ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督、『変態村』、DVDにて鑑賞。
洋画の日本語タイトルというものは一部の映画ファン、映画マニアからしばしばクレームの対象になる運命にあります。
そのクレームの言い分に、いや、そうじゃないだろ、と思うこともあれば、うんうん、まったくその通り!と思うこともあります。
まず、前者から例を挙げるとすると『ミニミニ大作戦』ですね。
この映画、見ていてすごく楽しいのでお気に入りの一本なのですが、レビューサイトなどを覗くと、作品自体は面白いけれどタイトルがイマイチ、というコメントをよく見かけます。で、そのコメントを寄せた人はたいがい原題である『the Itarian Job』をそのまま邦題にすればいいって書いているのです。
自分はそれはおかしいだろうって思います。
元々この作品はタイトルの由来が少しばかりややこしく、そのことについては端折りますが、なぜ『the Itarian Job』という原題をそのまま邦題にしたらおかしいか、理由は単純、物語の舞台が(ほとんど)アメリカだからです。
アメリカが舞台の物語に『the Itarian Job』というタイトルはやっぱり変ではないでしょうか。
次に後者を挙げるなら、これは何といっても『バス男』(原題は『ナポレオン・ダイナマイト』)でしょう。
この作品はへなちょこ少年がナポレオン・ダイナマイトという大仰な名前を持つということがある意味ギャグとして機能しているので、『バス男』というタイトルでは作品を形容するのに相応しくないのです。
この作品のレビューサイトでも、なぜ『バス男』というタイトルなのか意味不明、といったコメントを多く見かけました。これにはまったくもって同意です。
ただし、『バス男』というタイトルにした配給会社の意向もわからないではないです。
タイトルを作品とはまったく無関係なものにしたことによって、ネットとその周辺ではそれなりに騒ぎになり、結果として作品の認知度自体は上がったので、配給会社としては万々歳なのでしょう。
そのやり方が正しいとは思いませんけれどね。
何の話をしてたんでしたっけ?
あぁ、そっか、『変態村』でしたね。
誰が名づけたか『変態村』(A.トルネードフィルムの叶井俊太郎氏らしいです)、タイトルに反して変態は出てきません。代わりに木違いならわんさと出てくるのですが、変態と木違いは似ているようでいて異なるので、厳密にいえば『変態村』というタイトルは作品に相応しくない、と思います。
とはいえ『木違い村』というタイトルには出来るはずもなく、原題の『Calvaire』(ラテン語で「ゴルゴタの丘」のこと)も日本人に馴染みがない上に作品に殊更合っているとも思えないので、結局『変態村』というタイトルもアリなのでしょう。何といってもインパクトありすぎますしね。笑。
さて、作品の感想ですが、手短かに。
間違っても人様に薦められる作品ではないですね。いろんな意味で。ただ、まったく見所がない作品かというとそうでもなくて、酒場で突然男たちが踊り出したときは、こんなシュールなシーン、見たことねぇ!と思いましたよ。
とはいえ、見たことない作品が必ずしも見る価値のある作品とは限らないのですが。笑。
ps.特典の『ワンダフルラブ』に出てくる肉屋の下働き、あいつは宇宙人なんですよね?違うのかな?自分の目にはどう見ても宇宙人にしか映らなかったんですけれど。謎。
洋画の日本語タイトルというものは一部の映画ファン、映画マニアからしばしばクレームの対象になる運命にあります。
そのクレームの言い分に、いや、そうじゃないだろ、と思うこともあれば、うんうん、まったくその通り!と思うこともあります。
まず、前者から例を挙げるとすると『ミニミニ大作戦』ですね。
この映画、見ていてすごく楽しいのでお気に入りの一本なのですが、レビューサイトなどを覗くと、作品自体は面白いけれどタイトルがイマイチ、というコメントをよく見かけます。で、そのコメントを寄せた人はたいがい原題である『the Itarian Job』をそのまま邦題にすればいいって書いているのです。
自分はそれはおかしいだろうって思います。
元々この作品はタイトルの由来が少しばかりややこしく、そのことについては端折りますが、なぜ『the Itarian Job』という原題をそのまま邦題にしたらおかしいか、理由は単純、物語の舞台が(ほとんど)アメリカだからです。
アメリカが舞台の物語に『the Itarian Job』というタイトルはやっぱり変ではないでしょうか。
次に後者を挙げるなら、これは何といっても『バス男』(原題は『ナポレオン・ダイナマイト』)でしょう。
この作品はへなちょこ少年がナポレオン・ダイナマイトという大仰な名前を持つということがある意味ギャグとして機能しているので、『バス男』というタイトルでは作品を形容するのに相応しくないのです。
この作品のレビューサイトでも、なぜ『バス男』というタイトルなのか意味不明、といったコメントを多く見かけました。これにはまったくもって同意です。
ただし、『バス男』というタイトルにした配給会社の意向もわからないではないです。
タイトルを作品とはまったく無関係なものにしたことによって、ネットとその周辺ではそれなりに騒ぎになり、結果として作品の認知度自体は上がったので、配給会社としては万々歳なのでしょう。
そのやり方が正しいとは思いませんけれどね。
何の話をしてたんでしたっけ?
あぁ、そっか、『変態村』でしたね。
誰が名づけたか『変態村』(A.トルネードフィルムの叶井俊太郎氏らしいです)、タイトルに反して変態は出てきません。代わりに木違いならわんさと出てくるのですが、変態と木違いは似ているようでいて異なるので、厳密にいえば『変態村』というタイトルは作品に相応しくない、と思います。
とはいえ『木違い村』というタイトルには出来るはずもなく、原題の『Calvaire』(ラテン語で「ゴルゴタの丘」のこと)も日本人に馴染みがない上に作品に殊更合っているとも思えないので、結局『変態村』というタイトルもアリなのでしょう。何といってもインパクトありすぎますしね。笑。
さて、作品の感想ですが、手短かに。
間違っても人様に薦められる作品ではないですね。いろんな意味で。ただ、まったく見所がない作品かというとそうでもなくて、酒場で突然男たちが踊り出したときは、こんなシュールなシーン、見たことねぇ!と思いましたよ。
とはいえ、見たことない作品が必ずしも見る価値のある作品とは限らないのですが。笑。
ps.特典の『ワンダフルラブ』に出てくる肉屋の下働き、あいつは宇宙人なんですよね?違うのかな?自分の目にはどう見ても宇宙人にしか映らなかったんですけれど。謎。
これタイトルを見た時に「おー!こりゃ観に行かないと!」と思っていたのだけれど、みなさんのレビューを見てみると変態なんて出てこないとのこと。
なーんだつまんないのーと思って、結局観なかった代物です。
変態が村にうじゃうじゃいたら、それだけで面白い映画になったと思うんだけどなあ・・・。
まあ自分の住んでいる街が変態だらけだったら、それは困るのですがね(笑)。
自分も100円レンタルだったから、まぁこんなもんか、と思いましたけど、これが劇場鑑賞料金だったらぶちきれてるかも?笑。
>これタイトルを見た時に「おー!こりゃ観に行かないと!」と思っていた
このタイトルで観にいかないとと思ったdimさんって、、、素敵♪