この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

濃い顔と濃い顔が大激突!!『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』。

2016-03-26 21:44:12 | 新作映画
 ザック・スナイダー監督、ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル主演、『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』、2016年8本目。


 突然ですが皆さんはカレーライスは好きですか?
 中には嫌いという人もいるかもしれませんが、まぁだいたいの日本人は好きなんじゃないでしょうか。
 では親子丼はどうですか?
 これもやっぱり嫌いな人もいるでしょうが、たぶん好きという人が多いと思います。
 ではカレーライスと親子丼のどちらも好きという方にお尋ねしますが、カレーライスと親子丼を同じ丼で食べてみたいと思いますか?
 想像しただけで、「うぇっ」って感じですよね。
 辛いカレーと甘い親子丼を同じ丼では食べたくないものです。

 初っ端からワケのわからない例えをしてしまいましたが、本作はそんな感じの映画になるんじゃないかって鑑賞前は思っていました。
 だってスーパーマンといえば世界規模、いや、宇宙規模で活躍するスーパーヒーローであるのに対し、バットマンといえば自分が住んでいる街の自警だけで手一杯なローカルヒーローですからね。
 バットマンがスーパーマンの相手になるわけがない、そう思うのが普通です。

 ただ、実際鑑賞した上での感想は、案外悪くないかも?と言ったところでしょうか。
 カレーライスと親子丼の組み合わせだと思っていたのが、カレーライスとハヤシライスの組み合わせだったってところでしょうか。
 うん、やっぱりワケがわからん例えだな。笑。

 ともかく、バットマンとスーパーマンの組み合わせも悪くないんですよ。
 ただまったく欠点のない作品かというとそうでもなくて。
 まず、キャラが濃すぎ。笑。


   

 初日の入場者特典でクリアファイルをもらっちゃいました。ラッキー♪
 というのはいいんですけど、左端のスーパーマンも、右端のワンダーウーマンも濃い顔をしているでしょう?でも一番濃いのが真ん中のバットマンなんです。だって演じているのはベン・アフレックですからね。
 まぁ顔が濃い、薄いっていうのはこの際どうでもいいのです。
 ただ、結局のところ二人とも行動原理が似通っているのはどうかと思いましたよ。
 もちろん一方は一都市限定、もう一方は地球規模という活躍の場の違いこそあるのですが、考え方にさほどの違いはないんですよねぇ。

 なので二人が戦う理由が基本的にないので、そうなるためには触媒、この映画においてはレックス・ルーサーという悪役の存在が不可欠です。
 けれど、このルーサーが、なぜ二人を戦わせようとするのかがイマイチわからなくて、、、そこら辺のことが作中説明されましたっけ?自分が観逃したのかなぁ。

 観逃したといえば、ルーサーが、なぜスーパーマンの正体を知っていたかも謎ですね。
 それってロイス・レーンだけが知るトップシークレットのはずなのに…。

 といった具合で、脚本に関してはいろいろツッコミどころがあるのですが、ことヴィジュアルに関して言えば、さすがはザック・スナイダーといったでしょうか、非常によかったです。

 さて、本作は『ジャスティス・リーグ』(2017年公開予定)の布石となる作品のようです。
 まぁそれはいいんですけど、この作品で死んだと思った○○マンが実は生きていた、というのは止めて欲しいです。
 『リングにかけろ』じゃないんだから、、、ってこの例えもよくわかりませんね、すみません。笑。


 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-04-02 09:29:39
アメコミの映画は少し前知識というか、アメリカ(のオタクにとって)の常識が必要な場合が多いので、困惑するのも当然です。

ちなみにレックス・ルーサーは幼少期にクラーク・ケントと出会っており、正体を知っています。
それと同時に彼の超人としての能力に嫉妬していて、ただただクラーク・ケント=スーパーマンに勝利する。という目的のために行動しています。
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ありがとうございます。 (せぷ)
2016-04-02 23:57:43
Unknownさん、コメント、ありがとうございます。
そうですか、本作を理解するためには予備知識が不可欠なのですね。
本来であればそういったものがなくても理解出来る作品であるべきだと思いますが、そこら辺は監督であるザック・スナイダー、および脚本を書いたデヴィッド・S・ゴイヤーの手落ちと言ってよいでしょうね。

>それと同時に彼の超人としての能力に嫉妬していて、ただただクラーク・ケント=スーパーマンに勝利する。という目的のために行動しています。
なるほど、それが彼の動機なのですね。それがわかるだけでも作品の見方が変わりますね。
出来れば作品の中できちんとそのことを説明して欲しかったですけど、やっぱり難しかったんでしょうか。
返信する

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