【囲み記者会見】山本太郎 れいわ新選組代表(国会内・2021年10月15日)
解散から投開票まで17日という「超短期決戦」の火蓋が切られた。ポンコツ前首相から“表紙”を変えて戦う政権与党だが、不人気・地味首相では期待したほど支持が回復していない。加えて、共産党が大量に候補者擁立を見送るなど、ライバルの野党は一本化が加速。その結果、閣僚経験者や当選回数の多い大物たちが、予想外の厳しい戦いを強いられている。
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自民党など政党の情勢調査、週刊誌や専門家の予想などを参考に、当落線上にいる21人をリストアップした(別表)。現職大臣が2人含まれる。まさかの落選なら、ほとんど仕事もせずに内閣を去ることになる。
それぞれに地元事情があるだろうが、共通するキーワードは「不祥事」「失言」「高齢」だ。平井前デジタル相は、オリパラアプリをめぐる「NEC恫喝発言」やNTTからの高額接待での「取材された後の割り勘」など問題噴出、地元の評判を落としているようだ。
不祥事、失言、高齢がキーワード
金田元法相は、「私の頭脳が対応できなくて申し訳ありません」と迷答弁して国会を混乱させた。桜田元五輪相は、競泳の池江璃花子選手が「白血病」と診断された際、「がっかりしている」と発言し批判を浴びた。北村元地方創生相は、国会でしどろもどろ答弁を連発、官僚に助けられても文書を読み間違えた。「大臣時代にチョンボがあった人や旬を過ぎた人が苦戦しています。実績もないのに、年功序列や論功行賞で閣僚人事をやってきた末路です。閣僚経験者が当落線上をうろうろするとは、政治の劣化の象徴。国民の政治不信が酷くなるのは当然です」(政治評論家・野上忠興氏)
リストに東京の候補者が目立つのは、夏の都議選でも見られた自民への逆風が続いているからなのか。
小選挙区に擁立した9人全員当選を目指す公明も、安泰ではない。
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◆説明しない政治
◆一本足打法は無理?
◆核なき世界どう実現?
◆月の労働時間は230時間超え
◆どれだけ残業しても上限は月24万円
◆「低賃金で搾取」の抜本見直しを
正社員で働いた会社を辞め、今月から労働組合職員になった渡辺さん。働く人を支援する側に回ると自分と同じ経験をしている人が多いと実感した。衆院選で「分配」を訴える各党には「低賃金で搾取されるような働き方を根本的に変える政策を」と願う。(山田晃史)