ボルト。

　ジョン・ラセター製作総指揮、『ボルト』、８／１、Ｔジョイ久留米にて鑑賞。２００９年２８本目。

　８／１の土曜日、映画サービスデーということで映画のハシゴをしてきました。
　観たのは『サマーウォーズ』と『ボルト』の二本です。
　といっても『ボルト』は３Ｄ上映しか（昼間は）やってないので、鑑賞料金が￥２０００だったんですけどね。
　映画サービスデーに映画のハシゴをした意味ナッシング♪

　製作総指揮にジョン・ラセターを迎えたからでしょうか、本作はディズニー映画なのですが、何ていうか、まるっきり作風がピクサー。
　本編が始まる前のおまけ作品もピクサー作品である『カーズ』の番外編だったので（これは正直思いっきりイマイチだった）、それこそ何も知らない人が観たらピクサーの新作だと思うんじゃないですかね。
　もちろんそれは悪いことでなく、観る側としてはむしろ歓迎すべきことなんですが、ただ一抹、老舗であるディズニーも生き残りに必死なんだな、と思った次第です。

　そんな業界のことはこの際どーでもいいんですが、『ボルト』、よかったですよ～。
　この夏何を観に行くか、決めきれないでいる方には、自信を持ってお薦め出来る一作です。
　ともかくボルトを始めとするキャラクターが、みんな可愛いんだよね。
　先日観に行った『モンスターＶＳエイリアン』とは大違い。
　『モンスター～』のヒロインであるスーザンはよく動くマネキンって感じでしたが、『ボルト』のベニーはディフォルメされた人間でした。笑。
　キャラも魅力的、ストーリーもよく練られていて、これ以上何を望むの？って作品でしたね。

　ただ、自分は前述の通り３Ｄで観たんですよね。
　人生初の３Ｄ映画です。
　で、初３Ｄ映画の感想はというと、、、映画自体はすごく面白かったんだけど、正直あえて高い金を出して３Ｄで観なければいけない意義は感じられませんでした。
　フツーに通常上映でも楽しめたんじゃないかなぁって思います。
　映画業界が３Ｄに力を入れる事情はわからないではないけど（主に海賊版対策のため）、３Ｄに対応する作品を生み出すための環境がハリウッドではまだ整えられいないんじゃないかって思いました。
　年末公開されるジェームズ・キャメロンの新作『アバター』も３Ｄ対応作品と聞きますが果たしてどうなんでしょうね？
　ＣＧ黎明期に『ターミネーター２』においてあれだけ見事にＣＧを使いこなしたキャメロンだから、こんな心配も杞憂でしょうか？

　お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★☆（★は五つで満点、☆は★の半分）。