風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

光と緑の新潟紀行 4-2

2014-08-04 | 中部(甲信越)
4-1からの続きです。

○ キョロロの森ランチ





美人林のすぐそばのキョロロの森でランチにしました。



「長い間 待たせてごめん~♪」
「ほ~ら 足元をみてごらん~♪」
などと歌いながら、二人で店内に入ります。(Kiroro)



野菜カレーにしました。そういえば昨日もカレーだったなあ。
今度は大きな夏野菜がゴロゴロ入っています。
食べごたえがあって、ヘルシーなのに、相当おなかがパンパンになりました。



ここも、芸術祭の拠点となっている場所です。
入り口には、現代アートとは関係ないのに、なぜか亀が3匹いました。



カメたちがかわいくて、しばらく見入りました。



四国百八カ所巡りの石碑近くにもアート作品があったことですし、「大地の芸術祭」は、かなり広い範囲でアートを展示しているんだなあという印象。
町おこしが主な目的だからでしょう。



横浜トリエンナーレは、みなとみらいから山下公園あたりと、かなり場所は限定されています。
地域への根ざし方と地元の協力体制、そしてなんといっても活用できる土地の広さが違うようです。



モダンアートと土地の寺社が共存している、不思議な場所です。



これは双体像祖神。ピントが合っていませんが、どちらも僧侶という初めて見るコンビでした。



○ ポチョムキン

それから「ポチョムキン」という現代アートを見に行きました。
戦艦ポチョムキンしか想像できません。
おもしろい響きにもうすでにツボを持って行かれている気がします。



川を超えて、橋を超えて。



河原沿いの長細い敷地に作られた、赤錆鉄のオブジェ。
作家はフィンランド人でした。



うーん、どのあたりがポチョムキンなのか、全っ然わかりません。
川沿いにある鉄のものだから、戦艦を意味しているのかもしれません。



まあ「わからなーい」と二人で言いながら首をひねるのも、なんだかおもしろいです。
ポチョムキン内のタイヤのブランコに乗って遊びました。



矢放神社という、気になる名前の神社に行くと、社号碑には「金毘羅権現」と彫られていました。
かつて、神仏習合時代には、その名で祀られていたのでしょう。



橋の欄干に双体道祖神がいました。今度はちゃんと男女のカップルでした。



郊外に広がる水田。稲穂が垂れ下がってきて、収穫の時はもうすぐです。



山間をずっと通っていたので、突然雨が降ってきたりしました。
やはり山の天気は変わりやすいものです。

○ 夏の通行止め

ドライブ中に見かける表示で、冬季封鎖する場所がところどころにあるのがわかります。
「もしもなにかあったらこわいから」と、夏の今でもそうした道を避けている彩を見て(雪がなくても過酷な道なんだろうなあ)と思いました。

こんな真夏でも、交通封鎖している道路があり、バスやトラックなど大型車量が窮屈そうに迂回していました。
なにがあったのでしょうか。

○ 冬はスキー天国



塩沢の辺りを通り、「この辺は、上越国際スキー場のそばよ」と教えてもらいます。
言われて見回すと、確かに旅館やペンションが多いなと思います。



塩沢スキー場で滑ったことがあるので、この辺りは前に通ったことがあるかもしれませんが、雪景色とは全く景色が違うため、記憶にありません。
夏に見ると、水田がたくさんあります。
みんな、夏の間は農業をしているんでしょうね。





いろいろ情報が書かれているけれど、一番目に飛び込んできたのは、やっぱり「直江兼続の生まれ故郷」ということ。



長岡でもこのカネツグ自販機を見ました。地元に愛されている武将ですね~。



○ 雪国まいたけ本社

最後に、雪国まいたけ本社横にある物産展に寄りました。



ここでお土産を大量購入。
その場できのこをもぎって直売してくれるという張り紙を見て、さっそくお願いしました。
私の注文を受けて、係の人が、ヘアキャップとマスクとエプロンと手袋を身に着け、無菌室に入って詰んできてくれました。



しめじとえりんぎでした。
あれ、舞茸じゃないのね?
慣れない私が、頼み方を間違えたようです。
しめじもえりんぎも好きなので、そのままありがたくいただくことにしました。

○ 山を越えての帰り道

ここで彩とはお別れ。
彩ちゃん、3日間プラスアルファ、すっかりお世話になりました。
どうもありがとう!
「家で飲んでねー」と、物産展に売っていた「新潟限定風味・爽快サッポロビール」を渡しました。
まだ飲んだことがないそうなので。



行きと同じ六日町ICに向かいます
早めに到着し、ちょうどバス停に着いた時に、私の乗る1本前のバスが到着しました。
それから1時間、のんびり次のバスを待って、帰りました。



辺りがまぶしくなってきたので、ふと顔を上げると、山々の尾根に沈みそうな夕日が見えました。
山肌をあざやかな夕日が照らしていきます。
旅の終わりにふさわしい、美しい光景でした。



○ epilogue

いい旅行でした。彩はあちこちに連れて行ってもらい、これまでよく知らずにいた新潟の広さを実感できました。
本当に、大きな県なんですね。しかも南北に伸びているので、文化が違うことにも納得です。

特に新潟の山間部には、スキーで行ったことくらいしかなかったので、土地の奥深さを知ることができました。
カエルにトカゲ、サルと、いろいろな野生の動物にも遭い、(自然の豊かな地方っていいなあ)と思いながら、リフレッシュを終えて、熱帯夜の広がる都会へと戻っていきました。

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