マイケル・ムーア監督、『キャピタリズム マネーは踊る』、1/9、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞。2010年1本目。
2010年、記念すべき1本目の映画を観てきました(元日に二度目の鑑賞となる『アバター』は観たけど)。
作品は、個人的にもっともお友だちになりたいアメリカ人No.1、マイケル・ムーアの新作『キャピタリズム マネーは踊る』です。
私見ですが、二十世紀は資本主義と社会主義の戦いの世紀だったといえるのではないでしょうか。
資本主義はその戦いに勝利しました。
社会主義国家であったソビエトは崩壊し、北朝鮮も国家として機能しているとは言い難いと思います。
現在、中国経済こそ急成長の最中にありますが、自分の目には社会主義体制の元での成長というより、資本主義が社会主義をまるごと乗っ取り、その上で成長しているように見えます。
そして二十一世紀になり、社会主義との戦いに勝利した資本主義は新たな敵を見つけます。
その敵の名は民主主義。
長く蜜月関係を築いてきた両者であり、そもそも一方は経済の、一方は政治の体制なのですから、敵対すること自体おかしいのですが、両者の激突は避けられぬものとなりました。
二十一世紀、その戦いの第一ラウンドがリーマン・ショック、及びそれを受けたアメリカ政府による金融救済なのだと思います。
資本主義においては金融が救済・保護されるのは当然のことなんですよね。
金融市場が破綻するようなことは決してあってはならないので、例え何があろうと、どれほどのお金を突っ込むことになろうと守られなければならない。
一方民主主義においては一部の人間、特定の業界のみが特権を享受する、ということはあってはならないことです。
民主主義の元では人は平等であることが標榜されてますから。
さて、資本主義と民主主義の戦いの行方や如何に、、、というのがつまり映画『キャピタリズム』なのです。
本作でもこれまでと同様、クスリと笑えるユーモアと、緻密なリサーチ、辛辣な体制批判は健在で、これぞマイケル・ムーア!!と快哉を叫びたくなります。
まぁそれは自分がムーア贔屓だからですが、例えそうでなくても経済に少しでも興味のある方は、本作は必見ではないでしょうか。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
2010年、記念すべき1本目の映画を観てきました(元日に二度目の鑑賞となる『アバター』は観たけど)。
作品は、個人的にもっともお友だちになりたいアメリカ人No.1、マイケル・ムーアの新作『キャピタリズム マネーは踊る』です。
私見ですが、二十世紀は資本主義と社会主義の戦いの世紀だったといえるのではないでしょうか。
資本主義はその戦いに勝利しました。
社会主義国家であったソビエトは崩壊し、北朝鮮も国家として機能しているとは言い難いと思います。
現在、中国経済こそ急成長の最中にありますが、自分の目には社会主義体制の元での成長というより、資本主義が社会主義をまるごと乗っ取り、その上で成長しているように見えます。
そして二十一世紀になり、社会主義との戦いに勝利した資本主義は新たな敵を見つけます。
その敵の名は民主主義。
長く蜜月関係を築いてきた両者であり、そもそも一方は経済の、一方は政治の体制なのですから、敵対すること自体おかしいのですが、両者の激突は避けられぬものとなりました。
二十一世紀、その戦いの第一ラウンドがリーマン・ショック、及びそれを受けたアメリカ政府による金融救済なのだと思います。
資本主義においては金融が救済・保護されるのは当然のことなんですよね。
金融市場が破綻するようなことは決してあってはならないので、例え何があろうと、どれほどのお金を突っ込むことになろうと守られなければならない。
一方民主主義においては一部の人間、特定の業界のみが特権を享受する、ということはあってはならないことです。
民主主義の元では人は平等であることが標榜されてますから。
さて、資本主義と民主主義の戦いの行方や如何に、、、というのがつまり映画『キャピタリズム』なのです。
本作でもこれまでと同様、クスリと笑えるユーモアと、緻密なリサーチ、辛辣な体制批判は健在で、これぞマイケル・ムーア!!と快哉を叫びたくなります。
まぁそれは自分がムーア贔屓だからですが、例えそうでなくても経済に少しでも興味のある方は、本作は必見ではないでしょうか。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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