らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ピカイチ

2015-04-20 | 雑学

ピカイチと言う言葉があります。
漢字では「光一」と書いてピカイチと読みます。
意味はご存知のように、多数の中で最も傑出していること、とび抜けて優れていることを指す言葉です。

でも何故、最も傑出していることを「ピカイチ」と言うのでしょうか?
今日はその語源を調べました。

この言葉は花札から生まれた言葉です。
花札には1点しかない「カス札」から5点札、10点札、20点札の4種類があります。
花札には全部で48枚の札がありますが、そのうち、5枚ある20点札のことを「光り物」と言います。

ピカイチは花札の手役の一つです。
初めに配られた7枚のうち、6枚までがカス札で、1枚だけが光り物の「20点札」である状態をピカイチと言います。
この役は、実際にはありがたくない手札であり、相手の2人からは同情点として40点ずつもらえるそうですが、20点札を「光り物(ピカ)」ということから、この役は「光一(ピカイチ)」と呼ばれ、ここから転じて「とび抜けて優れていること」の意味になったそうです。

私の周りでは、昔、M君というピカイチがいました。
彼は高校時代の3年間、常に学業が学年で首席であり、同級生200余名に一度も譲ることがありませんでした。
現在でも交流があるので、そのことを聞いたところ、「負けるのが嫌だったので勉強した」と当時を振り返っていました。
努力でピカイチになれることを実証した凄い男の回想をご紹介しました。