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実は、新川ネタ。
昨夜、テレビで「吉田類の酒場放浪記」を見ていたら、間に甲類焼酎(甲類ハイボール)のCMが流れていました。
曰く、「糖質、脂質がゼロ」とか「酔い覚めがさわやか」とか、体に良さそうな?キャッチフレーズが並んでいました。
とどめは天才デス
どうなんでしょう?
まあ、酒飲みが見ている番組なので特に目くじらを立てるほどではないのかもしれませんが、どんな酒でも飲み過ぎれば一緒、と思いつつ、、、、
実はそうではないお酒があるらしい、のです。
とある古い書物にこんなお酒の紹介がありました。
●●は魚崎の酒家岸田忠右衛門の美醸なり 其世にあらはれたるは弘化、嘉永の頃にして(中略)
西宮の井水、播磨の米、吉野杉の香、丹波杜氏の技術は灘の醸造に好適せる地利と相合して海内に晴々たる天味を出せるもの、、、、
と始まる一節です。
(お酒の名前●●は最後にお知らせ致します)
以降、原文を簡略化しつつ現代語訳してみましょう。
■
江戸時代、政府の役を務める大名がいた。彼はめっぽう酒好きで、宴席ではその当時から有名だった灘の●●を飲むのを常としていた。
この大名、酒好きだけあって味にもうるさく、●●が品切れになって他のお酒を出そうものなら「これはいつもの●●とは違う!●●を持ってこい!」とすぐに感づかれてしまう。担当者は●●を切らさぬよう日頃から苦労していた。
そんなある時、天候の都合で灘からの船が入らず、●●も品薄に。担当者は新川へ人を走らせ、何とか入手しようとしたものの、結局ダメ。どうしたものかという時に、「諌鼓」というお酒を紹介された。
この「諌鼓」、確かに●●と味わいに違いなく、新川の酒のプロたちも利き酒をして「これなら大丈夫」と太鼓判。その夜の酒宴でこの「諌鼓」を内緒で出したところ、大名も違いに気づかず機嫌よく酔っており、翌朝も登城していった。
めでたしめでたし、と、思いきや、お城から帰るやいなや担当者を呼び、「昨日の酒は●●ではなかろう、やはりいつもの●●を出すように」というお達し。
担当者これに驚き、止むを得ず「諌鼓」を出したことを白状するとともに、「酒のプロも違いないと太鼓判を押したものを、お殿様はどうして違うことに気が付いたのですか?」と尋ねたそうです。
それに対し、大名曰く「自分も昨夜は気が付かなかった。しかし今朝、登城して公務に入る際、普段は酔いがすっきり覚めているのだが、今朝に限っては酔いが醒めず困った。さては普段の●●ではないと気が付いたのだ」。
■
いやはや何とも、ですが、この●●というお酒の名前、実は「惣花」です(このお話のタイトルは「魚崎の惣花」)。
一昨日もご紹介した、新川酒問屋の加島屋さんのお酒ですね。
そんな名声?もあったんですね。
今宵ももしかしたら惣花を飲むかもしれませんが、、、、、、、いくら酔い覚め爽やかと言っても、飲み過ぎ注意!です。
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