弊社ホームページへの検索キーワードや、お問い合わせのポピュラーなものとして、タイトルに掲げた日経焼酎ランキングなどが挙げられます。メディアの力が大きいこと、改めて感じます。
ただ、問屋としては、必ずしも釈然としないものが残るのも事実。
と、いうのも、例えば日経のランキングを例にとると、ちゃんと選定基準も公表しており、その意味では公明正大なのですが、実際に基準を見てみると、「飲みたいと思う銘柄を挙げてもらって集計」という、味わいというより(頭の中の銘柄イメージも含めた)主観が入りまくり、なんです。
ですから、プレミア焼酎や、蔵元直接流通で有名な日本酒銘柄などがずらりとランク・イン。ますますプレミア度に磨きがかかる、というもの。
まあ、こうしたお酒がおいしいのは確かなのですが、他にもおいしいお酒も山ほどあるし、「味わい」を虚心坦懐に評価するものは少ないというのが素直な印象です。
いわゆる「鑑評会」はそれにあたりますが、それ専用の仕込がされていたり、評価が結構細かい(細かいポイント制)かったり、結果が公表されていなかったり、一長一短。
(下は薄くて読み難いけど、焼酎の鑑評会の評点シートです)
そんな中、注目している企画が、タイトルのバリューボルドー2008です。
これは、フランスのフランス食品振興会(SOPEXA)・ボルドーワイン委員会(C.I.V.B.)が、ボルドーワインの多様性やコスト・パフォーマンスの高さをアピールするため、行っているキャンペーン。世界主要市場にて’Bordeaux abordables(手頃な価格帯のボルドーワイン)’として展開されています。
わが国での<バリューボルドー2008>は、赤は2001年以降、白は2004~06年のヴィンテージ、価格帯は1,000~3,500円で、現在国内で流通している全商品を対象とし、インポーター各社により提供された合計約600本を日本のワイン界を代表する10名のブラインドテイスティングにより採点、合計点数の高い上位のワイン100を選出したもの(100本の中での順位はありません)。
2007年と2008年のリストを見比べると、銘柄の入れ替えがあったり、選出されているワインのインポーター栄枯盛衰があったり、「本当に業者の思惑抜きでやっている」と感じさせます。
弊社でもこれをネタに販促資料を作成してみました。
なぜ、焼酎や日本酒でこういうことができないのか?
たまに、酒屋さんとかの主催で(こじんまりとした)ブラインドテイスティングはあるようですが、メディアに大きく出るようなものは本当に少ないですね。
やはり和を以って尊しとする日本だからでしょうか。ちょっと劣等感。
酒ブログランキングにエントリーしています今の順位は??クリック!!
牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
ただ、問屋としては、必ずしも釈然としないものが残るのも事実。
と、いうのも、例えば日経のランキングを例にとると、ちゃんと選定基準も公表しており、その意味では公明正大なのですが、実際に基準を見てみると、「飲みたいと思う銘柄を挙げてもらって集計」という、味わいというより(頭の中の銘柄イメージも含めた)主観が入りまくり、なんです。
ですから、プレミア焼酎や、蔵元直接流通で有名な日本酒銘柄などがずらりとランク・イン。ますますプレミア度に磨きがかかる、というもの。
まあ、こうしたお酒がおいしいのは確かなのですが、他にもおいしいお酒も山ほどあるし、「味わい」を虚心坦懐に評価するものは少ないというのが素直な印象です。
いわゆる「鑑評会」はそれにあたりますが、それ専用の仕込がされていたり、評価が結構細かい(細かいポイント制)かったり、結果が公表されていなかったり、一長一短。
(下は薄くて読み難いけど、焼酎の鑑評会の評点シートです)
そんな中、注目している企画が、タイトルのバリューボルドー2008です。
これは、フランスのフランス食品振興会(SOPEXA)・ボルドーワイン委員会(C.I.V.B.)が、ボルドーワインの多様性やコスト・パフォーマンスの高さをアピールするため、行っているキャンペーン。世界主要市場にて’Bordeaux abordables(手頃な価格帯のボルドーワイン)’として展開されています。
わが国での<バリューボルドー2008>は、赤は2001年以降、白は2004~06年のヴィンテージ、価格帯は1,000~3,500円で、現在国内で流通している全商品を対象とし、インポーター各社により提供された合計約600本を日本のワイン界を代表する10名のブラインドテイスティングにより採点、合計点数の高い上位のワイン100を選出したもの(100本の中での順位はありません)。
2007年と2008年のリストを見比べると、銘柄の入れ替えがあったり、選出されているワインのインポーター栄枯盛衰があったり、「本当に業者の思惑抜きでやっている」と感じさせます。
弊社でもこれをネタに販促資料を作成してみました。
なぜ、焼酎や日本酒でこういうことができないのか?
