耐空証明

2018-05-26 09:48:17 | 日記
航空法に基づき、航空機の安全性について国土交通大臣が証明する制度で、航空機はこの証明を受けないと飛行できないことになっている。
国土交通大臣は、航空機の設計、製造過程及び現状について検査して、当該航空機が、安全性を確保するための強度・構造・性能に係る基準、騒音の基準及び発動機からの排出物の基準に適合しているかどうかを判断することになる。
なお、従来実施されていた「騒音基準適合証明」は、1997年の航空法の改正により廃止され、耐空証明制度に統合一元化された。

鳥インフルエンザ

2018-05-26 09:46:15 | 日記
ヒトのインフルエンザウイルスとは別のA型インフルエンザウイルスによる鳥類の感染症。水鳥類はこのウイルスを持っている場合が多いが、通常は、感染しても症状を示さないか、または、弱い病原性である。一方、感染した鳥が死亡したり、神経症状(首曲がり、元気消失等)、呼吸器症状、消化器症状(下痢、食欲減退等)等の症状を発症したりと、特に強い病原性を示すものを「高病原性鳥インフルエンザ」と言い、1878年にイタリアで初めて確認された。ただし、日本の国内法(家畜伝染病予防法、農林水産省所管)では、病原性の強弱にに関わらず、鶏、七面鳥、うずら等の家禽がH5型またはH7型の鳥インフルエンザウイルスに感染した場合を高病原性鳥インフルエンザとしている。これらのウイルスは弱病原性タイプから強病原性タイプへ変異するおそれがあり、弱い病原性を持つと思われるウイルスが発見された場合であっても、強い病原性を持つタイプに準じた防疫措置を講ずる必要があるとされるため。
人への感染については、体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごく希にかかることが知られており、これまで香港、オランダ、ベトナム、タイでの事例があるが、日常生活で鳥インフルエンザに感染する可能性は極めて低く、また、人から人への感染が確認された例もない。しかし、ウイルスは変異しやすく、人に感染するタイプに変異する可能性もあるため十分な注意が必要とされている。なお、鶏肉や鶏卵を摂取することによる人への感染の報告はない。
近年、世界各国から鳥インフルエンザウイルスの蔓延が報告されるなど世界的な問題となっている。日本でも、2004年に山口県の養鶏場のニワトリから強い病原性を示す鳥インフルエンザウイルスが確認されたのに続き、京都府等でニワトリや野生のカラスから確認され、その侵入経路や蔓延防止対策を巡って大きな社会問題となったが、大規模な蔓延は免れた。2005年にも茨城県の養鶏場のニワトリから弱い病原性を持つ鳥インフルエンザウイルスが確認されたため、直ちに蔓延防止策が講じらるとともに、その侵入経路の解明が行われている。

落葉広葉樹林

2018-05-26 09:44:57 | 日記
冬に落葉する広葉樹が優占する森林。夏には葉が繁るので夏緑林ともいう。冬に落葉する広葉樹が優占する森林。北半球ではブナ類、ナラ類、カンバ類、ハンノキ類、カエデ類、シデ類などが多い。
暖温帯の照葉樹林に比べると樹木の種類が少なく、構造も単純で明るい。林床にササ類が生育するのが日本の落葉広葉樹林の特徴である。冷温帯を中心に広く分布し、日本では本州中部や東北地方、北海道などに分布する。本州中部の山地では海抜800?1,600mに分布する。落葉広葉樹林の分布するこれらの地域を落葉広葉樹林帯または夏緑樹林帯と呼ぶ。暖温帯の照葉樹林と並んで人間活動の盛んな地域に分布するため、人為の影響を受けやすい。