この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『アンストッパブル』、新年一発目に観るのはこれに決まり。

2011-01-10 21:55:53 | 新作映画
 トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演、『アンストッパブル』、1/9、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2011年2本目。


 そんなわけで『アンストッパブル』、観てきました(そんなわけでがどんなわけなのかは昨日の記事を参照のこと)。
 よかったですよ。
 新年一発目に観るには相応しい作品だと思います。
 極上のエンターティメント作品で、結末はハッピーエンド、観ている間はドキドキハラハラして何も考えずにいられて、まさにこれぞお正月第二弾映画、って感じでした。

 ただ、一つだけマイナスポイントをつけるとしたら、本作は2001年にオハイオ州のワルブリッジで実際に起きた列車暴走事故をモデルにしているんだけど(実際の事故についてはこちら)、事実に則った部分が非常に出来ているのに対し、映画的に誇張された部分が若干嘘くさいんだよね。
 映画では足に怪我をした車掌が列車最後部からピックアップトラックに飛び移り、さらにそこから暴走列車の機関部に乗り込むんだけど、実際の事故では車掌はそこまでやってないんだよね。それまでは等身大のヒーローだったのが、そのシーンだけスーパーマンになってしまって、それがちょっと残念だった。 
 
 ところでトニー・スコットとデンゼル・ワシントンは本作で五度目のタッグだそうです(ちなみに五作品は公開順に『クリムゾン・タイド』、『マイ・ボディガード』、『デジャブ』、『サブウェイ123激突』、そしてこの『アンストッパブル』)。
 マーティン・スコセージとレオナルド・ディカプリオが四度、リドリー・スコットとラッセル・クロウが五度、さらにティム・バートンとジョニー・デップが七度タッグを組んでるので、ハリウッドでは相性というものが尊重されるのでしょう
 日本でも三谷幸喜なんかが同じ俳優を何度も起用するけど、必ずしも主役級ってわけではないしなぁ。
 まぁそれ以前に日本には監督名だけで観客を呼べる映画監督がほとんどいないわけなんだけれど。。。

 
 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『スプライス』、2011年... | トップ | 『アルバトロスは羽ばたかな... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (幸太郎)
2011-01-13 23:50:51
新年一発目、観てきました。
やはりこの映画は正解ですな。
アメリカの機関車自体に魅力があったので、
最初から最後まで映像的にも楽しめました。
車のオッサンがやけに存在感があって
おいしい役どころだなと思ってたら、
実際の事故では、あの人が機関車に乗り移って止めたんですな。
主人公が機関士と車掌なのだから、
どちらかがヒーローになるのは、脚本的に仕方がないのでしょう。
私としては、デンゼル・ワシントンが列車の屋根の上で立ち往生したとき、
そのくらい飛び越えろと思ってしまいました。
ブルース・ウィルスなら飛んでます。
ちなみに上役が「解雇」と最後に出てましたが、
実際はどうだったんでしょうね。
本当にそうなってたんなら、ちょっと可哀想な気もします。
返信する
ご覧になりましたか。 (せぷ)
2011-01-16 13:59:02
おぉ、幸太郎さん、『アンストッパブル』をご覧になりましたか。
やはり新年一発目であれば、こういったド派手な映画を観ないといけませんよね。

>私としては、デンゼル・ワシントンが列車の屋根の上で立ち往生したとき、そのくらい飛び越えろと思ってしまいました。
思いました、思いました。笑。
っていうか、明らかに運転手のデンゼル・ワシントンよりも車掌のクリス・パインに与えられたミッションの方がハードルが高いですよね。
それまで自然な流れで物語が展開していたのに、最後の最後に不自然さが感じ取れて、それが残念でした。

>ちなみに上役が「解雇」と最後に出てましたが、実際はどうだったんでしょうね。
どうだったんでしょうねぇ、、、ああいった突発的な事故で完璧な対応が出来なかったとしてもそれは致し方ないこと思いますが。
機関士の作戦が上手くいったのも結果オーライって気がしますしね。。。
返信する

コメントを投稿

新作映画」カテゴリの最新記事