レオナルド・ディカプリオ主演、アレハンドロ・G・イニャリトウ監督、『レヴェナント 蘇えりし者』、4/23、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2016年13本目。
この日は『ズートピア』に引き続いて二本目の鑑賞でした。
一日二本映画を観ると気分が悪くなることも多い自分なのですが、翌週には『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』と『ちはやふる 下の句』の公開も控えているので鑑賞を先延ばしに出来ないのです。
さて、レオナルド・ディカプリオがアカデミー賞で主演男優賞を受賞したことで話題になった本作ですが、実際鑑賞して、主演男優賞受賞も頷けるディカプリオの熱演でした。『ウルフ・オブ・ストリート』を観たときも似たようなことを思いましたが、ここまでするかと思わせる、狂気すら感じさせる演技でしたね。
しかし同時に、アカデミー賞で作品賞を受賞しなかったことも納得出来る映画でした。
最愛の息子を殺された男が復讐を果たすために死の淵から蘇えるというお話です。
実話を元にしている、らしいです。
が、この映画を観た人の九割ぐらいは思うんじゃないかな、嘘つけ!って。
そのぐらいディカプリオの不死身っぷりが凄まじいのです。
本作はコメディでも何でもないのですが、あまりの不死身っぷりに途中から笑えてきてしまいました。
どう不死身なのか、ざっと挙げてみると、
①小熊を連れた凶暴なグリズリーに襲われる。ズタボロになりながらも最後の死力を振り絞ってグリズリーを打ち倒す。その際グリズリーの下敷きになる。
②虫の息で体が動けない状態の時に、仲間だった男から口を塞がれる(どうでもいいですが、どうしてフィッツジェラルドはこの時とどめを刺さなかったんでしょうね?とどめを刺さない理由はないと思うけど。)
③極寒の川を流される(このシーンを観て、あ、『タイタニック』で溺れ死んだというのは嘘だったんだな、と思ったのは自分だけではないはず)。
④馬ごとかなりの高さの崖からダイブ!ちなみに馬は即死でした。
⑤ともかくひたすら雪中行軍。その距離実に320キロ(!)。フツーに死ぬだろ…。
とりあえずこんなところかな。
ともかく、ディカプリオの不死身っぷりが凄まじいのです。
これがホラー映画であれば、呪いの力で、SF映画であれば、機械化されてとか、それなりの理由がつけられるのでしょうけれど、本作においてその不死身っぷりに理由はないのです。
強いて挙げれば復讐の念が強かったから、ってことなんでしょうけれど、それでここまで不死身になれるものかいな?って、つい懐疑的になってしまいました。
シナリオにはいろいろケチをつけることは出来て、上述の、フィッツジェラルドがなぜとどめを刺さなかったのかもよくわからないし、執拗に追ってくるインディアンの、娘がどうこう、と言っていたのも結局何だったのかよくわからなかったし、そのインディアンが最後、ディカプリオを見逃した理由もよくわからなかったです。
そんなわけで、一本の作品としてはあまりお薦めする気にはなれませんが、1人の俳優のど根性を目の当たりにすることが出来る、そういった意味では観る価値はあると言えるのかもしれません。
お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
この日は『ズートピア』に引き続いて二本目の鑑賞でした。
一日二本映画を観ると気分が悪くなることも多い自分なのですが、翌週には『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』と『ちはやふる 下の句』の公開も控えているので鑑賞を先延ばしに出来ないのです。
さて、レオナルド・ディカプリオがアカデミー賞で主演男優賞を受賞したことで話題になった本作ですが、実際鑑賞して、主演男優賞受賞も頷けるディカプリオの熱演でした。『ウルフ・オブ・ストリート』を観たときも似たようなことを思いましたが、ここまでするかと思わせる、狂気すら感じさせる演技でしたね。
しかし同時に、アカデミー賞で作品賞を受賞しなかったことも納得出来る映画でした。
最愛の息子を殺された男が復讐を果たすために死の淵から蘇えるというお話です。
実話を元にしている、らしいです。
が、この映画を観た人の九割ぐらいは思うんじゃないかな、嘘つけ!って。
そのぐらいディカプリオの不死身っぷりが凄まじいのです。
本作はコメディでも何でもないのですが、あまりの不死身っぷりに途中から笑えてきてしまいました。
どう不死身なのか、ざっと挙げてみると、
①小熊を連れた凶暴なグリズリーに襲われる。ズタボロになりながらも最後の死力を振り絞ってグリズリーを打ち倒す。その際グリズリーの下敷きになる。
②虫の息で体が動けない状態の時に、仲間だった男から口を塞がれる(どうでもいいですが、どうしてフィッツジェラルドはこの時とどめを刺さなかったんでしょうね?とどめを刺さない理由はないと思うけど。)
③極寒の川を流される(このシーンを観て、あ、『タイタニック』で溺れ死んだというのは嘘だったんだな、と思ったのは自分だけではないはず)。
④馬ごとかなりの高さの崖からダイブ!ちなみに馬は即死でした。
⑤ともかくひたすら雪中行軍。その距離実に320キロ(!)。フツーに死ぬだろ…。
とりあえずこんなところかな。
ともかく、ディカプリオの不死身っぷりが凄まじいのです。
これがホラー映画であれば、呪いの力で、SF映画であれば、機械化されてとか、それなりの理由がつけられるのでしょうけれど、本作においてその不死身っぷりに理由はないのです。
強いて挙げれば復讐の念が強かったから、ってことなんでしょうけれど、それでここまで不死身になれるものかいな?って、つい懐疑的になってしまいました。
シナリオにはいろいろケチをつけることは出来て、上述の、フィッツジェラルドがなぜとどめを刺さなかったのかもよくわからないし、執拗に追ってくるインディアンの、娘がどうこう、と言っていたのも結局何だったのかよくわからなかったし、そのインディアンが最後、ディカプリオを見逃した理由もよくわからなかったです。
そんなわけで、一本の作品としてはあまりお薦めする気にはなれませんが、1人の俳優のど根性を目の当たりにすることが出来る、そういった意味では観る価値はあると言えるのかもしれません。
お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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