この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

トム・クルーズ主演作で久しぶりに面白いと思った『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。

2014-07-09 22:23:32 | 新作映画
 ダグ・リーマン監督、トム・クルーズ主演、桜坂洋原作、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』、7/6、Tジョイ久留米にて鑑賞。2014年28本目。


 トム・クルーズの熱烈なファンというわけではありませんが、彼の主演作はそれなりに見ています。
 ただ、そこまで面白い!と思ったことはないかな。点数をつけるとすれば60点前後のことが多いです(『オブリビオン』はもっと低いけど)。

 だから、本作もそんなに期待してはいなかったんですよ。何といっても監督がダグ・リーマンだしね(ダグ・リーマンに対する自分の評価はすごく低いです)。
 で、実際観ての鑑賞ですが、、、いやぁ、めっちゃ面白いじゃないですか。思いっきり自分のツボにハマる映画でした。

 いろいろ細かいSF設定にはツッコミどころも多いです。
 トム・クルーズ扮するケイジは侵略者ギタイの特殊な個体“アルファ”の血を浴びたことで“アルファ”と同調し、時間をループする特殊な力を得るのですが、そんな弱点があるなら“アルファ”も前線に出てこなければいいのにねぇ、って思っちゃいました。笑。

 まぁでもそういった細かいことは言いっこ無しですよね。
 SFというものは必ずしも理詰めでなければいけないというわけではないのですから。
 SFにおいては、ときに理屈よりもロマンが大切です。
 この映画には本当にロマンがありましたよ。
 映画は、すべてを終わらせたケイジがリタに会いに行って彼女に何かを言おうとした瞬間にエンドロールが始まるんですよ。
 果たしてケイジはこの後リタに何と言葉をかけたのか?
 いろいろと想像してしまいました。

 本作は日本のライトノベルが原作で、設定そのものも日本ではお馴染みのループものです。
 ループものには傑作が多いですよね。『魔法少女まどかマギカ』や『四畳半神話大系』、自分は未見ですが『シュタインズゲート』も傑作と聞きます。
 本作はそれらの傑作に負けず劣らず良かったです。
 ジョニー・デップ主演の『トランセンデンス』はジョニー・デップのファンでない限り観に行く必要はないと書きましたが、本作はトム・クルーズのファンでなくても充分楽しめる娯楽作だと思います。


 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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2 コメント

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観てきました (しんしん)
2014-07-15 14:40:31
せぷぅ~。しんしんです。
いや~観てきましたよ!「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。
 
 すげー映像そして凄まじい戦闘シーンでした!面白かったわ~♪エミリー・ブラントってあんなべっぴんさんでしたか??(笑)異星人の造形もすごかった!スピードもすごかった!!個人的には楽しめたんですけど一緒に観に行った友人は「オブリビオン」と「ミッション;8ミニッツ」に似てる~とか言ってました(笑)。まぁ、わからんでもありませんけどー。

これはブルーレイ買います♪
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観てきましたか~。 (せぷ)
2014-07-15 22:34:51
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』、観てきましたか~。
面白かったのなら何よりです。

>一緒に観に行った友人は「オブリビオン」と「ミッション;8ミニッツ」に似てる~とか言ってました
そうですか?『ミッション:8ミニッツ』はともかく、『オビリビオン』とはSFってこと以外共通点はないような、、、といいつつ『オブリビオン』のストーリーは半分以上忘れてますけど!

>これはブルーレイ買います♪
自分もDVDは買おうと思ってます。ただし廉価版で!
最近の廉価版の発売されるサイクルが以前よりさらに早まっているような気がします。
この前『ホワイトハウス・ダウン』と『クロニクル』の廉価版が発売されててビックリしました。
ブルーレイだとそういうのはあまり関係ないんですかね?
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