さて、当然腐れたライオン頭なのとは違う人よの第639回は、
タイトル:八雲立つ(全19巻)
著者:樹なつみ
出版社:白泉社 花とゆめコミックス
であります。
鈴:新たに東方系アレンジCDを堪能してるLINNで~す。
扇:最近、CD一枚も買ってないSENでーす。
鈴:なに、市販のCDは私もそうは買ってないぞ。この前かな~り久々に買ったくらいだな。
しかもふつうっぽく歌が入ってるヤツをな(笑)
扇:普通と言えば……最近ちょっとマンネリだと思わないかね、この会話。
鈴:マリネラ?
扇:アレはアレ、ウチはウチ!
マンネリ打破のため、私は新たな方式で木劇をやってみたいと思う。
鈴:豆まき?
扇:それがいかんのだと言うとろうがっ!
マンネリ打破その1! 今すぐストーリー紹介を始めるぞ。
鈴:じゃ、よろしく。
扇:死ぬ?
鈴:死んだら解説やることになるよ?
扇:zzz……(死亡中)
鈴:くそっ……先に死にやがった……。
しょうがないなぁ、ストーリー紹介やっとくか。
えーっと、出雲の取材に同行した七地健生は、その出雲の維鉄谷村で巫覡の布椎闇己と言う少年に出会い、そこで出雲の地に封じられた念(怨念のようなもの)を封じていることを知るとともに、ふたりが神代の時代から繋がりのある血統同士であることを知る。
そして維鉄谷村での事件と健生の存在を機に、闇己は長年に渡って積み残されたままであった念の浄化を決意し、それに向かって様々な事件を乗り越えながら念を浄化するまでを描いた現代を舞台にした日本風ファンタジーであります。
扇:よくやった、褒めてつかわす。(偉そう)
補足しとくと、闇己と七地のルーツである、神代の物語が間に挿入されてます。
どうでもいいって言うぐらい面白みのないストーリーだったりするけど。(毒)
鈴:zzz……(死亡中)
扇:ざくざくざくっ。(とどめを刺す)
鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
……(死亡→フェイドアウト)
(SENはダイイングメッセージを見つけた。「あとはよろしく」)
扇:許せ――これも武神流のため。
じゃ、阿呆はほっといてキャラ紹介行きましょう。
主人公の一人、布椎闇己。
少々複雑な事情の元に生まれたため、内部にドス黒いものを抱えている不安定主人公。
布椎の血統が二千年かけて生んだシャーマンで、この世に充満する念を封印、もしくは、昇華させる使命を負う薄幸の少年。そのために、父の首すらはねた。
パワーは凄いが、はっきり言って情緒不安定そのもので、こいつに後を任せざるを得なかった亡き父上殿の心労を想うと、自然に涙がこぼれてくる。
見た目、クールで理知的な美形……に見えるためか、幾人もの女性(姉含む)を魅了し、狂わせるが、本人はまったく自覚がなかった。罪な男……なのかこいつ?
鈴:ある意味、罪なんだろうが、ホストにしたらすごい稼ぎそうだよなぁ(笑)
では、闇己の相棒兼保護者兼唯一の友人兼重要参考人(?)の七地健生。
いいひと。
これ以上ないくらい、この言葉が似合い、人間関係においてはその一点でかなり得もし、損をしている。
世間知らずの我が儘ぼっちゃんの闇己に振り回されつつも、「いいひと」の度量で闇己を助ける、能力はないがある意味スーパーマン。
闇己が探す7本の神剣を鍛えた甕智彦の血統で、その能力を強く受け継いだため、闇己の保護者に選出。
ちなみに、いいひとなために、女性関係で男に見られない、と言う不遇を託っていたが、だいぶ年下とは言え、相思相愛の子が見つかり、読んだひとはきっと涙を拭いながら「よかったねぇ」と呟いたに違いない。
扇:では、多分最大の苦労人の布椎嵩。
闇己の従兄弟で、能力だけなら布椎一族のナンバー2。(既にこの時点で哀愁が漂っている)
同い年の宗主である闇己に猛烈なライバル意識を持っていたが、実力差が歴然としている上、舌戦でも勝てないとあって、程なくして『仲間の一人』の位置に落ち着いた。
性格は単純かつ純情であり、敵に回すと鬱陶しいことこの上ないが、味方にいると非常にアテになる『いい子』だったりする。もっとも、彼にとってそれは不幸な属性なのだが。
七地の妹と微妙な関係にあったが、真っ正直なアタックが功を奏し、最後は見事にくっついた。それで終わっとけば幸福だったのだが……ラストのラストで作者のイジメに遭う。(合掌)
鈴:南無~、だな、確かに。
