プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

井手元健一朗

2021-04-30 22:05:10 | 日記

1992年

ドラフトで中日が指名した唯一の左腕投手がこの井手元。昨夏の甲子園で松商学園・上田(日本ハム)と延長16回の死闘を繰り広げた末に敗戦したが、孤軍奮闘で投げ抜いた姿は多くのファンに感動を与えた。5位指名という下位順の指名には本人も意外だったようだが、そのくらい負けん気がなくてはプロの世界で生きていけない。「これからは自分の力次第」と、気合を込めている。

契約金4000万。昨年夏の甲子園出場。延岡学園に完投したあと、上田(日本ハム)の松商学園と対戦。両投手の投げ合いが続いたが、16回裏一死満塁でサヨナラ四球を与えてしまい涙を飲んだ。しかし三振をとれる投手で東海のドクターKと呼ばれた。

1993年

一昨年夏の甲子園、松商学園上田(日本ハム)と延長16回の死闘を演じた左腕も、1年目はひじ痛との戦いに明けくれた。同じ四日市の高校からプロ入りした小倉(グランパスエイト)は1年目から活躍し「刺激になる」と井手元。負けるわけにはいかない。

1994年

ことしに期待がかかる、若手左腕の成長株だ。いつもニコニコと笑顔を絶やさない左腕も、マウンドに上がれば別人。140キロ台の速球に大きく割れるカーブも交えて、打者をほんろうする。1991年の夏の甲子園では延長16回の投げ合いも演じ、大舞台での度胸も満点。入団1年目は左ひじの故障に泣いたが、昨年はファームの中心投手としてチームの勝ち頭の11勝を挙げる活躍も見せた。「まずは一軍で投げること」と、目標を掲げる。

1995年

昨季は悔しい思いをさせられた。野口、佐々木らと、一軍予備軍と期待されながら 同じ左腕の野口に出世レースで先を越されている。秋季キャンプでは、井手元の童顔が厳しくなった。本来は負けず嫌い。その性格がムクムクと頭をもたげてきた証拠でもある。今年の目標は、もちろん「開幕一軍」野口ばかりではなく、キク山田、北野ら先輩も、関門となって立ちはだかる。今度は野口との初勝利レース。もう負けるわけにはいかない。

1996年

期待が高い左腕である。昨年は英才教育の一環としてアメリカへ野球留学した。帰国後、4試合に登板して中継ぎながら2勝をマーク。防御率1.93が光った。「勝ち星はラッキーだっただけです。実力でつかんだとはとても言えない」いたって謙虚に本人はいう。四日市工高時代は上田(松商学園高ー日本ハム)と延長十六回の死闘を演じた左腕も5年目。おとなしい男だが、一軍定着へは闘志を前面に押し出すことも必要だろう。

1997年

郷土(三重県)から注目のルーキー小山が入ってきた。プロ6年目を迎える先輩の井手元が、大きな刺激を受けているのは確かだろう。昨季の秋季キャンプでは、フォークボールの完全マスターを目指し、ブルペンで投げ込む背番号51がいつも見られた。昨年オフは5年間の合宿所を無事、卒業。いよいよ今年が、独り立ちの年ともなる。「ある程度自信がついた分、よけい、しっかりせんといかんと思う」左腕王国。その一角をになうハラだ。

1999年

台湾球界行きの要請を断った。昨春に左ひじを手術。もう1年、日本で勝負したい という井手元の強い気持ちが、球団を押し切った。「もう状態は戻った。左投手の中では出遅れているから、アピールしたい」おとなしい男が珍しく声を大きくする。フィールディングのよさはチームでの一、二を争う。足も速い。抜群の野球センスで左腕争いに参戦だ。

2000年

プロ入り9年目で中日ドラゴンズから移籍。鋭いフォークを武器とする技巧派左腕で、意地にかけても存在感の誇示に燃えている。「チーム全体がとても明るいので、早く溶け込めました。とにかく今年一年が勝負という気持ちでシーズンに挑みます。大事な場面で投げることが多いと思いますから、いつでも投げられるように準備しています」

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神野信也

2021-04-30 07:13:33 | 日記

1992年

契約金3500万。中央球界では無名だが、四国では有望な投手とされていた。昨年夏も県大会前まで優勝候補にあげられていたが、2回戦で敗れ甲子園の夢は消えた。伸びのある速球とカーブ、スライダーなど多彩で、ピッチングに幅があるといえそう。

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寺本四郎

2021-04-30 02:23:22 | 日記

1999年

昨春のセンバツを経験している左腕エース・寺本がひと冬越して課題だった制球力をつけ、控えの右サイドスロー・高橋も成長した。打線でも不動の4番の寺本は切れのよいカーブ、スライダーと重い直球が武器。高橋は豊富な球種を低めに集め、守備陣との呼吸は抜群だ。

