この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

学園ヒエラルキー最下層の叫び、『桐島、部活やめるってよ』。

2012-08-13 20:06:28 | 新作映画
 吉田大八監督、神木隆之介主演、『桐島、部活やめるってよ』、8/11、Tジョイ久留米にて鑑賞。2012年30本目。


 久しぶりの邦画鑑賞だったりします。
 今年に入って何と1本目(アニメは除く)。
 去年も五十本前後劇場で映画を観て、やっぱり邦画は三、四本でした。
 DVDも五十枚近く持っていて、邦画のそれは一枚だけですからね。
 自分の映画鑑賞は相当洋画に偏ってる、と言ってよいでしょう。

 でも別に、絶対邦画は観ないぞ!!と心に固く誓っているとか、そういうわけではないのです。
 贔屓にしている監督の新作が公開されたら観に行くようにしていますし(去年でいえば三谷幸喜の『ステキな金縛り』、今年なら内田けんじ監督の『鍵泥棒のメソッド』)、ピピッとアンテナに引っかかる作品は観に行ってます。
 
 ただ、テレビドラマ発の作品は、、、どうしても観に行く気がしないですね。具体名を挙げると『海猿』とか、『踊る大捜査線』とか、まぁ観に行ったらそれなりに面白いのかもしれませんが。

 『桐島、部活やめるってよ』は(邦画では)本当に久しぶりに、ピピッとアンテナに引っかかる作品でした。
 どこら辺に惹かれたのかは上手く説明できないんですけど、これは観に行かなくては!!と思えましたね。
 そして実際鑑賞しての感想ですが、『桐島、部活やめるってよ』は邦画、洋画の括りを抜きにして、紛う事なき傑作でしたよ。
 ただ、どこら辺が傑作だったのかは上手く説明できそうにないのですが。笑。

 今年になって、やたらいじめ問題がテレビニュースや新聞でやたら取り上げられてますよね。
 別段それ自体は悪いことではないのですが、ただ、違和感は覚えるんですよね。
 どうして今年になって急に?って。
 ぶっちゃけ言って、いじめって今年になって始まったわけでも凶悪化したわけでもないじゃないですか。
 昔からずっといじめってありますよね。
 長く疑問だったのですが、ある事件の存在を知って、少し腑に落ちました。
 自分は、青森でそのような暴行事件があったことなど、寡聞にして知りませんでしたよ。
 別に自分は熱烈なニュースウォッチャーではありませんが、大津のいじめの事件ほどはマスコミはこの事件を大々的に取り上げてないですよね。
 いじめによる自殺と、いじめによる暴行死、よりどちらが凶悪なのかは一概には言えないと思いますが、それでも青森での事件が軽く扱われてよい類いのものではないのは間違いないでしょう。
 では、なぜ大津の事件はニュースで大々的に取り上げられ、青森の事件はあまり話題にならないのか。
 まぁ、、、たまたまなんだと思います。
 たまたま何かの流れで大津の事件はニュースで大々的に取り上げられるようになり、青森の事件はそうはならなかった。
 それだけのことなのでしょう。

 繰り返しますが、いじめって昔からあって、そして今後も無くならないものだと思います。
 世界から戦争が無くならないように、社会から犯罪が無くならないように、学校からいじめは無くならない。
 学校という社会の縮図で、ヒエラルキーは確かに存在し、強者は支配し、弱者は足掻く。
 それが現実ってものですよ。

 この記事を現在進行形でいじめに合っているいじめられっ子が読むとは思えないのですが、それでも敢えて伝えたいことがあるとすれば、いじめられている当人がいじめを無くそうとしてもそれはおそらく無駄だってことです。
 そんなことに時間を割くよりも、本当に好きなことを何か見つけろ、って言いたい。
 そしてそれを奪われないように最大限に努力をしろ。戦え。
 
 『桐島、部活やめるってよ』はそういう映画だと自分は思いました。


 お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。 
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