不幸な子だよ。七地妹=夕香にとってはOKなのかもしれないがね。
では、その七地妹……と言いつつも、こっち。
布椎寧子。闇己の姉で、唯一の当主夫婦の子で、闇己には及ばないものの、シャーマンの素質を持っている。
清楚な外見とは異なり、ころころと笑ったりとギャップがあるキャラにはなっているが、本来はかなりの情念のひと。
もともと弟の闇己に惚れており、その苦悩がこのキャラを際立たせており、且ついいキャラにもしている。
ちなみに、最初七地はこの子に惚れていたが、闇己に惚れていることや父親と重ねられて頼られたりと、相変わらず男に見られていなかった。(南無~)
扇:つーか、闇己にフラれるまでの寧子のキャラは良かったなぁ……情念と怨念が顔に出まくってて。特に十四巻で『男殺し』の本領を発揮した時の顔は良かった。
ではでは、七地妹こと七地夕香。
登場1コマ目だけは、ボケボケ兄貴をシメる格好いい妹――のように見えるグラフィックだったが、わずか数ページで単なる我が儘なガキだということが判明、私の中で評価が急落した。
闇己のビジュアルだけに惚れ、後を付け回すものの全く相手にされず、運良く(?)シャーマンとしての属性を発揮して、以後は駆け込み弟子のように振る舞う。
当初は他人の気持ちなど全く考慮しない絵に描いたようなガキだったが、喧嘩友達扱いしかしてなかった嵩に気を使うようになるなど、兄より格段に成長した。(元が低すぎたとも言う)
鈴:じゃぁ、七地にとって、このマンガ中、最大の幸福、小岩井しをり。
もともと闇己とともに調査に赴いた野井辺村と言う村で、狐憑きとして村八分に合っていた母子の子供のほう。
だいぶ人間不信だったが、七地の「いいひと」っぷりに心を動かされ、七地的には唯一成就しそうな恋だったが、話が進むに連れ、敵側の巫女として登場するなど、いつまで経っても七地とくっつかせてもらえない薄幸の少女。
とは言え、基本的に七地と相思相愛なので、作中では語られないがきちんとくっついたのであろう。
つか、そうでなければきっとファンは七地の女運の悪さに憐憫の涙を流すであろう(笑)
扇:つーか、闇己を取るか彼女を取るかでふらふらしてる七地にも責任はあると思うぞ。
決定的な場面で闇己を取っちゃって、最後のタイミングを逃すパターンばかりだし。
鈴:まぁでも、最終的には浄化できたことだし、七地的にはあとはしをりちゃんとしっぽりと……。
扇:いや、十五巻で堂々と×ってたろ?
鈴:あーあ、言っちゃったよ……。
まぁ、いーじゃん、幸せなら。
つか、このマンガ、恋愛部分に関しては七地としをりのふたりだけで十分。
なんかねぇ、こう、かわいらしい恋愛を見守るおっさんの気分だったりするし(爆)
扇:本当にオッサンだな。
ま、そこらへんの四方山話はCMの後で。
つれづれ読書日記
つれづれ読書日記それなりに爆走中
『作家別目録』、一応、既出作家だけは更新してます……。
『怪しいページ』……えーと……何でしたっけ、それ。
『閃鈴電脳遊戯館』だけは毎週きっちり更新しております。
御覧になりたい方は、最新記事の『目録へのショートカット』、もしくはこちらから!
つれづれ読書日記
扇:というわけで、今週はスタンスを変えて、作品紹介の後に雑談です。
これなら、作品に関する話がしやすい筈だっ。
鈴:はずだって言ってもなぁ……。
って、オッサンって言うなっ!! 相棒より1ヶ月はまだ若いっ!!
扇:いや、そういう問題やのうて……。
正味な話、この作品どうよ?(いきなり核心)
鈴:私は好きだぞ、この作品。古典……特に古代、中古あたりが好きな人間にはいいと思うけどなぁ。
全体的なところは別として(爆)
扇:その上代文学専攻してた俺に言わせると、設定使い切れてないんだが。(笑)
まー、全体的なとこは置いといて……ラストがひどすぎやせんか?
闇己と七地が幸せなら他が不幸になろうがオッケェ! と言ってるようにしか思えんのだが。
鈴:あー、そいやそうだったなぁ>専攻
って、まんま、闇己と七地で終わってる気はせんでもないがなぁ。
まー、いーんじゃね? 闇己はどうでもいいが、嵩くんはいちおう、意中の相手をゲットしたし、七地も決着はついてないが、しをりちゃんとくっつくだろうし、寧子は……まぁ、どうにかしてるんだろうし……って、別に闇己がラストでどうなろうと闇己以外がそれなりにOKなら別にかまわんぞ(爆)
扇:嵩君は思いっきり不幸じゃわいっ!
