この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

三度目ともなるとさすがにインパクトが無かった『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』。

2017-10-15 22:55:34 | 新作映画
 チャーリー・ビーン、ポール・フィッシャー、ボブ・ローガン監督、 『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』、10/9、Tジョイ久留米にて鑑賞。2017年37本目。


 レゴ(R)ムービー第三弾『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』を観てきました。
 第一弾である『LEGO(R)ムービー』を観たときは「すげぇ!」と思ったものですよ。物語の世界がすべてレゴで表現されていることにも感動を覚えたし、作品の完成度自体非常に高いものがありましたしね。
 続く『レゴバットマン ザ・ムービー』もよかったです。レゴの世界とバットマンの世界、本来であれば決して交わることのない二つの世界が絶妙にリンクして、オリジナルの世界を作り出すことに成功していました。
 そしてこの『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』ですよ。
 たぶんこれを最初に見ていたらそうじゃないとは思うんですが、三作目ともなるとさすがにレゴですべてが表現されていることに感動はしないわけです。
 作品の完成度も極端に落ちているわけではないのですが、前作、前々作に比べると突き抜けたものがない。
 父親が悪の帝王であることで主人公がイジメられているという設定自体は面白いのだけれど、作品全体底上げするほどでもない。
 惜しいなぁとは思いますね。取り立てて悪いところはないけれど、突き抜けて面白いところもないという、可もなく不可もない作品の典型でした。

 あ、メカのデザインは超カッコよかったですよ。
 ただ、そのカッコいいメカが途中退場して以後出てこないので、結局それも作品の面白さまでには繋がらないのですが。

 作品レビューを読むと、ジャッキー・チェンが出ていたことに驚いた人が多いようですが、自分はむしろ日本語吹替え版の声優で出川哲郎が出ていたことに驚きました。エンドロール後の声優紹介でそのことを知り、「え?出川、出てたの?」って思いましたよ。
 明らかな棒読みとかであれば、出川が出ていることに気づいたと思うので、気づかなかったということは彼の吹き替え演技が上手かった、ということなのでしょう。自分の耳が節穴(?)なのかもしれませんが。
 『レゴバットマン ザ・ムービー』の小島よしおもそうですが、芸人の吹き替えは侮れないですね。これが女優だと「棒読みにも程がある!」と思うこともあるのですが(『プロメテウス』のゴリキンとかですね)。

 ところでレゴ(R)ムービーってこの後も続くんですかね?
 『レゴバットマン ザ・ムービー』のように有名映画をレゴで焼き直すだけでは仕方がないと思うので、第四弾があるとすれば、何かしらもう一捻り必要でしょうね。
 それは難しいと思いますが。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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