プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

武智修

2022-07-20 20:33:53 | 日記
 武智という選手は、いろんな意味で忘れられない男だ。投手なのだがバッティングはよく、投げない時は二塁を守った。小ぶとりのずんぐりしたタイプ、いつも気むずかしい顔をしていた。カープのユニホームを着る前は阪急にいた。二十五歳。これから芽を出す有能な選手を浜崎監督が譲ったのは、扱いにくいためではなかったろうか。酒が好きだった。昔、阪神に西村幸生という投手がいた。酒好きで、酒仙投手といわれたが結局は酒で寿命をちぢめた。時の監督が石本秀一。「女の影響は一時期ですむが、酒はじわじわ体をダメにする」ときびしかった。その石本監督の目を盗むために武智はご飯に酒をかけ、お茶づけに見せかけて酒を飲んでいたというエピソードがある。そんな男だからマウンド度胸は満点。スローカーブを使ったぬらりくらりのピッチングで阪神に強かった。二十五年三月十日、平和台での開幕ゲーム対西日本戦では内藤をリリーフ。惜しくも敗戦投手になったが、十六日の広島での対阪神戦では4-3で完投勝利を飾り、2勝目をもたらしている。打者として優秀だったことは前にふれたが、二十五年度には75試合に出て2割6分5厘。以後3割1分4厘、2割5分5厘としぶといバッティングを見せ二十八年近鉄に移った。
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アンダーソンゴメス

2022-07-20 20:31:59 | 日記
2003年
昨年のシーズン途中にテスト入団したブラジル人投手。身体能力の高さには目を見張るものがあり、150キロ級の直球を投げる。また、性格も明るくみんなの人気者。日本語も少しではあるが覚えつつある。まだ18歳と若く、野球歴も浅いため経験を積むことが必要だが、将来のホークスを担う大投手になれる逸材である。


元サッカー選手、野球を始めて3年目。昨年4月に来日、テストに合格。154キロの速球が武器。ただしコントロールに不安が残る。将来性を買っての入団だけにもう1年くらいはファームで制球力アップを。


2004年


メジャーのスカウトが食指を伸ばしたこともあるブラジル出身の逸材。昨年は二軍戦(5月20日・広島戦)で5回を2安打無失点の好投を演じ、初めての白星をつかんだ。身体能力は驚くほど高く、オフに帰国後もトレーニングを続けるなど練習熱心さを持つ。いっそう野球に精通し、伸びのある150キロ超の直球をはじめすべての面でレベルアップを果せれば、必ず福岡ドームを沸かせるスターになるはず。


2005年


来日当初から「3年やって(投手として)結果が出なければ野手転向」と言われていたが、本当に外野手へコンバートされた。身体のバネの強さには目を見張るものがある。パワフルな打撃と驚異的な足を持つ。未完の大器だ。

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カスティーヨ

2022-07-20 20:26:57 | 日記
2002年
今季、レッドソックスから入団。マウンド上での迫力ならチーム1。投球自体は器用で多彩な変化球や時折サイドから投げる幻惑投法を披露する。先発陣の一角に食い込むことができるか。


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木村昌広

2022-07-20 20:26:57 | 日記
1999年
長身(191㎝)から投げ下ろす角度のあるストレートは威力十分。キレのよいスライダーも彼の持ち球で、最大の武器は落差の大きなフォークボールだ。アマチュア全日本メンバーで昨年暮れ、タイのバンコクで開催されたアジア大会でも活躍を見せた。当然、即戦力としての期待がかかる。


2000年


ルーキーイヤーの昨シーズンは、同期の川越、徳元に先を越される形となったが、実力的には全く引けをとらない。191㎝の長身から繰り出すストレートとフォークのコンビネーションで一軍ローテ入りを狙う。


2001年


苦い思い出を、宝物にする。昨年、唯一の先発で一死も取れず、4失点KO。「自分の悪い面が全部出た。いい勉強になった」以来、フォーム改造に着手。加藤、戎ばりの柔らかいフォームを身につけた。失敗をバネに木村が大きく飛躍する。


2002年


オリックスからテスト入団した193㎝の長身右腕。150㌔近い速球を活かした投球が持ち味だ。「中日と契約できた時は感動した。名古屋の人たちに強気で押す投球を見てもらいたい」プロで野球が続けられる喜びを胸に、再びマウンドへ上がる。課題は制球面、安定感さえ増せば、チームが誇る強力投手陣に割り込む可能性は十分にある。「自分には実績がない。新人のつもりでがむしゃらにやる」1軍では未勝利。古巣で果たせなかった夢は新天地で追う。

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