―

【2日】……………………………………………………………
10:30 多賀フォー・プレステージ 
    再演「はりをたて やいとをすえる いやしとくらし ―ひらがな日本鍼灸史―」
    和方鍼灸友の会主宰 長 野  仁
12:00 受付
12:30 開会の辞    六然社主 寄金 丈嗣
 
12:45 基調講演「日本鍼灸の20世紀 ―研究家・教育家・臨床家として― 」
     元関西鍼灸柔整専門学校理事 昆 健一郎
13:30 休憩(本殿に移動) 

13:45 「多賀法印」慰霊・「藤村滋権宮司」追悼・「弥曽以知」入魂式
14:15 休憩(参集殿に移動)
14:30 公開実技1「眼診と胸診 ―四診法の新境地― 」
     東洋虹彩分析協会代表 新城 三六
16:15 休憩
16:30 公開実技2「散ずる鍼を尋ねて ―井上恵理師直伝の刺手と押手― 」
     旺針療所院長  南谷 旺伯
18:15 休憩(参集殿1階大広間に移動)
18:30 懇親会(参集殿1階大広間)


【3日】……………………………………………………………
    日本鍼灸の遡行
    ~思想と技術の文脈(コンテクスト)を探る~
9:00 受付
9:30 招待講演1「催眠術の黎明」       
    舞鶴工業高等専門学校講師 吉永 進一
10:45 休憩
11:00 指定発言1「近代化の中の鍼灸界」 
    森ノ宮医療学園専門学校図書係 横山 浩之
11:45 指定発言2「杉山流と杉山真伝流―近世から近代へ―」    
     癒しの道協会師範 大浦 慈観
12:30 昼休憩

13:45 指定発言3「意斎流と多賀法印流―中世から近世へ―」      
    和方鍼灸友の会主宰 長 野  仁
14:30 休憩
14:45 招待講演2「興教大師・覚鑁(かくばん)の身体論と身体技法」     
    慶応義塾大学非常勤講師 正木 晃
16:00 閉会の辞
    正木  晃(研究者として)
    長野  仁(臨床家として)


 ご あ い さ つ

早いもので、「和方鍼灸友の会」の一大イベント、「多賀大社フォーラム」も3回目を迎えますが、最初に残念なお知らせをしなければなりません。本年1月、当フォーラムの後援を快諾下さり、絶大なる協力を惜しまれなかった藤村滋権宮司がご逝去されました。多賀大社の生き字引的存在だった権宮司との永遠のお別れがこんなにも早いとは、誰に予想できたでしょうか。会を代表して、心よりご冥福をお祈りいたします。多賀法印慰霊の折、一同で黙祷し哀悼を捧げる所存です。

◎「茶番呆人」再演
さて、当初は会員100名を目標とし、50~80名で推移するものと考えておりましたが、すでに250名を超えたようで、主宰(代表小間使い)としての責務を痛感するようになりました。参加費割引などの優遇に吊られて、何となく「和方鍼灸友の会」に入ることになってしまった方(特に学生諸氏)もいらっしゃるのではないかと想像するに及び、過去2回は空白だった土曜の午前中に、第53回全日本鍼灸学会学術大会における狂育講演「はりをたて やいとをすえる いやしとくらし ―ひらがな日本鍼灸史― 」を再演してみることにいたしました。講演の全容はパロディ本『新日本鍼灸楽会草紙』に掲載されている訳ですが、ライブだと、私が何を考え、何をしようとしているのかが、ダイレクトに伝えられると思ったからです。「何となく」状態を明確な動機へとシフトさせられたなら、責任の一端は免れたことになるでしょう。人間の所業ですから全く同じという訳にはいかないでしょうが、バージョンアップしていることは間違いありませんし、せっかく朝っぱらからボランティアするのですから、入会間もない方だけでなく、大勢のご参加を切望する次第です。ちなみに、現存唯一のシュガイザー・パーツのヘルメットも持っていきます!

