この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ルネッサンス RENAISSANCE

2007-09-03 20:41:33 | 新作映画
 クリスチャン・ヴォルクマン監督、『ルネッサンス RENAISSANCE』、9/1、ユナイテッド・シネマ中間にて鑑賞。


 この日の映画の三本目。かなりきつくなってきました。

 今年はやたら革新的な映像(という謳い文句)の映画に、例えばザック・スナイダー監督の『300』やマイケル・ベイ監督の『トランスフォーマー』など、お目にかかっているような気がします。
 クリスチャン・ヴォルクマン監督の『ルネッサンス RENAISSANCE』もこれに加えていいと思います。
 ただし一つ異なるのは、上述の二作品がこれから製作される(同系統の)映画に少なからぬ影響を与えるであろうと予想されるのに比べ、本作はおそらく唯一無二だろうということです。
 例えばこういうシーンがあります。
 夜のパリ。窓の外には細かい雨が降っていて、窓ガラスにヒロインの寂しげな横顔が写る。主人公がヒロインの背後にそっと近づいていく・・・。
 恋愛映画などではよく見かけるシチュエーションですよね。だからどうしたってことはないんですが、これが白黒アニメで表現されているとしたらどうでしょう?
 ちょっと想像できないですよね。
 この他にも透明スーツを着た敵とか、暗い地下道での銃撃戦とか、そんなの白黒アニメで表現できるわけないじゃん!!ってシーンが目白押し。
 まぁはっきりいってお話自体はどこかで聞いたことがあるような感じで(大体上述の透明スーツだって明らかに『攻殻機動隊』のパクリだし)、最後に明かされる真相も別に衝撃的ってわけでもないですし、鑑賞後も面白かった!!って思えるようなカタルシスは得られないんですけど、映像面で言えばやっぱり革新的な作品といってよいと思います。
 観たことのない映像を観てみたいという方、個人的に映画において映像の比率が高いという方、また切り絵が特に好きという方、そういった方は観て損のない作品だと思います。
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2 コメント

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Unknown (R・シュレック)
2007-09-05 01:28:32
この報告書は君の趣味か。
我がラムダインは君の未来を保証するかわりに君の力を借りたい。理解してくれるね。
返信する
お久しぶりです。 (せぷ)
2007-09-05 22:05:38
お久しぶりです、大佐、お変わりないようで何よりです。笑。

残念ながら自分は現役を退いた身、大佐のお役には立てそうもありません。

それにしてもここ最近、コメントは自分とたっちゃん、、、、訂正、大佐とシンフォニーさんの名前しかないよ。
すっかり、寂れてしまったもんだねぇ。
そんなにつまんないかねぇ、自分の記事って。
凹むよ。。。
返信する

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