業務&ITコンサルタントのひとり言

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能登復興に向けた私案(9回目):   6.地域が今後目指す方向

2024年05月16日 12時42分19秒 | 社会全般
(B)農業と畜産(その1)
能登は、農業で生計を立てるには、難しい地域であろう。その理由は、能登には有名な白米千枚田が有る様に、田畑に出来る様な平野や緩やかは山地が殆ど無く、小規模な田畑しかできなく、大規模化が難しいからである。しかし、山地の谷間や丘の上など、猫の額かも知れないが、使われていない土地は沢山有り、これらを有効活用する方法を考える事で、解決策を考える必要がある。

それで、森林の間に点在するこの様な農地を有効活用する為のキーワードを幾つか上げたい。
・特産品の醸成
・週末農業
・グループ化(協同組合化)
・老後の農業

能登には、農産物の特産品は多分無い。それで先ずは、能登の山間地に向いた農作物を見出す事が必要であろう。例えば、柿、栗、梅、リンゴ、梨、ブルーベリー、キウイ、アボカド等の果物、そして椎茸、等々。何かこの土壌と気候に合った農作物を見つけ、ブランド化する事が必要だと感じている。農業で一定の利益を得る為にも、地域に適した農作物を出来るだけ早く見つけ、ブランド化する事が大事である。そして、小規模ながら、利益の出る農業を醸成する上で、1次産業としての農業のみならず、加工や販売も含めた6次産業化を進める必要がある。

畜産業も、有望であろう。能登牛はまだ全国区での知名度は低いが、地域ブランドとして既に確立している。能登は緩やかな山地が多いので、農業よりは畜産場とし適している知れない。ある程度森林を残しながら、牛の畜産業を伸ばす事も一つの選択肢ではないだろうか。

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