◎9月2日 会員限定
 私のプレステージのあと、いよいよ本戦突入となります。トップバッターは、斯界の重鎮・昆健一郎先生にお願いいたしました。目下、六然社は昆先生の著作集(仮題:『伝統鍼灸神髄』)を刊行すべく準備を進めております。現時点では、ギリギリ間に合うか間に合わないかの瀬戸際らしいですが、それはともかく、研究家・教育家として、さらには臨床家として、関西(鍼灸は西高東低ですから関西は地方ではなく日本のメッカということになります)の大舞台で20世紀の鍼灸界を牽引されてきた先生の業績は圧巻であり、私たち後学へ向けての熱いメッセージを、基調講演として拝聴いたします。
つぐ実技編は、進化しつづける鍼聖・新城三六先生が、刻苦勉励の果てに編み出した四診法の新境地、「眼診」と「胸診」を開陳して頂きます。「眼診」とは、『診断革命』(六然社)で展開した「虹彩(黒目)分析」と、新たに開拓した「強膜(白目)分析」の総称で、強膜分析は欧米で流布している「スクレオロジー(強膜診)」の誤謬を正して余りあるばかりか、虹彩分析をさらに的確なものとする望診(視診)法です。虹彩分析を正経になぞらえるなら、強膜分析は奇経にたとえられます。「正経を熟知せずんば、奇経を掌握するに及ばす」、参加者各位、虹彩分析を心して復習すべし。いっぽう「胸診」はというと、七星論を前提に考案された、両手の寸口脈診を陵駕する、胸骨と胸椎の切診(圧診)法です。強膜分析とリンクした時、即効新城理論の信憑性・確実性はさらに向上します。過労の余り、突発性難聴の予備軍となってしまった私自身、両診法で裏打ちされた巨鍼と七星鍼法によって発作状態を回避できている次第です。
初日の取りは、昭和鍼灸の巨匠・井上恵理師の高弟で、散鍼法の第一人者である南谷旺伯先生に飾っていただきます。先生に親炙していただくようになってから10年近くなろうかと思いますが、ようやく実技公開に漕ぎつけました。先生には、鍼の持ち方と運び方、ツボの取り方、押手の当て方など、井上恵理師直伝の基本中の基本をご教授下さるようお願いしてあります。学生諸君のみならず、ベテランの臨床家にとっても裨益するところ絶大であると確信いたします。私自身、「唯掌論」の軌道修正を迫られるのではないかと、今からビクビクかつワクワクしている次第です。南谷先生には、ぜひ『散ずる鍼を尋ねて』を上梓していただけるよう切望いたします。もちろん六然社から。

◎9月3日 会員・一般とも
前回は、「近代日本の隠秘学と鍼灸」と題して、霊術・療術と鍼灸の関わりを、石原克己・横山浩之・久米建寿・吉永進一・正木晃各先生に、それぞれの専門から解きほぐしていただき、霊術・霊術家は単なるオカルト・オカルティストの一言で拒絶・排斥しえないほど、鍼灸術・鍼灸師と根底の部分で繋がっていることを思い知らされました。
認識を新たにした瞬間から霊術書・療術書ハンターに豹変した私は、吉永先生をして「素人がそんなに集めちゃイカン!」と言わしめるほどのコレクションを築き上げてしまいましたが、貴重文献の多くは吉永先生に有効活用していただいております。前回の直後、『日本人の心・身・霊』全15巻(クレス出版)に引き続き、『催眠術の黎明』全7巻(同)を編纂された先生には、最新の研究成果である近代日本における催眠術史を概括していただく予定です。私のように、「催眠術」と聞くと興味本位なテレビ番組の格好のネタといった程度の認識しか持ち得ない方も多いでしょうが、宗教学的・社会学的な俎上に乗せれば、日本の近代化とは何だったのか、日本人の心性に何が横たわっているのかが垣間見られる訳です。
明治大正期における近代化の文脈を、「催眠術」というフィルターを通して俯瞰した後は、医史学的な指定発言が3題続きます。第1は、昨年の「霊術に関わった鍼灸家」の列伝が好評を博した、横山浩之先生による「近代化の中の鍼灸界」について。前回よりも広角レンズで明治維新以降の鍼灸界を一望してもらいます。催眠術と鍼灸の意外な関わりも顏を覗かせます。注意しておきたいのは、「近代化」イコール「科学化」ではなく、今に繋がる「古典主義」も「近代化」の産物だということです。

