この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

昨日見たDVDについて。

2020-04-15 18:44:25 | 旧作映画
 昨日は有休を取って(というか取らされて)休みだったので、借りてきたDVDを見まくりました。
 その感想です。

 まずは『神と共に 第一章&第二章」
 ネットでの評判も良く、個人的に見たい映画でもあったので期待して見たのですが、一言言わせてもらっていいですか?
 長いよ!!長すぎるよ!!第一章、第二章、共に150分ぐらいあるんだもん、日が暮れるかと思ったよ(実際暮れたけど)。
 たとえ長くても、きっちり中身があって長いのならまだよいのだけれど、ぶっちゃけ本作はシナリオの段階で削るべきエピソードを削らずに映画化しましたって感じで、これがエクステンデッドバージョンとかならまだしも、劇場版でこれではダメだろうと思いました。
 第一章の主人公は火災事故で子供を助けて命を落とした消防士ジャホン。彼が生まれ変わるために地獄めぐりをするのだが、その間に彼の隠された過去が明るみになり、、、というお話なのだけれど、その明るみになった過去というのが相当こねくり回した感があって、そんなのあり得んわ!!と思いました。
 意識不明だった母親を殺そうとして、それを邪魔した弟をぶちのめし、そのまま出奔、罪の意識に駆られて15年間ひたすら仕送りを続ける、、、そんな無茶苦茶な過去のどこにリアリティがあるんだよ!!
 第二章の主人公はジャホンの弟スホン。
 彼の死の真相が地獄の裁判の中で明かされるのだけれど、それが明かされたからといって彼が貴人(徳を積んだ人)だとは思えなくて、、、それに裁判と同時に弁護人たちの過去も明らかになるのだけれど、それがまたそんなのあり得んわ!と言いたくなるものでした。
 カンニムが1000年もの間苦役に就かなければいけなかったのはわかるけれど、ウォンメクとドクチュンがそれに付き合わされる謂れがないよね。
 この物語の世界で、どういう人間が貴人と認定され、生まれ変わりを許されるのか、さっぱりわかりませんでした。
 この程度の作品が韓国では大ヒットするのか、、、やっぱり韓国ってよくわかんないな。

 続けて見たのは『A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー』
 抒情的で前衛的な幽霊譚なのですが、ゴメンなさい、自分にはさっぱりわかりませんでした。

 もう一本、『マーウェン』も見ました。
 今日紹介する3作の中ではこれが一番良かったです。
 暴行事件によって障害を負った男の再生の物語なのですが、ユニークなのはモーションキャプチャーによる人形たちの物語が同時進行するところですね。
 後半、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファンにはたまらないシーンもありますよ。

 とりあえず準新作は見終わったから、これから旧作で借りた分を見なくっちゃ。。。
コメント
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