振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

紅葉の福知山線廃線ウォーキング

2023-12-01 21:16:03 | 日記
今年で3回目になると思うが、旧友のM氏と廃線ウォーキングに行った。

場所は約40年前に廃止された旧国鉄福知山線の線路敷のルートで、現在のJR福知山線の生瀬駅か武田尾駅から徒歩でアプローチできる。廃止直後は閉鎖されていたが、約8年前から開放されて桜や紅葉のキレイなハイキングコースになっている。

M氏とは午後0時過ぎにJR尼崎駅のホームで合流して、新三田行きの快速電車で武田尾駅向かった。途中、川西あたりでパラパラと雨を降らせる時雨雲に出くわしたが、武田尾駅に着いた時に雨は上がっていた。雨だと昼の弁当はどこで食べようかと心配していたが、太陽も顔を出したので大丈夫そうだ。






武田尾駅からだと廃線は武庫川沿いの左岸を下流に向かい、生瀬駅方面に続く4.7キロのコースになる。







コースの中には最短で91メートル、最長で413メートルのトンネルが6か所ある。照明は全く無いので中は暗い。長いヤツは多少カーブもしているので出口も見えず、真っ暗だ。今回はウッカリして懐中電灯を忘れて来たので、スマホの照明アプリで足下を照らしながら歩いた。

レールは撤去されているが枕木や大小の砂利が残っていて、トンネル内では照明がないと歩けない。



トンネルを2か所抜けると右手に広場があり、ベンチなども設置されている。また、河川敷に降りることも出来るので、ここら辺りが昼食や休憩のスポットになっている。







また、この広場の周辺には紅葉が多く、この時期では一番の見どころだと思う。





紅葉がじゅうたんのように敷き詰められていた。





昼食の後で更に下流に進み、トンネルを1か所過ぎると鉄橋がある。コースはここで武庫川を渡り、右岸を進むことになる。鉄橋には枕木も砂利も無くて板が敷いてあり、歩きやすい。下も見えないので怖くもない。

鉄橋を渡るとすぐにトンネルに入り、これを抜けると武庫川は急流になり、水音がゴーゴーと鳴っている。

この地点で廃線コースの半分も来ていないと思うが、ここで休憩した後に武田尾駅に戻ることにした。生瀬駅まで行くとコースを出た後は車の通行量が多く、歩道の狭い国道沿いを1キロ歩くことになる。ダンプなど大型車も多くて怖い時がある。

それにプラス、戻ったほうがトイレに近いことも大きな理由。



折り返した地点の近くに線路の枕木がたくさん積まれていた。交換用にストックされていたのに使われることなく放置されたと思われる。レールは撤去されているのに枕木は再利用の価値が無かったのだろうか?




よく見ると枕木の両端には鉄のリングが打ち込まれている。リングの幅は2センチ程度だろうか、枕木にヒビが入ったり割れたりしないようにしているのだろう。長い年月が過ぎ、リングが脱落している枕木もある。

枕木にこのような仕掛けが施されているのは知らなかった。

















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