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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:『日本車メーカ、車IT化で中国と提携』の問題点

2024年05月12日 10時21分34秒 | 社会全般
先日ラジオで、トヨタ、日産、ホンダが軒並み自動車のIT化に向けて、かの国のIT企業と提携すると言っていたが、耳を疑った。これらの日本のトップ企業は、かの国の企業と提携する事が、どれ程危険な事なのかを分かっていないのだろうか?

これからの自動車の進化は、エンジンの性能やEV車でもなく、スマホ化と云われており、その向かうベキ方向は正直誰も分かっていない。その為、この分野で遅れている日本のIT企業と組む事は、将来への投資として不安があるのは分かる。しかし、欧米諸国ではかの国のIT製品を販売出来なくなってきている状況下で、日本の自動車メーカがかの国のIT企業と連携するとは、狂気の沙汰としか思えない。

最近、欧米の主要企業は、かの国製のパソコンを使用しなくなった。その理由は、データを盗まれる恐れがあるからである。そして、通信機器も使わない。そして、ソフトウェアも使わない法律を可決している。日本の自動車メーカはこの事を知らないハズはないだろうに…。かの国のソフトを自動車に使ったら、何かあった、急に自動車が暴走させられたり、停止させられる事もあり得る。

しかし一番の問題は、これら自動車メーカがパートナーを組みたいと思えるIT企業が日本にない事であろう。日本の社会では、IT企業を作る側も、使用する側(育てる側)も両方に問題がある。日本の大企業は国内の良いスタートアップ企業を評価せず、海外に頼ってきている事にも問題がある。今こそ日本人の力量が問われている時ではないだろうか?
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