らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

証券取引所

2017-10-19 | 時事

株式市況が好調のようです。
18日の日経平均株価は、終値が前日比26円93銭高の2万1363円05銭で、12日続伸しました。
12日続伸は2015年5~6月にかけて以来の連続上昇であり、今日19日も上昇が続けば1988年2月以来29年ぶりの長期上昇となって、「バブル期」の記録に迫るようです。

報道では、18日の相場は、東証1部では値下がり銘柄数が全体の6割を超え、これまで堅調だった中小型株が息切れし、個人の利益確定売りに押されているようですが、それでも日経平均が上昇基調をつないだのは、主力銘柄が勢いを保っているのだそうです。

この背景には、海外勢からの買い注文が安定して入っているからのようです。
その多くは日経平均先物などを利用した買いや、大型の好業績銘柄をまとめて買う動きで、日本株相場全体が上昇する恩恵を得ようとする海外勢による「日本買い」が続伸記録の原動力になっているということです。

ところで、株式を売買する所は証券取引所ですが、世界最古の本格的な証券取引所はオランダに設立されたのだそうですね。
世界の金融の中心地、イギリスやアメリカではないようです。

調べてみると、世界最古の本格的な証券取引所は1602年にオランダのアムステルダムに設立されました。
17世紀初頭と言えば日本では1600年の関ヶ原の後、1603年に徳川家康が江戸幕府を開きますが、その頃、オランダは既に金融の先進国だったようです。
背景には、当時、アジアと貿易を行うオランダ東インド会社が世界で初めての株式会社になった事から、株式の取引が活発になり、この事がきっかけで取引所が設立されたのだそうです。

一方、現在、世界3大金融街の一つであるイギリスでは、オランダより170年も遅れて取引所が設立されます。
ロンドン中心部のコーヒーハウスに商人らが集まって取引していたようであり、この店が1773年に会員制の証券取引所になったと言うことです。
後に、このエリアは世界3大金融街の一つ「シティー」に発展したのです。

日本ではさらに100年遅れ、明治になってから設立されます。
1878年に近代化を目指して実業家の渋沢栄一らが尽力し、東京・兜町に東京株式取引所(現・東京証券取引所)を創立しました。
現在、東証の上場企業は3500社を超えていますが、初年度は第一国立銀行(現・みずほ銀行)などわずか4社だったそうです。
最初は株式より、明治維新後に大量発行された公債の取引の方が多かったようです。

株式市場の活況は経済界の活況の証でもあります。
民主党時代には日経平均7000円台の最低を記録しました。
色々な背景があるとは言え、あの時代には戻りたくありませんね。


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