何が悲しゅうて、意中の相手との間に生まれた子供がクソ闇己ごときに取り憑かれなあかんのやぁ!
つーかそもそも、人間その生を生きてなんぼみたいなことをほざいたのは闇己自身じゃなかったか? 未練がましく現世に留まってんじゃねーよ。
鈴:作者の愛情の度合いだろ>復活
扇:そう、結局それなんだよねぇ~。
作者の愛情が過剰だと、読んでるこっちが白けるんだよ。
結局、色々あった割には『実父』との決着付けてねぇしな、こいつ。
鈴:そいやぁ、そうだったねぇ。
なんかうやむやのうちに、ラストに至ったし……。
単にネタがなかったのか、人気の関係で終わらせようとさせられたのか(白泉社は集英社系)はわからんがねぇ。
扇:打ち切り……かどうかはかなり微妙だな。
長く続き過ぎたのは確かだろうが、無理に続けさせるという点では白泉社にも罪はあろう。
ただあれだねぇ、色々と闇己の葛藤なり苦悩なりを描いてる割には、全部七地に救われたから! でオッケーにして、何も解決せずに放り投げてるのはどうかと思うね。
鈴:え? そういうキャラだろ、七地(笑)
……って、なんか言ってて、どうよって気になってきたな(爆)
扇:面白いんじゃなかったのかよ。(笑)
少しは庇護してやれ、このまま毒ばっか吐いてると、まるで俺がいぢめっこみたいじゃないか。
鈴:いや、おもしろいよ、エピソードによっては(爆)
っていぢめっこ? 何をいまさら。前のアレクサンドライトでもさんざん言ったんだから、いまさらぢゃないか(笑)
と、相棒が実は毒舌満載のいぢめっこ、と判明したところで今回の木曜劇場はこの辺でお開きでございます。
それでは、来週の少年マンガをお楽しみに~
扇:そうね、最初の頃のオムニバス霊能バスター話は悪くなかった。
眞前絡みの話も面白かったんだが、うやむやになっちまったのがなぁ……。
って、最後に追い討ちかけて逃げるなっ!
私も相棒追っかけて退散します、さよーならー
タイトル:八雲立つ(全19巻)
著者:樹なつみ
出版社:白泉社 花とゆめコミックス
であります。
鈴:新たに東方系アレンジCDを堪能してるLINNで~す。
扇:最近、CD一枚も買ってないSENでーす。
鈴:なに、市販のCDは私もそうは買ってないぞ。この前かな~り久々に買ったくらいだな。
しかもふつうっぽく歌が入ってるヤツをな(笑)
扇:普通と言えば……最近ちょっとマンネリだと思わないかね、この会話。
鈴:マリネラ?
扇:アレはアレ、ウチはウチ!
マンネリ打破のため、私は新たな方式で木劇をやってみたいと思う。
鈴:豆まき?
扇:それがいかんのだと言うとろうがっ!
マンネリ打破その1! 今すぐストーリー紹介を始めるぞ。
鈴:じゃ、よろしく。
扇:死ぬ?
鈴:死んだら解説やることになるよ?
扇:zzz……(死亡中)
鈴:くそっ……先に死にやがった……。
しょうがないなぁ、ストーリー紹介やっとくか。
えーっと、出雲の取材に同行した七地健生は、その出雲の維鉄谷村で巫覡の布椎闇己と言う少年に出会い、そこで出雲の地に封じられた念(怨念のようなもの)を封じていることを知るとともに、ふたりが神代の時代から繋がりのある血統同士であることを知る。
そして維鉄谷村での事件と健生の存在を機に、闇己は長年に渡って積み残されたままであった念の浄化を決意し、それに向かって様々な事件を乗り越えながら念を浄化するまでを描いた現代を舞台にした日本風ファンタジーであります。
扇:よくやった、褒めてつかわす。(偉そう)
補足しとくと、闇己と七地のルーツである、神代の物語が間に挿入されてます。
どうでもいいって言うぐらい面白みのないストーリーだったりするけど。(毒)
鈴:zzz……(死亡中)
扇:ざくざくざくっ。(とどめを刺す)
鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
……(死亡→フェイドアウト)
(SENはダイイングメッセージを見つけた。「あとはよろしく」)
扇:許せ――これも武神流のため。
じゃ、阿呆はほっといてキャラ紹介行きましょう。
主人公の一人、布椎闇己。
少々複雑な事情の元に生まれたため、内部にドス黒いものを抱えている不安定主人公。
布椎の血統が二千年かけて生んだシャーマンで、この世に充満する念を封印、もしくは、昇華させる使命を負う薄幸の少年。そのために、父の首すらはねた。
パワーは凄いが、はっきり言って情緒不安定そのもので、こいつに後を任せざるを得なかった亡き父上殿の心労を想うと、自然に涙がこぼれてくる。
見た目、クールで理知的な美形……に見えるためか、幾人もの女性(姉含む)を魅了し、狂わせるが、本人はまったく自覚がなかった。罪な男……なのかこいつ?
