この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

本当にブラット・ピット最高傑作だった『フューリー』。

2014-11-26 21:43:30 | 新作映画
 デヴィッド・エアー監督、ブラット・ピット主演、『フューリー』、11/25、Tジョイ久留米での試写会にて鑑賞。2014年42本目。


 ぶっちゃけこの『フューリー』は当初劇場で鑑賞する予定はなかったんですよ。
 なぜ鑑賞する予定ではなかったのか?
 実はそれほど深い理由はなくて、22日からの三連休に『インターステラー』と『ザ・レイド GOUDO』の二本を鑑賞するんだから、29から公開される『フューリー』は観なくてもいいかなぁ、デヴィッド・エアー監督は前作『エンド・オブ・ウォッチ』が個人的にイマイチだったし、ぐらいの軽い理由でした。
 
 だから、試写会に当選していなければまず間違いなく劇場では観なかったと思います。
 そんな『フューリー』をまったく観る気がなかった自分が言わせてもらいます。
 『フューリー』、超絶的傑作でした。確実に2014年に劇場で鑑賞した映画の中でベスト3に入りますね。
 ブラット・ピット主演作って公開される作品がどれもこれも「ブラット・ピット最高傑作!」って宣伝されているような気がするのですが、『フューリー』は本当に最高傑作でした。
 いや~、マジで試写会に当選してよかった!(試写会の協賛企業である『おたからや』には感謝!)。
 
 ストーリー自体はごくごくオーソドックスな戦争ものなんですよ。
 ろくに戦闘体験がなかった新兵が鬼軍曹の元で過酷な体験をしてやがて一人前の兵士になっていく、というお話です。
 まぁこの場合は奇を衒う必要もないと思いますけどね。
 もっともオーソドックスなストーリーとはいえ、「え?」と驚かされるシーンはいくつもありましたよ。

 素晴らしいのは何といっても戦闘シーンです。
 戦闘シーンが白眉とされる映画は例えばスティーブン・スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』などがあると思いますが、個人的にはあれより上でしたね。
 特に戦車対戦車バトルシーンのド迫力といったらないですよ。
 第二次世界大戦中幾度となく繰り返されたであろう、しかし映画の中では諸事情により実現しなかった、ドイツ軍最強のティーガー戦車とそれに劣る連合軍のシャーマン戦車の戦いは、生まれてから一度でも「戦車ってカッコいいな!」と思ったことのある元男の子、現男の子は必見だと思いますよ。

 また、クライマックスでの戦車立て籠もりバトルもよかったです。
 おそらくは勝てないであろう敵に、それでも立ち向かっていく男たちのカッコよさったらないですよ。
 『映画秘宝』を読む限りはいろいろと史実と異なる描写があったようですが、自分はほとんど気になりませんでした。
 戦車のカッコよさと戦争の悲惨さを描いた戦争映画の傑作『フューリー』、劇場で鑑賞されることを強くお薦めします。


  お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★は五つで満点、☆は★の半分)。
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