自動車騒音

2017-11-25 10:22:57 | 日記
自動車の走行に伴い発生する騒音で、道路交通騒音ということもある。騒音の主な要因は、エンジン本体音、冷却ファンの音、吸気音、排気音、タイヤ音等である。
自動車騒音を低減するために、1971年以来、騒音規制法(1968)に基づき自動車騒音の大きさの許容限度が設定され、エンジンの改良や低騒音タイヤの開発等の音源対策が実施されている他、交通流対策、道路構造の改善、民家防音工事等が実施されている。しかしながら、自動車騒音は、自動車の排気ガスによる大気汚染問題とあいまって、各地で道路公害訴訟等として大きな問題になっている。

日照権

2017-11-25 10:21:57 | 日記
日照を受けて快適な生活を享受する権利という意味である。日本国憲法の第13条(幸福追求権)や第25条(生存権)を根拠として提唱されている環境権の一種である。
都市域においては、高層建造物が建設されることに伴い、その周辺の低層住宅において日照が妨害されるという問題が度々発生している。
1970年の建築基準法(昭和25年法律第201号・国土交通省所管)の改正により、建築物の高さ制限(北側斜線規制)が設けられ、さらに、1976年には同法律の改正により日影規制が設けられた。日照を巡る裁判においては、受忍限度を越える場合には、日照権に対する侵害に対して損害賠償や差止請求等の救済が与えられる。

亜硝酸性窒素

2017-11-25 10:20:02 | 日記
 化合物のなかに亜硝酸塩として含まれている窒素のことを亜硝酸性窒素と言う。水中では亜硝酸イオンとして存在する。地下水汚染の原因物質の一つ。
 硝酸性窒素と同様、肥料や家畜のふん尿や生活排水に含まれるアンモニウムが酸化されたもので、きわめて不安定な物質で、好気的環境では硝酸塩に、嫌気的環境ではアンモニウム塩に速やかに変化する。
 作物に吸収されなかった窒素分は土壌から溶け出して富栄養化の原因となる。また人に与える影響としては、嘔吐、チアノーゼ、虚脱昏睡、血圧低下、脈拍増加、頭痛、視力障害等が見られる。
 1999年には、地下水及び河川などの公共水域に環境基準(硝酸性窒素と亜硝酸性窒素の合計で10mg/L以下)が設けられた。