振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

九州航路のフェリーに乗ってみて(2)

2017-09-24 13:37:42 | 日記

バイクツーリングのために乗ったフェリーサンフラワーだが往路は別府まで「こばると(9245t、1998年就航)」で、復路は志布志から「きりしま(12418t、1993年就航)」だった。

名門大洋フェリーに比べるといずれも就航から年月が経っているので設備などに差があるのはやむを得ない。最下級のエコノミー(サンフラワーではツーリストと呼ばれている)での比較だが名門大洋フェリーは20~40人の部屋で真ん中に通路を挟んで両側に乗客スペースが並んでいるのに対してサンフラワーきりしまは体育館のような大部屋で仕切りは全くない。バッグなどを置くための棚もなく、満員でもなかったので空いてるスペースに適当に置いた。席番はカーペットに打ち込まれたプレートに表示されていた。

こばるとの方は高さ1メートルくらいの荷物棚で仕切られているが空間的には大部屋だ。

40年くらい前に新日本海フェリーで北海道まで往復したことがある。その当時も大部屋に変わりはないが席番などはなくて毛布と小さな枕をもらって先着順に適当にスペースを確保していた。お盆の時期で満員だったので止む無く夜中に甲板に毛布を敷いて横になっていたら誰かに股間を踏まれて痛い思いをしたことを思い出した。

サンフラワーきりしまは来年の就航25年を迎えて新造船に更新されるようだ。どんなふうになるのか一度乗ってみたい気もする。

また、きりしまに乗って夕食を終えてレストランを出たところで船内スタッフから星空教室に参加しないかと誘われた。夏の期間限定の企画のようで、通常は甲板に出て天空を見上げての教室らしいが生憎と台風の影響で揺れているので船内のレストルームでプロジェクターを使った講義になった。

40分間くらいで女性の講師が説明する月や星座、天の川の話に聞き入ってしまった。町明かりのない暗い太平洋の海から見える星空は素晴らしいようだ。今回は残念だったが新造船が就航したら月の現れない日を選んで乗船するのもありだと思った。


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