鈴:ある意味、罪なんだろうが、ホストにしたらすごい稼ぎそうだよなぁ(笑)
では、闇己の相棒兼保護者兼唯一の友人兼重要参考人(?)の七地健生。
いいひと。
これ以上ないくらい、この言葉が似合い、人間関係においてはその一点でかなり得もし、損をしている。
世間知らずの我が儘ぼっちゃんの闇己に振り回されつつも、「いいひと」の度量で闇己を助ける、能力はないがある意味スーパーマン。
闇己が探す7本の神剣を鍛えた甕智彦の血統で、その能力を強く受け継いだため、闇己の保護者に選出。
ちなみに、いいひとなために、女性関係で男に見られない、と言う不遇を託っていたが、だいぶ年下とは言え、相思相愛の子が見つかり、読んだひとはきっと涙を拭いながら「よかったねぇ」と呟いたに違いない。
扇:では、多分最大の苦労人の布椎嵩。
闇己の従兄弟で、能力だけなら布椎一族のナンバー2。(既にこの時点で哀愁が漂っている)
同い年の宗主である闇己に猛烈なライバル意識を持っていたが、実力差が歴然としている上、舌戦でも勝てないとあって、程なくして『仲間の一人』の位置に落ち着いた。
性格は単純かつ純情であり、敵に回すと鬱陶しいことこの上ないが、味方にいると非常にアテになる『いい子』だったりする。もっとも、彼にとってそれは不幸な属性なのだが。
七地の妹と微妙な関係にあったが、真っ正直なアタックが功を奏し、最後は見事にくっついた。それで終わっとけば幸福だったのだが……ラストのラストで作者のイジメに遭う。(合掌)
鈴:南無~、だな、確かに。
不幸な子だよ。七地妹=夕香にとってはOKなのかもしれないがね。
では、その七地妹……と言いつつも、こっち。
布椎寧子。闇己の姉で、唯一の当主夫婦の子で、闇己には及ばないものの、シャーマンの素質を持っている。
清楚な外見とは異なり、ころころと笑ったりとギャップがあるキャラにはなっているが、本来はかなりの情念のひと。
もともと弟の闇己に惚れており、その苦悩がこのキャラを際立たせており、且ついいキャラにもしている。
ちなみに、最初七地はこの子に惚れていたが、闇己に惚れていることや父親と重ねられて頼られたりと、相変わらず男に見られていなかった。(南無~)
扇:つーか、闇己にフラれるまでの寧子のキャラは良かったなぁ……情念と怨念が顔に出まくってて。特に十四巻で『男殺し』の本領を発揮した時の顔は良かった。
ではでは、七地妹こと七地夕香。
登場1コマ目だけは、ボケボケ兄貴をシメる格好いい妹――のように見えるグラフィックだったが、わずか数ページで単なる我が儘なガキだということが判明、私の中で評価が急落した。
闇己のビジュアルだけに惚れ、後を付け回すものの全く相手にされず、運良く(?)シャーマンとしての属性を発揮して、以後は駆け込み弟子のように振る舞う。
当初は他人の気持ちなど全く考慮しない絵に描いたようなガキだったが、喧嘩友達扱いしかしてなかった嵩に気を使うようになるなど、兄より格段に成長した。(元が低すぎたとも言う)
鈴:じゃぁ、七地にとって、このマンガ中、最大の幸福、小岩井しをり。
もともと闇己とともに調査に赴いた野井辺村と言う村で、狐憑きとして村八分に合っていた母子の子供のほう。
だいぶ人間不信だったが、七地の「いいひと」っぷりに心を動かされ、七地的には唯一成就しそうな恋だったが、話が進むに連れ、敵側の巫女として登場するなど、いつまで経っても七地とくっつかせてもらえない薄幸の少女。
とは言え、基本的に七地と相思相愛なので、作中では語られないがきちんとくっついたのであろう。
つか、そうでなければきっとファンは七地の女運の悪さに憐憫の涙を流すであろう(笑)
扇:つーか、闇己を取るか彼女を取るかでふらふらしてる七地にも責任はあると思うぞ。
決定的な場面で闇己を取っちゃって、最後のタイミングを逃すパターンばかりだし。
鈴:まぁでも、最終的には浄化できたことだし、七地的にはあとはしをりちゃんとしっぽりと……。
扇:いや、十五巻で堂々と×ってたろ?
