魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

船着き場&想像力をかきたてた小さな団地

2017年12月07日 | マイナー探訪
う~ん、なんてことない場所なんだけど、ちょっとした哀愁はある場所。

誰が来たから、誰が通ったから・・・な~んて言い出したら世の中きりがない。


でも、とりあえずは東彼杵のこの地より、二十六聖人殉教の地とされる長崎市の西坂町へ
向けて、船に乗ったわけだ。かつての長崎街道から脇道に入った場所になります。




やたらとデカい。こんなデカいの作ってどうすんの?(高さ2m以上、横は3mくらい?)
もっと厳かにささやかに作る方がシブいとは思う。(マイナーマニアの意見ね)




石碑の下の説明版がこちら。






この石碑の場所のすぐ先が海岸です。





海へ向かいます。





この場から船に乗ったということです。



とりあえずどんな権力者が国や土地を支配したとしても、人の心の中までは支配できません。

私はクリスチャンではありませんが、同様に他の宗教でもまったくありません。

でもこの時代はきっと状況が違うのでしょう。何かにすがることが生きていく上で必要だった
のかもしれません。




案内板がありました。





果たして、今現在のこの地でも、昔の切なかった船乗り場でも、
同じように光は射し、海は輝いています。


このマイナー度がなかなかシブいです。





ところでこのすぐそばの団地が、私は味わいがあって、船着き場よりも興味を覚えました。



私が映画監督なら、こんな場所、何かのロケで使いたいと思ったくらいです。


刑事が聞き込みに来て、

「そうですねー、A子さんなら、1年ほど前まではあのお店にいたけど、それから先はよう
知りません。たしか当時、彼氏がおったようですけど、私はそれ以上は・・・」
なーんて答えつつ、ホントは昔を忘れて暮らす重要参考人の知り合い?!みたいな・・・


もしくは昔結婚するはずだったが、やむを得ない事情で結婚できず、離れ離れになって別々の人生を。
しかし歳を取ったある日、その彼女がここにひとり住んでいるのをたまたま聞きつけ、訪れることに。
再会し見つめ合う。彼女はハッとし、持っていた洗濯物を落として・・・

そんなシチュエーションってどうよ。(笑)

なかなか想像力をかきたてる探訪でした。




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