Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

木下大サーカス

2017年04月16日 | Weblog
念願のそして人生初のサーカス見物。開演30分以上前に会場に到着するも既に長蛇の列。指定席も自由席も満席となり観客の入場に時間がかかり開演は30分ほどずれ込む。購入した座席は“ロイヤルイエロー(大人4400円)”。リングサイドではないが4列目だったのでステージからの距離は近かった。少し残念だったのはテントを支える柱が邪魔でステージ中央が観難かったこと。もし自由席で観るなら柱とステージ中央を結ぶ死角席を避けステージ正面寄り前方がお勧め。肝心のサーカスは期待以上、文句なしの内容。洗練されたプログラム、猛獣用の柵や空中ブランコのネットなど進行に合わせて手際よく効率的にスタッフが動く。暗がりの中で巨大な大道具のステージ作りをしていく。その切り替えの時間稼ぎはクラウンの小劇が場つなぎを担当。全体を通してBGMやSEの音量、バランスも良い。緊張と緩和のリズムが秀逸。仕事柄、こういったアミューズメントは純粋に楽しめないものだけれど、今回は裏方さんや演出家、役者が一丸となった演目進行に感動した。命がけの見せ場があるだけに誰もが真剣、そしてサービス精神旺盛。見物した4月15日は折しも「ワールド・サーカス・デイ(WCD)」とのことで、終演後にテント前で演者との交流の場が設けられた。そしてサーカス会場近くでは動物愛護団体の抗議活動もあった。公演では猛獣使いが鞭を手にこそしていたがライオンに当てることはなく、演技を渋るライオンには(頼みますよの)モフモフ攻撃。サーカスの獣の仕事ぶりも警察犬のそれも違いを見出すことはできなかった。色々な意味で久しぶりにプロの仕事を見せてもらいました。
(開演中はテント内撮影禁止、画像は終演後のもの)
木下大サーカス
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