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木村基治

2021-04-29 11:24:16 | 日記

1975年

五月中旬から16連勝と好調。主戦木村は本格派の速球投手。

木村ー上杉のバッテリーは一年の時からとあって呼吸もピッタリ。今大会屈指の好投手として各チームからマークされている木村は、打者の手もとで伸びる豪速球とカーブをおりまぜ、評判通り安定したピッチングで伝統の早鞆打線から三振11を奪い散発3安打に抑えた。

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中谷剛

2021-04-29 11:04:58 | 日記

1964年

東京オリオンズは九日本県糸魚川商工の中谷剛投手(17)の入団を発表した。176㌢、67.5㌔、右投げ右打ち。中谷投手は新潟国体の県代表チームのエースとして活躍、二回戦で北海高を3-2で破り、準決勝では選抜大会準優勝チーム尾道商と互角に渡り合う力投を見せて一躍注目を集めた。速球、カーブを主とする本格派。なお本件出身の現役プロ野球選手は昨年電気化学から大洋入りした平野投手と二人となる。

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東瀬耕太郎

2021-04-29 10:55:19 | 日記

1989年

2番手は左腕・東瀬。昨秋までの実績はさほどないが、切れのいいスライダーと左腕独特のシュート気味のクセ球を持つ技巧派。卒業した中川の穴を埋める投球はできそうだ。

ヒーローは3安打でリーグ戦初完封をやってのけた東瀬だ。1球ごとに帽子がズレるダイナミックなフォームで打者の内角を突くケンカ投法が実を結ぶ。エース舟山を通り越しての初戦先発。本人は「きのう先発を言われて戸惑いました」と言うが「あいつの持味は強気一本」(高尾コーチ)という性格、燃えないはずがない「打者の顔を見るとむかつくんです。だから攻めるのは内閣の速球だけ。まだ完封の実感はわきません」と自らの快投を振り返った。 先発・東瀬も8奪三振の力投を演じた。

初回・黒須にカーブを本塁打されると「逃げてはダメ、ストレートで押そう」と開き直りの投球で先の早大戦に続き今季2勝目に結びついた。

ガッツポーズをやりかけてあわててやめた。今季無傷の3連勝。それも4年目にして初めて味わう完封勝利にうれしさをこらえるのに懸命だ。「まだ勝ち点を取ったわけではないのでやめたんです。無我夢中で投げていたらいつの間にか終っていたんです」これまでの左の横手投げの変則フォームを今春の宮崎キャンプで上手投げに改造してから急に球威が増した。この日もストレート1本やりで法大を3安打。三塁を踏ませない力投だった。「カーブの投げ方がよくわからないのでインコースのストレートだけ。それを打ち上げてくれたので球がノビていると勝手に錯覚した」という。気の強さはチーム一。特にエース舟山への対抗意識は相当なもの。ふだんはピッチングにしてもランニングにしても決して一緒にしない。投げ込み不足の舟山を押しのけて東瀬が初めて第一戦先発の大任を果した。「バッターの顔を見るとムカつく。相手を抑えるよりバッターと1対1の勝負で投げた」向こうっ気のちう良さが東瀬の真骨頂だ。

1990年

契約金6000万。3年生春に2勝1敗、秋は肩を痛めて0勝0敗だったが、昨年復活、春は3勝0敗、秋は2勝4敗で、6大学通算7勝5敗。140㌔は出るという速球が武器で、6大学左腕№1といわれた。将来性は十分。

「最高のレベルのユニフォームを着られるチャンスを逃せばバチが当たる」と、強い意志でプロ野球にチャレンジだ。今久留主ともバッテリーを組んだ明治大では通算7勝だったが、4年生になってからメキメキ成長した大器。速球の威力十分で将来性ゆたかなサウスポーだ。

1991年

須藤監督をはじめ首脳陣への恩返しがプロ2年目のテーマだ。昨年8月に一軍昇格し10試合目の登板(10月10日)でプロ初勝利。「チームプレーをマスターしきってない僕を我慢して使ってくれて、1勝させてもらった。感謝しています」自分をヘタクソ、発展途上と言ってはばからない。その素直な気持ちと、しなやかな腕の振りから繰り出すスピードボールで期待度、丸特印のサウスポーだ。

1992年

昨シーズンはケガに泣いた。「最も楽しみにしていたのに、それを奪ったひとりですよ」須藤監督の評価も厳しかった。しかしそれは裏を返せば、東瀬耕太郎に対する期待の大きさを表している。12球団一とも言われるホエールズ左腕投手王国の 一角に食い込むだけの実力は十分にある。「今年はもう待ったなしですから、とにかくやるだけです」須藤監督のそしてファンの楽しみが今年はひとつ増える。

1994年

本格的な左腕ピッチャーとして入団時から期待されながら、持病の腰痛をはじめ、毎年のように故障に泣かされ、この3年間は勝ち星からも遠ざかっている。今年はファームスタートになったが、幸い腰の状態もよく、ようやくフルシーズンの活躍が期待できそうだ。サイドからのクセ球で左バッターをキリキリ舞いさせる。