第2は、多賀フォー初参戦(K1みたい!)の大浦慈観先生による「杉山流と杉山真伝流」について。今や両流派研究の第一人者となった大浦先生には、『秘傳・杉山眞傳流』覆刻本(桜雲会)、『表之巻』『中之巻』訓読本の経緯から、系譜・管鍼・刺手・押手・腹診・医案の最新の研究まで、縦横無尽に語って頂きます。近世に誕生した管鍼法は、近代化の中で刺鍼法の主流となり今日に到っている訳ですが、その体系化を図った『杉山真伝流』の緻密な読解から、管鍼法の持つ技術的・思想的な本質が浮き彫りにされることでしょう。
第3は、多賀フォーの原点回帰です。そもそも当フォーラムの会場が多賀大社となったのは、私が院生時代から多賀法印流の研究を進めていたことに端を発します。ではなぜ多賀法印流なのかといえば、打鍼法の開祖「ムブン」を多賀法印流とする古記録があり、真相を明らかにするためでした。当然まず一次資料の収集から着手し、その一環で本家本元の多賀大社にアポなしで押しかけたのですが、無礼きわまりない私を温かく迎え入れて下さったのが藤村権宮司だったのです。権宮司と意気投合してから急速に「ご縁」の回路が繋がり、次々と発見した流儀書を『多賀法印流医書集成』(和方鍼灸友の会)に編集、何とフォーラムの直前には宗与法印の肖像画が手中に収まりました。今回は記念品に『医書集成』第3集だけでなく、多賀法印流・多賀大社ゆかりの絵はがきセットを加えましたので、参加費が1,000円アップになってしまったことご諒解下さい。多賀法印流は打鍼法を用い、大浦先生によれば管鍼は打鍼の色濃い影響下に形成されているとのこと、中世末期から近世初頭に打鍼が風靡した理由、腹診と打鍼の関係などを考察いたします。

3題の医史学(鍼灸史学)的な発言のあと、我らが後見人・正木晃先生に「興教大師・覚鑁の身体論と身体技法」について詳察して頂きます。真言密教中興の祖と目される覚鑁の名著『五輪九字明秘密釈』の身体論は、中世の五蔵曼荼羅・五輪砕のブームを呼び、やがて鍼立・金創医らが医学の基礎知識として受容し、人だけでなく馬医の根幹ともなったのです。人が先か馬が先かは議論の余地がありますが、覚鑁を端緒とする身体論が、腹診発明の原動力となったという私の指摘は定説化しつつあります。正木先生には、「新義派」と呼ばれる覚鑁の密教思想から身体技法まで、時間の許す限り熱弁をふるっていただきます。「ご縁」とは不思議なもので、正木先生に覚鑁の講演をご依頼した直後、江戸時代の坐像が友の会にお出ましになりました。会期中は講演会場に鎮座していただきますので、ごゆるりとご尊顔を拝して下さい。ちなみに、明治時代の肖像も展示いたします。

◎最後に
 過去2回行なっていたフリー・ディスカッションは、生産性が低いように感じましたので、今回から講演のみといたしましたことご了承下さい。今年も盛り沢山の内容で、入会間もない面々は消化不良を起こすかも知れませんが、感電にも似たカルチャー・ショックを体感していただければ幸甚です。奮ってご参加下さいますよう心よりお願い申し上げます。ネット上のブログ「六然の小窓」は、更新情報が得られますので要チェックです。

六然の小窓

2006年7月吉日    和方鍼灸友の会主宰 長 野  仁 謹識



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三県合同鍼灸研修会(愛知県・岐阜県・三重県)・・・(6)

2006-07-24 12:40:48 | 旅行記
連載 (1)(2)(3)(4)(5)(6)



城下町の一直線になった街道を少し歩くと、犬山市文化資料館があり、参観させてもらったのですが、資料参観の途中で職員の方が、

「からくり人形の説明がありますので、説明を聞きたい方は、先にそちらへ行かれるほうがいいですよー、またこちらへ戻っても結構ですので・・・」
と声をかけてくれたので、意味はわからなかったのですが(笑)、そちらへ行くことになった。




ここからの画像はマウスオンで


からくり展示館は、道路をはさんで資料館の向いにあり、古ぼけた民家のような外観で、近代建築の資料館とは対照的だった。

これが入り口で、マウスオンでは内側から入り口を写した











わっ!

あはは、驚きましたー?
実はこれ、はく製なんです。




上の鵜のはく製は、こちらの船の上に飾られていたものです。
からくり館建物の入り口の、左右を写したものです。




これは、からくり人形を作る風景の資料を収めた一角




からくり人形に関することがビデオで流されてから、職員の方が出てきて解説をするのですが、この日は参観者が多かったようで、オジサンも張り切っちゃって、普段は見せないものまで見せてくれた。(^○^)

でも、解説員も大変だろうなー、
毎日同じことをしゃべらなければならないなんて・・・。




からくり展示館を出てから名古屋駅に向かったのですが、車は名古屋城が見れる路を走ってくれた。

はい!これがシャチホコ!