鈴:あーあ、言っちゃったよ……。
まぁ、いーじゃん、幸せなら。
つか、このマンガ、恋愛部分に関しては七地としをりのふたりだけで十分。
なんかねぇ、こう、かわいらしい恋愛を見守るおっさんの気分だったりするし(爆)
扇:本当にオッサンだな。
ま、そこらへんの四方山話はCMの後で。
つれづれ読書日記
つれづれ読書日記それなりに爆走中
『作家別目録』、一応、既出作家だけは更新してます……。
『怪しいページ』……えーと……何でしたっけ、それ。
『閃鈴電脳遊戯館』だけは毎週きっちり更新しております。
御覧になりたい方は、最新記事の『目録へのショートカット』、もしくはこちらから!
つれづれ読書日記
扇:というわけで、今週はスタンスを変えて、作品紹介の後に雑談です。
これなら、作品に関する話がしやすい筈だっ。
鈴:はずだって言ってもなぁ……。
って、オッサンって言うなっ!! 相棒より1ヶ月はまだ若いっ!!
扇:いや、そういう問題やのうて……。
正味な話、この作品どうよ?(いきなり核心)
鈴:私は好きだぞ、この作品。古典……特に古代、中古あたりが好きな人間にはいいと思うけどなぁ。
全体的なところは別として(爆)
扇:その上代文学専攻してた俺に言わせると、設定使い切れてないんだが。(笑)
まー、全体的なとこは置いといて……ラストがひどすぎやせんか?
闇己と七地が幸せなら他が不幸になろうがオッケェ! と言ってるようにしか思えんのだが。
鈴:あー、そいやそうだったなぁ>専攻
って、まんま、闇己と七地で終わってる気はせんでもないがなぁ。
まー、いーんじゃね? 闇己はどうでもいいが、嵩くんはいちおう、意中の相手をゲットしたし、七地も決着はついてないが、しをりちゃんとくっつくだろうし、寧子は……まぁ、どうにかしてるんだろうし……って、別に闇己がラストでどうなろうと闇己以外がそれなりにOKなら別にかまわんぞ(爆)
扇:嵩君は思いっきり不幸じゃわいっ!
何が悲しゅうて、意中の相手との間に生まれた子供がクソ闇己ごときに取り憑かれなあかんのやぁ!
つーかそもそも、人間その生を生きてなんぼみたいなことをほざいたのは闇己自身じゃなかったか? 未練がましく現世に留まってんじゃねーよ。
鈴:作者の愛情の度合いだろ>復活
扇:そう、結局それなんだよねぇ~。
作者の愛情が過剰だと、読んでるこっちが白けるんだよ。
結局、色々あった割には『実父』との決着付けてねぇしな、こいつ。
鈴:そいやぁ、そうだったねぇ。
なんかうやむやのうちに、ラストに至ったし……。
単にネタがなかったのか、人気の関係で終わらせようとさせられたのか(白泉社は集英社系)はわからんがねぇ。
扇:打ち切り……かどうかはかなり微妙だな。
長く続き過ぎたのは確かだろうが、無理に続けさせるという点では白泉社にも罪はあろう。
ただあれだねぇ、色々と闇己の葛藤なり苦悩なりを描いてる割には、全部七地に救われたから! でオッケーにして、何も解決せずに放り投げてるのはどうかと思うね。
鈴:え? そういうキャラだろ、七地(笑)
……って、なんか言ってて、どうよって気になってきたな(爆)
扇:面白いんじゃなかったのかよ。(笑)
少しは庇護してやれ、このまま毒ばっか吐いてると、まるで俺がいぢめっこみたいじゃないか。
鈴:いや、おもしろいよ、エピソードによっては(爆)
っていぢめっこ? 何をいまさら。前のアレクサンドライトでもさんざん言ったんだから、いまさらぢゃないか(笑)
と、相棒が実は毒舌満載のいぢめっこ、と判明したところで今回の木曜劇場はこの辺でお開きでございます。
それでは、来週の少年マンガをお楽しみに~
扇:そうね、最初の頃のオムニバス霊能バスター話は悪くなかった。
眞前絡みの話も面白かったんだが、うやむやになっちまったのがなぁ……。
って、最後に追い討ちかけて逃げるなっ!
私も相棒追っかけて退散します、さよーならー