1997年

大洋(現横浜)時代には中継ぎとして活躍し、広島戦でも再三、好投した。ロッテ時代に左のワンポイントとして横手投げに転向したがファーム暮らしに終わり、7年間の通算成績は1勝6敗。一度はユニフォームを脱ぐことも考えたが、広島からの 誘いに「必要とされている。声をかけてもらい、うれしい。その一言」ともう一度挑戦することにした。今年は自分の原点である上手投げに戻しての再出発。巨人の松井、中日の大豊ら左の強打者をどう料理するかも楽しみ。

1998年

移籍1年目の昨季は37試合に登板。しかし防御率5.26が示すように中継ぎとして 安定したピッチングを継続することができなかった。しかし、ピッチングスタッフが確立していない広島にとって、他球団での経験や変則的左腕であることなど、貴重な戦力であることに変わりはない。それを試合の中でどう生かすか。カープ2年目の今季が楽しみだ。

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平良幸一

2021-04-29 10:44:40 | 日記

1998年

目標はもちろん開幕一軍。コーナーを突いて打たせて取るピッチングを、球場に見に来てください。

球種 カーブ、スライダー、シンカー

得意球 シンカー

最高速 133㌔

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松元繁

2021-04-28 20:20:58 | 日記

1990年

 

昨年右ヒジ故障がなければドラフト2位候補。堀内(元巨人ばり)の大きなカーブが魅力。

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榎康弘

2021-04-28 19:15:40 | 日記

1996年

期待のホープと言われた榎も今年で6年目。一昨年は7勝を挙げ、西武キラーの異名もとった。昨年はアメリカ留学も経験し、本場の厳しさを肌で感じ精神的にもたくましくなって帰ってきた。切れのいいストレートとスライダー、縦に大きく割れるカーブを武器にローテーション入りし2ケタ勝利が期待される。今季はいち押し若手推奨株の1人である。

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北野勝則

2021-04-28 19:06:54 | 日記

1993年

昨年は、巨人とのジュニア選手権という大舞台で先発。チームは負けたが、7回まで2安打無失点に抑えた好投が光った。相変わらずのスリム君だが、左腕からの大きく割れるカーブとシュートの投げ分けは、制球が安定すれば相手打者にも脅威だ。

1994年

サイドスローへモデルチェンジした昨年は成功した。左腕であることに加え、187㌢の長身の長いリーチからの横手投げで。これにシュートやスライダーの変化球も交えて投げるのだから、打者も面食らうのは当たり前。ニューモデルの発表会だった昨年のファームでは7勝を挙げる活躍。黒星は一つもなく、無四球試合が1試合あるように、上手投げのころの課題だったコントロールの悩みも解消。ことしは、一軍定着で体と動揺に「ジャンボ」な活躍をしたい。

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若林弘泰

2021-04-27 12:40:31 | 日記

1992年

即戦力の期待がかかる。昨年の都市対抗、東京ドームで145㌔のスピードガン表示したストレートは、若林弘の大きな武器だ。ストレートとタテに割れる大きなカーブ、スライダー、フォークと変化球にも見るべきものがあり、中継ぎとしては早くから一軍入りを果せる実力を備えている。昨年暮れ、社内恋愛で知り合った津谷祐美子さん(25)と結婚したばかり。アメリカへのハネムーンもキャンセルして、プロ入りに備えただけに、1年目から活躍したい思いは強い。

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高橋一正

2021-04-27 12:04:45 | 日記

2000年

プロ2試合目、8月12日1点差一死満塁。巨人石井浩を併殺に。サイドより少し下からスライダーとシンカーを繰り出す。マウンド度胸満点、今季ブレイクの予感。

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坂口浩則

2021-04-27 12:01:50 | 日記

1989年

横手投げで、スライダー、シンカー、フォークと多彩な変化球を操り、打たせて取るタイプ。制球力には自信。尾道商3年生の春、甲子園出場。名商大では大豊(中日)の1年先輩だ。

ドラフト外、契約金300万。尾道商3年のときに選抜に出場。対中京戦でリリーフ登板した。下手投げで、案外おもしろい存在になるかも。制球力は自身があるとのこと。

1990年

安定したサラリーマン生活を捨て「練習生でも構わない」とプロの世界に飛び込んで1年。ファームでの登板機会も1度しかなかったが、多彩な変化球と、自信を持っている制球力に磨きをかけて、その日をじっと待つ。

1992年

一軍の打撃投手を務めることの多かった昨シーズン。28歳になる今年、もう後のないことは自分が一番よく知っている。横手投げからの多彩な変化球で、チャンスをつかむしかない。

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北原泰二

2021-04-26 15:22:19 | 日記

1996年

桜井とのトレード。潮崎(西武)直伝のシンカーを武器に殴り込み。サイドスローから右打者の内角をえぐる速球も威力十分。昨年イースタンのセーブ王。その投球に野村監督の目もクギづけ。「面白い存在と思ってくれれば」と本人は控え目だが、新天地での決意には並々ならぬものがある。

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小林茂生

2021-04-26 07:05:02 | 日記

1990年

直球、カーブ、フォークが魅力。体も大きく皮むければカネやんロッテの秘密兵器。練習しかない。

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