画像が小さいので、アップにしようかと思ったのですが、このほうが臨場感にあふれている。




思い出に残る楽しい二日間だった。

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三県合同鍼灸研修会(愛知県・岐阜県・三重県)・・・(5)

2006-07-23 07:59:58 | 旅行記
連載 (1)(2)(3)(4)(5)(6)



ブログを旅の整理に使っているので、時々長くなるのですが、きょうがそれ。
写真の内容で、切れのいいところで切るので・・・、


天守閣まで上るのには、すっごい急な階段をのぼるので、ハシゴを上がる時と同じように、足の短い人は苦労すると思われた。(笑)
女性の着物ですと、着物をはしゃげないと上れません。

お城の中の構造は、梁や柱が太い木のまま残されているので、ついつい触りたくなるし、構造部分だけの模型なども展示されていて、「木造の建築技術」に興味を覚えた。

天守閣に着くと、四方が見えるので、山内一豊はここで何を考えたのかと思いながら、四方の景色を眺めることにした。

回廊へ出るところには、警備員さんがいて、「回廊にはもたれないでくださーい。危険ですよー」と声をかけている。( ゜o゜)ハッ




回廊へ出ると、雨が溜らないようにするためか、回廊の端が下がっているので、古くなって下がっている気がして、ちょっと恐かった。




先ほどスパゲティーを食べたお店も見える。
つい、「絶景かな、絶景かな」と言いたくなる景観でした。




北の方角




東の方角




南の方角




西の方角





お城を出て、下る途中で「針網神社」というのがあり、




そこには「女の厄除祭」と看板が立てられていた。




しかし、ここも階段は急。
犬山の人は、そうとう達者な人が多いのだろう。
大阪のオバサンなら、多分、多分ですが、文句を言いそうだ。(笑)




針網神社を背にして立つと、




城下町の街道が一直線に伸びていて、すごく新鮮な感じがする。

その沿道に「資料館」や「からくり舘」があり、そこへも案内してくれた。



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ドル一時115円台、人民元気利上げ期待でー学校で教えてくれない経済学

2006-07-22 13:01:37 | 経済学
NY為替市場で一時、1ドル=115円台までドルが売られた。結局1ドル=116.20円前後までドルが買い戻された。ドルは対ユーロでも売られ1ユーロ=1.2696ドルで取引された。為替相場は専門家でも難しい。行きつ戻りつの相場は投資家の迷いの表れだろう。

先日米FRBバーナンキ議長が米議会で二日続けて証言したが、NYダウは議長証言の後、はしゃぎすぎて212ドル反発したが、早くも翌日59ドル下げたように、8月8日の次回FOMCの会合で利上げ打ち止めを打ち出すかどうかはっきりしていない。

日本円が対ドルで買われた背景の一つに、人民元切り上げの思惑があるようだ。丁度一年前の7月21日に、中国政府はドルとの交換レートを2.1%切り上げたが、その後、中国の貿易黒字は増え続けた。人民元が切り上がれば円も切り上がるとの予想もあった。しかし、それが、中国首脳の米国訪問のご祝儀であったことも改めて立証した。

中国の保有外貨は、6月末で9,410億ドルと1兆ドル目前まで膨張しているから当初予想された通り、少々の人民元切り上げでは米国の赤字減らし、中国の輸出抑制にほとんど何の効果も無いことも実証した。

中国政府、今年4~6月のGDP伸び率が前期の10.3%からさらに伸び11.3%と発表した。年初中国政府は2006年のGDP伸び率を8%と発表していたからここでも見通しが外れたことになる。

人民元切り上げを抑えるべく中国政府はドル買い介入を2005年以降繰り返し実施、その結果中国国内にだぶついたお金が資産バブルを生んだ。2006年前半で2,500億ドルを人民元切り上げ阻止に使ったとWSJ紙は紹介している。

人民元切り上げをめぐっては、2006年は米中間選挙の年でもあり、このままのペースで中国の対米黒字、米国の対中赤字が増え続ければ、米議会のタカ派を抑えきれないとの見方がある。一部の議員は貿易戦争前夜の雰囲気である。中国政府が人民元を切り上げなければ中国品に対して一律27%の輸入税を付加する法案を通すと脅している。

しかし、その一方で人民元安のお陰でアメリカ人は安い買い物ができ、米国政府が一番頭を痛めているインフレの退治に中国品は一番効果的な手助けをしている。バーナンキ議長の最大の悩みはインフレ(ドル安が進むこと)である。再々の利上げもインフレを食い止めるためのひとつの手段にすぎない。

たかが為替、されど為替。為替は世界経済の動きを垣間見させてくれる鏡である。(了)

江嵜企画代表・Ken


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