牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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入魂!コーン(とうもろこし)麹の魂麹@松屋浅草試飲販売&若潮酒造は三越本店だ!!

2008-04-08 10:16:53 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
先日ご紹介いたしましたように、本日より池袋三越で白鷹さんの試飲販売が開始されます。
皆々様にはよろしくお引き立ての程、御願い申し上げます。


と、思っていたら、他の催事をいくつも忘れていました。

まず、三越本店さんでは、先週からの三越・伊勢丹ホールディングス誕生祭での別撰・前田利右衛門等の展開に引き続き、本日から若潮酒造さんの試飲販売が開催。

さまざまな商品があるのですが、少し体系的に見ていきましょう。メモのご準備を。

保守本流の「さつま若潮」をまず中心に据えましょう。
これに対し、甕壺仕込+木製蒸留器と、プロセスにこだわったのが「千亀女」
この「千亀女」には麦焼酎「千亀女(麦)」もありますので比較も面白い。

また、「さつま若潮」は白麹なのですが、伝統的な黒麹(泡盛由来)を用いたのが「さつま黒若潮」
そして、黒麹よりもさらに遡り、明治期まで用いられていた黄麹(清酒由来)を用いたのが「さつま黄若潮」。


この麹違い、というのも面白い。

(※黄麹は気温の高い九州では腐敗しやすいなどの理由で黒麹にとって代わられました。現代での復活は醸造技術の進歩によるもの。また、白麹は黒麹の突然変異ですので、黒麹とは縁続き。この辺りは酒造組合中央会のHPにも詳しく出ています)


今回のイチ押しは、、、、この「さつま黄若潮」としましょう。
清酒を思わせる華やかな香り、ほのかな甘みの中にキレもあります。

ここらでちょっと、閑話休題


さて、次へ行きましょう。
明日からは松屋浅草店で、田崎酒造さんの試飲販売が開催されます。
田崎酒造さんのラインナップも多彩です。
メインの「七夕」黒麹バージョンの「黒七夕」ときます。この辺りは先ほどの若潮さんのバリエーションと同じ趣向。

ここからがちょっと違って、原材料で工夫しています。
通常の芋の代わりに焼き芋を使ったのが「鬼火」です。黒麹バージョンは「黒鬼火」。本当に焼き芋の味がするのは驚きです。

そしてさらに原材料を工夫したものが「魂麹」です。

これは、通常、米を使う一次仕込みを、とうもろこしに代えたもの。
通常は米20%芋80%ですから、コーン20%芋80%ということになります。それがどの位違うものになるのか、、、。
バーボンからはコーンのキツさを感じますが、それ故でしょうか、15年熟成となっています。

百聞は一見に如かずとはこのこと。ネットで味を探すのではなく、ご自分で味わって下さい。

おさらいです。
 若潮酒造@三越本店は4/8(火)~4/14(月)
 灘の白鷹@池袋三越も4/8(火)~4/14(月)
 田崎酒造@松屋浅草は4/9(水)~4/15(火)
です。
東京メトロで回られる場合、池袋→(丸の内線・大手町乗換え半蔵門線)→三越前→(銀座線)→浅草がよろしいかと存じます。

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牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
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