Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

肝心要

2009年08月17日 | 修理・工作・技術
10年愛用していた扇子が壊れた。元来暑がりということもあり夏場は勿論のこと冬も常に鞄に常備し暑いとすぐに取り出し扇いでいたのだ。その扇子の要部分のプラスチックピンが折れバラバラに崩壊した。ピンの残骸はまるで人生ゲームの駒のように残る。扇子は新しいのがいくらでもあるので出せばいいのだが、この扇子には愛着がある。といっても決して高価なものではなく東海銀行でもらったノベルティーだ。折れたピンの接着再生は不可能なので、工作用の部品ストックから2.6mmのビスとナットを取り出す。これが径も長さもピッタリだった。早速工作に取り掛かる。片側の親骨はビス頭が飛び出さないよう要(かなめ)穴をザグる。反対側はナット幅でホゾ状に鑢っておく。材質がクリアの樹脂ゆえ加工性は抜群。あとはビスを中骨に潜らせナットで締めて修理完了。何度か開閉して試すもビスの緩みはなさそうだ。疲れてクタクタだった扇子の開閉動作がしっとりと腰を取り戻す。これでまたあと数年は使い続けられそう。
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