ギャレス・エヴァンズ監督、イコ・ウワイス主演、『ザ・レイド』、10/27、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2012年41本目。
自分は普段、基本的に脚本を重視して映画を観ていますが、ひたすらアクションだけが続く、アクション100%の映画もそれはそれで好きだったりします。
その好きなアクション映画の中でさらにどんなアクションシーンが好きなのかというと、それはもう何といっても格闘戦ですね。武術の達人と達人が己の肉体のみを武器にして、生死をかけて戦うバトルほど燃えるものはないとすら思っています。
しかし、よくよく考えてみると武術の達人と達人が己の肉体のみを武器にして、生死をかけて戦うなんてシチュエーションはそうはありえないんですよね。
なぜなら、武術の試合で戦うのであれば生死をかけるなんてことはまずありえないし、逆に生死をかけて戦うのであれば、己の肉体のみにこだわらず、銃や刀など使えばいい。
だから、優れたアクション映画というのは、単純にアクションの出来がいいというだけでなく、そういったありえないシチュエーションを成り立たせるだけの説得力が必要だと思います。
そしてインドネシアからやってきた、この『ザ・レイド』は一人の悪役のおかげでこれ以上ないっていうぐらいその説得力がありました。
その悪役の名前は「マッド・ドッグ」。
名前の通り、このマッド・ドッグは最狂にイカれてます。
どうイカれているかというと、コイツ目茶目茶正々堂々と戦うんですよ。
最狂にイカれた悪役が正々堂々と戦うって、何言ってんだ、と思われるかもしれませんが、ほんとにそうなんです。
自分が拳銃を所持していて、絶対的に有利な立場であっても、「俺にはこんな小道具、必要ない」みたいなことを言って、警官の一人に素手で戦いを挑むんです。
まぁそれぐらいなら己の戦闘スキルに絶対的な自信を持っているから、という説明がつかないでもないです。
しかし、クライマックスではわざわざ人質を解放し、自ら主人公に対して二対一の戦いを仕掛けるんですよ。
おかしいでしょ?別段、人質を盾に取らなくても、主人公とタイマンで決着をつければいいのに、何で自ら不利になるような真似をするのか。イカれている、としか言いようがありません。
しかも二対一で戦いながら、主人公たちをあと一歩のところまで追い詰めますしね。
最後は、それ、反則だろ、みたいなやり方で主人公はマッド・ドッグを倒すんですが、主人公側が二人で悪役と戦い、しかも反則みたいなやり方で倒すというのは観ていて非常に新鮮でしたね。
ちなみにこのマッド・ドッグ、見た目は貧相なオッサンで、貧相なオッサンが最強のシラット使いという設定も非情に斬新に思えました(シラットというのはインドネシアの武術)。
昨日レビューを書いた『009 RE:CYBORG』も相当上映館が少なかったんですけど、本作の上映館はそれに輪をかけて少ないです。九州ではわずかに三館のみ!!
アクション映画好きという方は、僥倖にも近くのシネコンで本作が上映されていたら、絶対に観に行った方がいいですよ。
超絶的なアクションがひたすら続く、至福の時間が味わえますから。
しかし、血を見るのが苦手、っていう人は観に行かない方がいいでしょう。
たぶん最初の銃撃シーンだけで失神すると思うので…。
お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
自分は普段、基本的に脚本を重視して映画を観ていますが、ひたすらアクションだけが続く、アクション100%の映画もそれはそれで好きだったりします。
その好きなアクション映画の中でさらにどんなアクションシーンが好きなのかというと、それはもう何といっても格闘戦ですね。武術の達人と達人が己の肉体のみを武器にして、生死をかけて戦うバトルほど燃えるものはないとすら思っています。
しかし、よくよく考えてみると武術の達人と達人が己の肉体のみを武器にして、生死をかけて戦うなんてシチュエーションはそうはありえないんですよね。
なぜなら、武術の試合で戦うのであれば生死をかけるなんてことはまずありえないし、逆に生死をかけて戦うのであれば、己の肉体のみにこだわらず、銃や刀など使えばいい。
だから、優れたアクション映画というのは、単純にアクションの出来がいいというだけでなく、そういったありえないシチュエーションを成り立たせるだけの説得力が必要だと思います。
そしてインドネシアからやってきた、この『ザ・レイド』は一人の悪役のおかげでこれ以上ないっていうぐらいその説得力がありました。
その悪役の名前は「マッド・ドッグ」。
名前の通り、このマッド・ドッグは最狂にイカれてます。
どうイカれているかというと、コイツ目茶目茶正々堂々と戦うんですよ。
最狂にイカれた悪役が正々堂々と戦うって、何言ってんだ、と思われるかもしれませんが、ほんとにそうなんです。
自分が拳銃を所持していて、絶対的に有利な立場であっても、「俺にはこんな小道具、必要ない」みたいなことを言って、警官の一人に素手で戦いを挑むんです。
まぁそれぐらいなら己の戦闘スキルに絶対的な自信を持っているから、という説明がつかないでもないです。
しかし、クライマックスではわざわざ人質を解放し、自ら主人公に対して二対一の戦いを仕掛けるんですよ。
おかしいでしょ?別段、人質を盾に取らなくても、主人公とタイマンで決着をつければいいのに、何で自ら不利になるような真似をするのか。イカれている、としか言いようがありません。
しかも二対一で戦いながら、主人公たちをあと一歩のところまで追い詰めますしね。
最後は、それ、反則だろ、みたいなやり方で主人公はマッド・ドッグを倒すんですが、主人公側が二人で悪役と戦い、しかも反則みたいなやり方で倒すというのは観ていて非常に新鮮でしたね。
ちなみにこのマッド・ドッグ、見た目は貧相なオッサンで、貧相なオッサンが最強のシラット使いという設定も非情に斬新に思えました(シラットというのはインドネシアの武術)。
昨日レビューを書いた『009 RE:CYBORG』も相当上映館が少なかったんですけど、本作の上映館はそれに輪をかけて少ないです。九州ではわずかに三館のみ!!
アクション映画好きという方は、僥倖にも近くのシネコンで本作が上映されていたら、絶対に観に行った方がいいですよ。
超絶的なアクションがひたすら続く、至福の時間が味わえますから。
しかし、血を見るのが苦手、っていう人は観に行かない方がいいでしょう。
たぶん最初の銃撃シーンだけで失神すると思うので…。
お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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