たまに、酒屋さんとかの主催で(こじんまりとした)ブラインドテイスティングはあるようですが、メディアに大きく出るようなものは本当に少ないですね。
やはり和を以って尊しとする日本だからでしょうか。ちょっと劣等感。
酒ブログランキングにエントリーしています今の順位は??クリック!!
牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
複数の雑誌の日本酒特集等を見ると、たいがい同じ様な
銘柄が紹介されていて、他にも旨い酒が有るのになぁと、
よく思います。
御社にも、あの様な記事に関する取材が来る事があるの
でしょうか。
ところで、2問程質問があります。
1.試飲会で味見すると、あとくちに強い苦味を感じる事
があります。けっこう名の通った銘柄でもあります。
これは、体調のせいなのか、酒の状態のせいなのか?
2.大阪の、有名だと思うのですが、「明治屋」と言う居
酒屋で出している「松竹海老」と言う銘柄の酒は、どこ
の蔵元が作っているのか?
以上です。
もちろん、業務上差し障り無い範囲でのお答えで構いま
せんので、何か情報が有りましたら宜しくお願いします。
草々
いつもコメントありがとうございます。
さて、ご質問ですが、燗々坊さんの方が詳しそうなので、あくまで参考として頂ければ、ということで私見を。
まず、苦味ですが、弊社の酒飲みたちは、これを大変嫌います。極端に言うと、苦味があるのはよい酒ではない、とまで言い切る人もいます。
しかし、私はそれには同調できません。
燗々坊さんのおっしゃるように、人間の味覚は大変敏感、かつデリケートなもので、体調やその前に口にしたものとの関連で、苦味は出るもの、と考えています。
また、苦味自体も、極端ですが苦瓜のように苦味を売りにしているものもありますし、それ自体が悪い、というのは違うと考えています。要はすべてのマリアージュ、ではないでしょうか。
二つ目は、「あの」明治屋さんの松竹海老、ですね。
明治屋さんに限らず、昔ながらの居酒屋さんでは、いろいろな特殊銘柄があるようですね。
その多くは酒どころの灘の蔵元さんのもの。懐の深さを感じますね。
ちなみに、東京でも「褒紋正宗」という居酒屋銘柄があります。明治屋さんと並び名高い大塚の「江戸一」さんなどでお楽しみいただけます。
こうした酒の素晴らしいところは、場所は限られているけれど、行けば必ず楽しめますし、記事に書いたプレミアなんかもっての外。全然気取りなし、です。
是非、お試し下さい。
早速にご返事していただき、有難う御座いました。
色々参考になる事が有って、喜んでおります。
また何か質問が生じた折には宜しくお願いします。
草々
日本酒、頑張って欲しいですよね!
私は、純米酒しか興味ありませんが(^^;)
先日、初めて入った鮨屋で見つけました。
褒紋正宗-店主御勧めとありましたので頂きました。
知らなかったのですが、飲食店向けの特別な銘柄なんですね。
純米酒で旨いよって言われたのですが、どうも純米酒っぽく無いんですが、、、、
樽の風味はしました。
日本人は自国文化を評価出来ない国民のようでして、スグに外来種を持ち上げてしまいます。
世界に誇れる「日本酒」「泡盛(焼酎)」があるのに
。
業界政界の癒着や大手のエゴ、プロパガンダにより、自主性の無い日本人が操られて来た結果なのでしょうが。。。。
最近は少しずつですが、蔵元も元気になって来てますので、応援したいですね!!
ご指摘のように、日本酒、焼酎とも世界に胸をはって誇れる酒。頑張って欲しいものですね。
また、日本のものづくりの心を以てすれば、ワインも素晴らしいものが出来るはず(既にピルスナービールなどはその域に達していますね)、こちらも応援したいですね。
今後ともよろしくお願いいたします。