この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

GOAL!

2006-05-27 23:45:58 | 新作映画
ダニー・キャノン監督、クノ・ベッカー主演、『GOAL!』、Tジョイ久留米にて鑑賞。


正直言って最初『GOAL!』は観に行く気なんてさらさらありませんでした。

だってW杯の便乗企画であるのはみえみえですし、何かの便乗企画が面白かった試しがないですからね。経験上とても期待できなかったんです。

それがなぜ観に行くことになったのかというと新聞のチケットプレゼントに当たったからで、さすがに便乗企画に偏見のある自分でも観に行こうという気になりました。

で、感想ですが、、、これがまた、面白かった!!

もうねー、めっちゃめちゃベタなサクセスストーリーなんですよ。

これ以上はないだろーっていいたくなるぐらいベタ。

ついでにいうと登場人物も夢を追い続ける主人公を始め、その主人公の頑固オヤジ、サッカー嫌いのガールフレンド、みーんなステレオタイプ。どっかで見たことあるような、ひねりのないキャラばかり。

当然ストーリー展開もほとんど予測の範囲内で、ここでゴールを決めるだろうなってところではきちんとゴールを決めちゃう。

さらにいうと主人公、ツキに恵まれすぎ!ほとんどそりゃありえんだろ!っていいたくなるほどです。

何だかまるで貶してるような感じですけど、それらがですね、決して悪くないんです。むしろ気持ちいいぐらい。

あまりにベタすぎる展開、ステレオタイプなキャラクター、主人公のありえないラッキーさ、一歩間違えたらほとんどファンタジーになってしまうところをギリギリのところでリアリティを持たせ、手堅く演出した監督のダニー・キャノンの手腕は素直に評価していいと思います。

純粋なサッカーファンだけでなく、老若男女、誰もが楽しめる娯楽作品になっていると思います。個人的にはパート2も(お金を払ってでも)観に行くつもりです。


というわけで最後に一言。

ありがとう、朝日新聞!!(あと半年は購読するよ!!)

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2 コメント

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意外(笑) (のりぞう)
2006-05-28 23:44:15
こういう素直すぎるストーリーって

ひねった話よりよっぽど難しいんですよねぇ。

主人公も共感できるキャラに仕上がるか

「運がよいだけで何の努力もしてないやつ」になるか

瀬戸際ラインですし(笑)



しかし、せぷさんがこういう単純ストーリーを

褒めたことが何より意外でした(笑)
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あ、あはは・・・。 (せぷ)
2006-05-29 00:25:37
あ、あはは、そりゃときにはベタな作品を褒めることもありますよ~。

っていうか、のりぞうさんの仰る通りこういったべたなお話を一級の感動作に仕上げるのってすっごい難しいと思うんですよ。

『GOAL!』も一歩間違えればそのあまりのありえなさにほとんどファンタジーになっちゃうところをぎりぎりのところでリアリティを持たせる監督の手堅い演出には素直に感心しました。

まぁこれからも意外性のある男として自分のことを優しく見守ってくださいませ♪
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